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明治期、英国貴族で外交官×士族出身の書生?のラブロマンスです。
まぁ、非常に読みやすいですね。読むのが早い方なら1時間ちょっとで読み上げ可能だし、
途中、「ん?んん?」とつっかかるところもなく。
それというのも、「裏切り」がないんですよ、ストーリーラインに。
つまらないといえばそれまでなんですが、これほどスルスル入っていくモノも珍しい。
さらに後半でSM・自慰もハードすぎず入っておりまして、前半で「これなんてハーレクインロマンス?」と思っていると思わぬお買い得だったとw
しかし…表紙がハズい…。
明治時代を舞台にした武士に連なる家系の青年と日本に来ていたイギリス公使副官のお話。
出会いは偶然。
再会も偶然。
けれど、そこには仕組まれた使命があって。
叔父の命を受けて侯爵の名を汚さないために、嫌々ながら自分を偽って潜入するようにある邸で働くことになった奏。
しかし、その邸の主人であるクリフォードはそんなものは必要ないといい言い。
「なんでもするから置いてくれ」と懇願した奏に…。
自分の使命とそれとは別に感じる恋慕と。
徐々に膨らんでいく気持ちの葛藤。
裏切りたくないのに、どうしても自分の主君への忠誠も裏切れず。
最初はその華奢ななりから強引に口を割らせようとするように唇を奪うクリフォード。
しかし、クリフォードの悲しみに寄り添うようにして身を寄せた奏を抱いて。
気持ちの上で本当に寄り添っているわけではないけれど(自覚症状はないけれど)まだ前半はわりと甘め。
後半の裏切りがバレてからの口を割らせようとするクリフォードの所業はなかなか激しかったです。
というのも、きっと本当は無茶をすれば口を割ると考えたからなんでしょうが。
クリフォードの思いに反して奏は口を割らない。
奏が黙れば黙るほどに奏が必死で主君を守るように、その主君を想っているように思えてクリフォードのやり方は激しくなる。
鎖で繋いで。
張型で弄んで。
媚薬で苛んで。
あまりのことに最後にはぐずぐずになった奏が真実を語り出すのだが、個人的にはどっちかっていうと最後まで黙っててくれた方が萌えたかも。
そうやって奏が話始めたところで「もういい」ってクリフォードが労わり始めたところも自分の好みからは少し離れたかなと。
あと。
本編とは全然関係ないんですが。
初めてショコラハイパーのノベルス読んだんですが。
あとがきでもえろ規定の話とかされてたのですが、封入されてるアンケートハガキもレベルが高いというか(笑)
えろについての質問とかあってなんかびっくりしてしまいました。
えろ多くて長いのがいい!とかフルネーム書いてハガキで出す勇気がありません(いや、こんなこと↑思ってませんよ!!)