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hitodenashi no koibito
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
会話のテンポとか、ノリがよく、ちょっとひねりも効いていて、読んでいて楽しかった。
まず、 主人公の瑞樹の性格が良い、そして、竜崎もイイ性格してる
瑞樹は、高校が一緒だった青山が、やくざになっても、普通に友達付き合い(っていうか、瑞樹が完全に青山を牛耳っちゃってる)ヤクザの事務所だろうが、臆せず平気で パンを届けにいったりする。
そこをたまたま、若頭・竜崎に見初められてしまう。
竜崎は、長身でカッコイイし、優しく紳士な態度で接してくるしで、
嫌々会いに行ったはずの瑞樹なのに、最初から、好印象
竜崎がバイで、恋愛対象として見られていることにも、初めのうちは警戒して、青山も含めた3人で、お食事程度のお付き合いだったのが、いつのまにか、しっかり竜崎のペースに
何気なく自宅に竜崎を招き入れて、一度キスされたら、後はもう竜崎の思うままに、甘ーく、あまぁーく、乱れさせられて、翌朝はお店を休むハメになるほど
二人は、そのままラブラブになるのだが、組の抗争、竜崎のお見合い話、竜崎のけがなど、ある意味、お約束の展開で、最後はハッピーエンド
竜崎、そこはヤクザらしく絶倫です。
一度落としてしまえば、時間の限りやりまくりです。
例えば、リビングのソファで2回、ベッドへ行って2回、その後お風呂でも散々弄られて、後はもう記憶がない、のに、起きたら朝また、ってな具合です。
瑞樹は、イヤらしいことは言わされちゃうし、いっぱい乱れさせられちゃいます。
他にも、病院のベッドの上とか、パン屋のレジカウンターとか、結構見境ありません。
瑞樹も青山も、心の芯が真っ当で、竜崎も瑞樹を心から愛しているし、姐さんも、他の組員もみんなそれぞれ、人としてちゃんとしているので、読後感は非常に爽やかです。
こんなに気持ちよく読めちゃう作品は珍しい
明るくさっぱりした気分になりたいときにオススメです
あらすじや表紙イラストの(私の)イメージとは違って、何ともラブラブで甘め(甘ったるいとまではいかないかな?)のストーリーでした。
読む前はもう少し殺伐としてるのかと思ってたんですよ。
瑞樹(受)がなんとも男前で口も悪いんですが(手も早い)根は素直というのか、竜崎と恋愛関係になってからはどんどん可愛くなって行きました。
私は『意地の張り過ぎ』は読んでてものすごく苛立つんですが、こういう真っ直ぐなキャラクターはイイですね。
竜崎(攻)は、瑞樹に対しては言葉も態度も終始丁寧で決して(心のうちで描いていた思惑はともかく)ヤクザの権力に任せた無理強いはしません。ヌルイという見方もできるでしょうが私はそこがいちばんよかったです。『無理矢理』が心底キライなので。
あとがきで作家さんいわく、竜崎は『意識的に裏表を使い分けている人』とのことですがその通りでしたね。ただのイイヒトじゃないところが、かえって魅力的だと感じました。
しかし、Hのときも変わらず丁寧語なのに時間や場所は選ばないのね・・・その辺が『若頭』の本領発揮か(違・・・)!?
とにかく、キャラクターがみんな感じいいんです。瑞樹のツレの青山を筆頭に組員も本家の姐も含めてみんな。
事件はちょこちょこ挟みこまれますがラブストーリーとしては結構シンプル。特に引っかかりもなくすら~っと読めます。悪い意味ではなく。
個人的に松幸さんの『無理矢理から始まるラブ(アラブ・貴族・王子さまもの多し)』を立て続けに読んでうんざりしてたんですが、これでちょっと浮上しました。
結構好きです。面白かった。
1冊すべて表題作です。
瑞樹(受け)がメインですが、竜崎(攻め)の視点も入るので心情が分かりやすいです。
瑞樹はパン屋。綺麗な外見と異なり、言葉も態度も乱暴なほど男らしい男です。友人・青山に頼まれて、ヤクザの竜崎と面会したところ、一度限りのつもりが…という話です。
最初は面白かったのですが、途中から失速という感じで惜しい気がしました。
瑞樹がヤクザの青山より上位というのは面白かったのですが、竜崎には最初からどことなく弱く、特に抱かれてからは悪い意味ではないものの女っぽいしおらしい態度でになってしまい、最初の特徴が消えてしまったのが残念な印象でした。「東京湾に沈め」と言い放つのが面白かったのに。
竜崎が紳士のようで実は策略をめぐらしており、それこそ後半に登場する女の匂いも見合いも瑞樹の店の破壊も自分が刺されるのも、裏でそうなるように仕向けてたのなら「人でなし」なんでしょうが、前半の瑞樹を落とすために青山を利用したくらいや、病院や店での強引なエッチくらいなら恋するカワイイ男というレベルに過ぎないと思いました。
ラストで青山が天の上の人である竜崎に、瑞樹のことについては別だと意見を述べるのも違和感でした。東京に沈めると脅され殴られて最初のデートのセッティングをし、ある意味瑞樹を売ったと自分でもわかっているくせにと可笑しかったです。
正直タイトルには合ってませんが、文章はとっつきやすく、読みやすいです。
また、恋人同士になるまでの波乱なストーリーかと思えば、意外と早く両想いになりましたので、ヤクザが出はするものの円満解決の甘い作品がお好きな方にはお勧めです。
タイトルと、中盤までの展開で、真の「腹黒でひとでなしな攻め」を期待してワクワクしてたんですが、普通にいい人だったので、ちょっとガッカリしました。
「ひとでなし=愛するあまり絶倫になる」という構図は、まあいいんですが、なんともかんとも「それ、ノロケやん」というモニョモニョ気分にさせられました。
あと主人公の「喧嘩っぱやくてすぐに手が出る気の強い男」という設定も、恋人相手ではまったく炸裂してなくて、そこもガックリでした。
本気で喧嘩して欲しかったなー。凛とした強さを見せつけてほしかった。
脇役の青山はなかなか良かったです。
えっちをドアの外で聞かされる青山が、気の毒すぎて笑っちゃったw