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goshujinsama wa yabai yatsu
作家さんの新作発表
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シリーズの2冊目です。3冊目への誘引はないですが、前作は読んでないと分からないと思います。受けが攻め以外にキスされたり触られたりしますので、苦手な方はご注意ください。
1冊丸ごと表題作です。怜(受け)の視点で進みます。
怜はバーテンダーのバイトをしていて、ヤクザの将典(攻め)と知り合いますが、本職は政徳大学の非常勤講師です。将典と恋人同士になり同居して…と幸せなはずなのに、将典の周辺はなにやらキナくさいですし、怜は大学でエリート教授に迫られます。
それぞれ別の問題だと思っていたら、実はつながっていたというのが面白かったです。怜のピンチに将典が助けに来るというお約束も良かったです。前作で二人のキューピットになった陽子(将典の従兄妹)にも恋人ができそうという感じのハッピーエンドでした。
シリアスよりコミカルな雰囲気の作品です。将典はヤクザだし、言葉も乱暴ですが、怜が好きなのが垣間見えるので安心して読めます。(怜は不安になりますが。)麻生先生のあとがきイラストのまったりした二人も素敵でした。
シリーズ2冊目もやっぱりちょっと懐かしい感じのする王道BL展開です。色々とトラブル(事件)は起きますが、そうシリアスな展開はありませんので気軽に読めます。
相変わらず主人公の高村さんは大学講師というインテリ職業が本業のはずなのに、あまりそういう感じがしません。本作では学会関連のエピソードとかもあるのに、やっぱり地の文の軽い語り口調のせいなのか…。バーのマスター業の方は板について色気も増量しているようです。
そして1冊目でも思ったのですが、ヤクザの横溝さんが表紙イラストを見ると、とても甘い雰囲気の優男なのですが、中身を読んだ印象では、もっと野性的な感じのハンサムの方が良いような気もしないではありません(個人の感想ですが)。