アナタを一番愛してる

アナタを一番愛してる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%
著者
鹿住槇 

作家さんの新作発表
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イラスト
ライトグラフII 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784861341083

あらすじ

樋川真祈の恋人は大手商社に勤める御藤波津人。仕事第一の御藤にいつも約束をスッポカされ、ただの便利な相手でいることに限界を感じていた真祈の前に、大学時代の恋人・若宮航平が現れる。何事にもルーズで真祈のことも適当に扱っていた彼とは自然消滅で終わったのだが、その航平が再アタックしてくる。そんな航平を見た御藤が真祈に執着を見せて―。

表題作アナタを一番愛してる

雑貨屋、25歳
通販お客様サービスセンター、25歳

その他の収録作品

  • そして一番愛される

レビュー投稿数1

どっちもどっちな三角関係

表題作と短めの続編「そして一番愛される」が収録されています。
両方とも、真祈の目線で進んでいきます。
三角関係で、受けが攻め以外の男に抱かれる描写があります。苦手な方はご注意ください。

真祈(受け)は御藤波と付き合い始めて3か月。仕事第一な彼にドタキャンされ続けるのに疲れて、別れようかと思った頃、友人の片山から連絡が入る。それは彼の母親が若宮(攻め)に真祈の住所を教えたと言うもので、真祈が帰宅するとドアの前に人影があって…。

真祈と若宮は大学時代に付き合っていたものの、若宮の浮気や約束を破るところが嫌になり、真祈は卒業を機に行方をくらまします。3年の間に、実家に戻るも、上司との不倫がバレてしまい、離職と同時に引っ越して再び上京し、通販お客様サービスセンターで再就職して、御藤波と交際中に、若宮が登場するといった次第です。

3年間探したと言う若宮は反省をして、復縁を迫ります。
一方、自分から誘った御藤波も、真祈に執着を見せ、若宮とやり直すつもりはないという真祈を強引に抱いたりします。

「言わなきゃ分からない」という若宮と御藤波も、ちょっと思いやりの足りない男だと思いますが、文句言わず我慢して自分の限界がきたらフェードアウトしていく真祈も相手に対して良くないと思うので、どっちもどっちといった感じでした。

ただ、真祈は御藤波に元からそれほど情はない様子ですし、再会してからは若宮のことばかり考えている状態なので、二股という感じはしません。

また、若宮も御藤波も、単なる遊び相手として真祈を抱いていたわけでないので、酷い男といった嫌悪感はありません。ただ、その分、フラれる御藤波は浮気をしたわけでもなく、社会人なら仕事優先も当然であるので、気の毒でした。

若宮と御藤波と、二人からそれほど思われる真祈ですが、それほど魅力を感じさせる描写がなかったのが残念でした。

再会もののハッピーエンドではあるのですが、御藤波が気の毒であんまりすっきりしない読後の印象でした。もっとコミカルテイストで「なんで俺こんなにモテてんの?!」という展開だったなら、楽しかったんじゃないかと思います。

続編「そして一番愛される」は、万引きに悩む若宮のために、真祈が頑張る話でした。

2

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