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tsumasakidachi no koigokoro
広告代理店勤務で老舗和菓子メーカーをプロデュースすることになった攻めと、中学を卒業してすぐにその和菓子メーカーの工場に就職した受け。
健気な受け、年の差、体格差、など個人的に萌え要素満載だったのですが、萌える、とかではなく、何か・・犯罪の匂いがしてしまいました。
まんま遊び人の攻めが自己中過ぎて(-"-;)
いい大人が純朴な少年に目を付けてウブさにつけ込み弄ぶ、という感じ。振り回される受けが哀れに思えた。本当は優しい、不器用だからそうなった、って言いたいことはわかりますけど・・デキる男のわりに余裕無さすぎでしょう。
最終的にラブラブ幸せ~なんですけど、まぁ受けがそれでいいならいいけどね・・みたいな。心から祝福できるカップルとは思えないかも。
雪代鞠絵さんの「サンクチュアリ」みたいなのが平気な方は腹を立てずに読めるかと思います。私もはっちゃけてる鬼畜ならそれはそれでアリなのですが、こちらは無理矢理ではなくあくまでもお互い普通に惹かれ合っていく、ほんわか、みたいな雰囲気で書かれているところに違和感ありました。
受けと脇役の和菓子メーカー若手社長は魅力的だったと思います。
私は確かに年の差もの(年上攻に限る)が大好きです。中でも柊平さんの年の差ものは好きな方なんですが、これはどうにもいまひとつでした。
ひとつには、陸(受)が16歳という年齢以上に幼く感じたんです。すごくショタくさかった。ショタは基本的に射程外ですので。 ←『ショタ』っぽくても好きな作品はありますけどね。単にこちらはそれでもいい!と思えるほどではなかったってことです。
あとは、武庫川(攻)のキャラクターがまったく好みじゃなかったんです。そもそも悪い大人がいたいけな子どもに、というのはあまり好きになれないんですが、特にこの武庫川が身勝手な俺様でウンザリしました。結果的には純粋な陸に惹かれて絆されて(?)行くんですが、その流れはともかくどうしても武庫川が嫌で堪らなかったんですよね。コイツのいいところがまったく見えませんでした(作家さんが『ホントはいい男なんだ』と言いたいのはよくわかりましたが、私は読んでてスムーズに納得できなかった)。
年の差・俺様攻×健気でピュアな受で、それ自体は(『俺様攻』を除いて)確かに好みではあるんですが、どうにも入り込めずに終わってしまいました。