条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
kinki ni oborete
基本的に「地雷」が非常に少ない私ですが、そんな私でも苦手設定というものはあります。
それが「ガチ近親」。
本作はガチ兄弟、しかも双子で!という物語。どうかな〜と思いつつ読み出しましたが、全くの杞憂。全く苦手意識がよぎらず一気に読み終わりました。
私にはとても面白かったですよ。
特にお兄さんの始(はじめ)!
ウジウジ、ビクビク、グルグル。
弟と性的接触することに物凄い葛藤を感じて「ダメ!絶対!」ってずーっと逃げてるんです。
そこを弟の継(けい)が定期的に部屋にやってきて嫌がらせ的な言動を繰り返し、始はいつも消耗しています。
始は性に目覚める頃から「男に抱かれたい」欲求があって、いつも面倒を見ていた継に妄想の相手をしてもらいたいと考えるようになる。そして中学の時のある日、遂に一緒にオ○ニーする流れに持ち込んで…余りに気持ちよくて、それからズルズル2人の秘密を重ねていくわけです。
罪悪感が高まるけどやめられず、17才の時に継が本気で最後までやろうとしてきて、さすがにはねのけるのですがそこで兄弟の間に亀裂が入る。
そこから継は始に対して暴君となり、始は卑屈に縮こまる関係になるのです。そうでいながら始は心の中では継に抱かれたくて、でもそんな事は出来ないとグルグルの繰り返し。延々そんな展開です。
私もいつもならこういう話は好みじゃないんですけど、なぜか凄く引き込まれました。秀先生マジックでしょうか。
暴力的で俺様の継が、いつもは「始」とか「あんた」ってきつく呼ぶんだけど、時折甘く「兄ちゃん」て呼ぶんです。それがまた何とも言えず萌えるのです。
結局始が自身の願望を認めて継を欲し、2人は固く結ばれます。兄弟で近親相姦で、というインモラル性はあえて描かれず、これから困難もあるだろうけど頑張ろう的なラストになっています。
イラストは亜樹良のりかず先生。ラブシーンがお花で彩られるのがお約束で、私は大好きな先生です。
レビュー評価に迷いました。
原因は受け(兄)の存在です。ちまちまコマ切れに通勤電車で読んでいたのですが、兄の煮え切らない態度にイライラしっぱなしです。現実的にはこれが正しいと思うのですが(そりゃ、双子とはいえ兄から誘われるなんて弟としては衝撃でしょう)、それでも「あー、もう!!なんでそういう事しちゃう(言っちゃう)かな!!」って感じの連発です。でも、続きが気になって読んでしまう。秀香穂里さまの筆力によるものと思われます。
ので、中立です。
リアリティのある兄弟ものとしては逸品ですが、モダモダ感は半端ないです、ハイ。
帯『双子の弟に欲情するなんてあんたは最低の人間だよ』
兄弟モノスキーとしては双子ってだけで最高にときめきます、更にタイトルに「禁忌」と付けばそりゃ期待しちゃいますがな!
双子の弟×兄です、双子といっても二卵性なので似てません。
弟の方が体育系でガタイも良し。
最初は弟の執着独占欲モノと思って読んでたんですが、ラスト近くは意外に兄の誘い受でした。
途中から強引に力業で締めくくった感じもしますがこれはこれで良し。
とりあえず兄弟モノ好きなら読んでみてもいいかも。
母親が悪く書かれてるんだけど、自分的には別にこの母親は嫌いじゃないなあ、そこまで酷い人じゃないと思う。
双子(弟×兄)。
双子といっても兄は内向的で弟は外交的と見た目も性格も正反対。
兄は一人暮らしをしていますが、二週間に一度は弟が兄の家に来ます。
弟がすごい俺様でしたw
そんな双子の兄は昔から自分が抱かれる場面を思い浮かべていました。
そしてその相手が一番近くにいて大切な弟だったらいいなと思うようになります。
弟にどうにかしてほしいという思いから兄は弟を誘い2人で自慰行為をするようになります。
しかし高校の時本気で抱こうと迫ってきた弟を兄は拒絶してしまいます。
「俺を利用したのか」と弟に言われ、そのことは大人になっても忘れることができず、兄は弟の関係に悩みます。
兄の兄弟だからとか男同士だからとかいう葛藤がとても丁寧でした。
弟はさほど気にしてないみたいですがwでも兄に対する執着はすごかったです。「あんたがずっとひとりでいればいいと思ったとか」兄に告白してきた男を殺してやりたいと思ったとかw
そして兄の誘い受けっぷりにびっくり!
触ってとか舐めてとかこっちが恥ずかしくなるくらいの誘い受けでしたw
秀作品はここのところ、手に入るもので旧作品の順に集中して読んでいますが、今まで読んできたものはお仕事を軸に二人の関係が展開していくものばかりで、作品の前半部分は殆ど色っぽいシーンは無かったんです。しかし今回はもともとが双子(外見も性格も正反対)なので、お仕事は絡んでくるものの、二人がグルグルしているところが中心でした。最初の方から鬼畜気味だし。子どもの頃から二人で支えあってきたら(始は自分一人が頑張ってきたみたいに思っている節がありますが)、歪んだ愛情も芽生えるってものです。
双子(二卵性)の兄の始のほうは、いけないいけないと思っていても、想いを諦めることはできなくて、相手を遠ざけることで泥沼から抜け出そうとし、弟の継は終始兄ちゃん命の人を貫き通しますが、結局はこれしかないねっていうハッピーエンドでホッとしました。
男女の双子だとおもいっきりアンモラルな感じが否めませんが、男同士だと子どもができるわけでもないし別にいいじゃんって思っちゃう私はただのBL好き?
その二人の「勝手にして頂戴」な関係に巻き込まれて貧乏くじを引かされた大人の二人が、深谷先輩と叶野さん。この二人がいなかったら、もっと長い間ひたすらグルグルしてたでしょうね。このお話の中では深谷さんが攻、叶野さんが受といったポジションにありますが、この先を仄めかす展開が少しあって、この二人のお話が是非読みたくなりました。
で、エロなシーンですが、早熟でもともと素質のある始ですから、ことが始まっちゃうと押さえがきかない。誘い受けって程でもないんだけど、すぐに火がついちゃう。継に結構辛く当たられるのが、ツボにはまっちゃっているんじゃなの?って思っちゃいそうになるくらい、行動がMですよね。自虐的だし。
継は言葉攻め的な行動をとりますが、よくよく考えてみれば始よりずっと大人です。
始は後悔型、継は未来展望型かな。