165
Arabian propose
二人が初めて出会った夜の様子です。慧視点です。
慧が初めてシャディールを見たときの印象は、獅子でした。見事な金髪に青い瞳。白い民族衣装。王族の風格があり、慧は自分も将来こんな世界中の人達と渡り合う仕事がしたいと思います。
人を避けてテラスへ行った慧にシャディールが声をかけて。思わず後ずさり、結局話さず逃げてしまう慧。
本当は話してみたかったな…。
そして一年後…。
なぜBLのアラブ物の攻めは王族で、妃の母が白人で、本人も金髪碧眼なのか問題。前から気になってました。やはり萌えポイントなんですね。アラブの濃い顔の髭のある攻めも読んでみたいです。
こちら、「アラビアン・プロポーズ~運命の獅子~」の電子限定SSです。
本編では攻めのシャディール視点で語られていた、二人の初めての出会い。
こちらは受けの彗視点のお話になります。
国王の誕生パーティーに、外交官である父親に伴われて出席した彗。
一息つこうとバルコニーに出た時、まるで猛樹が獲物を狙うかのように近づいてきたのが、シャディールでした。
シャディールに突然話しかけられ狼狽える彗でしたが、シャディールが従者に呼び止められたのを幸いに身をかわし、ホールに戻ります。
ライオンのように印象的なシャディール、きっともう会えないなーと思っていたけれど…
と締め括られるお話。
その一年後、二人はパブリックスクールで再会を果たすことになるのが本編の内容ですね〜
初めて会った時からずっとずっと、シャディールの目は彗を狙って離さなかったんだなあ、とニヤっとしてしまうSSでした( ̄∀ ̄)