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ずっと二人でいられることが、一番のハッピーエンド。
shinjusurumade mattetene
凄い作品でしたがどなたもレビューをされていませんでしたので…少しでも皆さんの参考になればと思い、初めてですがレビューさせていただきます。
BLCD歴10年ほどの私ですが、はっきり言ってこんな不穏なBLCDは初めて聴きました。それだけチャレンジングな作品でした。
原作は既読していましたが、正直内容がとても辛く、メインキャラ2人にとっては幸せなエンドなのだと頭では分かっても、心では喜びがたいような大変重い内容でした。
しかしこのCDを聴けたことで、私はこのエンディングを受け入れることができるようになりました。むしろ今となっては、このエンディングしかなかったと思えます。
理由は二つあります。一つは音声表現によるエンディングの補完、そして何より、メインお二人の圧巻のお芝居です。
まず一つ目ですが、キャストインタビューでもメインのお二人が触れられていますが、ラストのシーンはCDでしかできない表現で補完されています。ああこれが2人の幸せだったのだと理解できました。
そして何より、お二人が紡がれた繊細な演技には圧倒されました。以下詳細を…
葵にいちゃん (cv斉藤壮馬さん)
中学生の容姿のまま再会という設定のため幼めの声ではありますが、可愛すぎずお兄ちゃんらしく演じられています。
抱えていた秘密が明らかになりようやく福太に全ての感情をぶつけるシーンは、本当に胸がいっぱいになりました。
また福太との絡みのシーンは可愛すぎてびっくりしましたが…媚びた可愛さではなくうちから出てきたようなお声で思わず頭を抱えました。
福太くん (cv伊東健人さん)
トーン高めのとても優しいお声で、葵にいちゃんを全力で愛してくれています。しかし話が進むほど不穏さが増していき…。
優しさの裏に少しずつ垣間見える不穏さがとても自然に表現されていて、恐ろしくさえ感じました。しかし全ては葵にいちゃんへの純粋な想い故の行動なのだとお芝居を聞いて納得しました。
福太くんの優しい声は、どこか泣きそうにさせられるような不思議な力があり、困りました…。(最高でした)
この難しい題材で見事に「メリバ」を演じ切られたお二人は本当にすごいです。キャラクターを考えると納得のキャスティングでしたが、想像以上でした。ここまで演技力が問われる作品はそうそうないのではないでしょうか…。
ちなみに特典CDの「八畳一間のディストピア」は、タイトルこそ不穏ですがこのドラマCDの中で1番可愛らしいパートになっていると思います。なぜ特典になってしまったのか…と思いますが、おすすめです。
拙い内容ですが参考になりましたら幸いです。
一応核心的なネタバレはありませんが、ネタバレありです。
原作既読です。
タイトル通りなのですが、聞き終わっての感想はリピしまくりたいようなしたくないような気持ちです。
まず、1〜6話ぐらいまでの平和な部分について。
結構絡みがおエロいです。原作こんなエロかったっけ?と思って読み返してみたら原作も割とちゃんとエロかった…でも音声の方がよりエロいなと思いました。
そろそろ斉藤壮馬BLCDマイスターになりそうで嫌なんですが(笑)、このCDの斉藤さんの絡みの時のお声めちゃめちゃいいです。葵が中学生なので、声を若干幼めで作ってらっしゃるのか、かわいさがましましでした…あとかわいさが増したからかエロ度も増してて非常に…良かった…
斉藤さんにショタをやらせるとこういうことになるのね…とても良いです。あと8万回葵にぃちゃんでの絡みほしい(業が深い)
いい受けにはいい攻め、伊東さんもいいです。私ワンコ攻めあんまり好きじゃないんですけど、伊東さんの福太は結構好きかも。伊東さんの地声がそんなに高くなく、いつもより少し高めに出していらっしゃるので、高すぎない、でもお人好しな感じが出てます。福太は優しいというよりはみんなに等しく興味がないタイプですが、それをわかった上で聞くと確かに!優しさ全開じゃない感じが出ててすごいな!って思いました。
受けに気を取られて気が付かないことも多いんですけど、受けの演技がいい=攻めの演技がいいってことなんですよね。とても良かったです。
さて、肝心のヘビーなところ。
葵ターン(9TH) もう原作以上にしんどかったです。しんどすぎて聞くのやめたくなったし、ちょっと泣いてしまいました。葵の感情がもうなんか押し寄せてきてもうだめでした。はあ〜斉藤さん演技うま。原作からの変更点はほとんどないのでこれは斉藤さんのお芝居の力です。
あと特筆したいのは、「本当はもう気づいてるんだろう?僕が〜」のセリフ。原作帯のセリフです。あれうますぎない?口調は諭すようで優しいのにどこか悲しくて…あそこ聞いた瞬間泣いちゃいました…しんどすぎ。
次 いろいろなことがわかってからの福太ターン(10TH)。原作からは狂気?を感じたのですが、音源からは狂気というよりは、葵への愛情からくる強い憎しみを感じました。これが音声化の強みですよね。
福太の愛情って狂気的というか盲目というか一直線が過ぎて狂ってるので、狂気を感じるのも間違いではないのですが、着目すべきは葵への愛だと思うんです。漫画では憎しみを表現するのが限界だと思うので、音声化されることで福太の感情がより理解しやすかったなと思いました。そこまでちゃんと表現できる伊東さんすごすぎ…
聞いていてつらいのでなかなか聞く気になれませんが、声優さんの演技が良すぎてリピしたいなの葛藤中です。
万人にお勧めすることはできないですが、こういう系大丈夫な方には是非買ってほしい作品です。
この作品は漫画とCDどちらもお勧めします。
もちろんおおまかなストーリーはどちらも同じななのですが、漫画でしか伝わらない部分、CDでしか伝わらない部分がそれぞれあり、自分の中では何周しても毎回新視点が見つかるぐらい驚きに溢れた作品でした。
福太らしさ、葵兄ちゃんらしさがそれぞれ表現が素晴らしすぎて形容できる言葉が、見つかりません笑
伊東健人さんのお兄さん系ボイス、斉藤壮馬さんの可愛い系ボイスに沼った方は確実におちると思います。
是非、漫画視点、CD視点、同時視点、それぞれお楽しみください。