冬の星座 完全版 下巻

冬の星座 完全版 下巻
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
2
得点
63
評価数
14
平均
4.6 / 5
神率
78.6%
著者
山藍紫姫子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
小説
出版社
白夜書房
レーベル
シリーズ
冬の星座
発売日
価格
¥1,165(税抜)  
ISBN
9784893672827

表題作冬の星座 完全版 下巻

異常なくらいの執着を見せる(小国の王族)
男から女にされた(没落貴族)

レビュー投稿数2

素晴らしい大傑作!!!

アレキサンドライトで山藍 紫姫子先生の様な重厚耽美JUNEに嵌り、
ちるちるの掲示板でたくさんご教授して頂き!(その節は…)
こちらの作品も教えて頂きました・・・

購入できる文庫がなかなか見つからずかなり入手に苦労したのですが

ほんっとおおおおおおに読んでよかった!!
良かった!!凄い!!

まず攻めのカルロスのかっこいいこと(え)
情熱的なアラブっぽい鬼畜オレ様系の本物の王 様 !!
学生時代、どうしてもテストの点数でアイシスに勝つことができなかったこと、
彼の眼中に留まることができなかったことを屈辱と感じたカルロスは
その報復としてアイシスを手術で女性に、
(胸は男性のまま)女性器を施してしまうのです。

心は完全な男なのに、女性に改造されてしまいどんどん淫欲の虜になってしまうアイシス
美しいが、鉄の壁をもつ氷の女王アイシスが肉体だけは抵抗できず
瓦解していく様が本当に美しく読み手の嗜虐心もギュンギュン虜になってしまいました。
NY編はしおらしくカルロスを受け入れると思ったが
高慢ちき女王に変貌したアイシスが散財しまくったり飲んだくれたり(笑)
スーパーモデル(死語)ばりにキメこんで
カルロスの愛人にスープをぶっかけたり楽しい見所いっぱいです。
楽しい!
しかしそれはカルロスに嫌われて、離婚させるための演技、
カルロスは見抜いていて、さらにアイシスを自分のものにするため

すごい・・・
プラチナ製の貞操帯をお見舞いしてやるのでした・・・
いいぞカルロス!!

その後、飛行機落ちてカルロスが不随になって車椅子になって(!!!)
攻めの命のアレが不能になって!!!!!
と息も吐かせぬ大波乱の連続・・・!
しかし結局波乱万丈大展開の連続の後、ありがたいハッピーエンドが待っていて
(そして私は山藍 紫姫子先生の信者となりました。)
ああ、良かった、本当に良かった・・・!!カルロスが車椅子から立ち上がった時は(しかもアッチも)
勃ったーーー!!!
カルロスが勃ったーーー!!と涙を浮かべて祝福したのでありました。
本当に良かった。
勃ってよかった・・・・しみじみ

アイシスはカルロスの怒涛の調教のせいでいつも熟れた欲情を抱えた
エロエロ妻に見事変貌したので
もう勃たないことにはどうしようかと・・・

でもラスト『俺達は似ている』と笑い合う姿は
こちらが幸せにほっとしてしまい、
もっと早く気が付け、とつっこみたくなるお似合いラブラブバカップルっぷりでした。

こんなにハラハラドキドキして、
幸せになれるなんて、しかもアイシスの美しいこと・・・カルロスのかっこいいこと・・・
山藍 紫姫子先生!本当に有難うございました!!
ううーんまだまだ読める既刊があること、まだ先生がバリバリ現役でいらっしゃることが至高の幸福でございますのでした。

ああ!幸せ!

掲示板で教えて下さった方、本当に感謝です!
感想になってませんね;すみません;
とにかく超超名作でした!!!

10

泥眼の美女のような嫉妬

エキセントリックで美しいこのお話も、後編に入りました。
舞台をニューヨークへうつしても、どれほど体を重ねても…
…平行線をたどるカルロスとサヴォウー。
サヴォウーに白銀の貞操帯を施したまま、出かけてしまったカルロス。
カルロスの子を宿し、流産してしまうキャサリン!
先代のダルシア卿の恐るべき近親相姦と、マミヤの出生の秘密…。
次々に現れるショッキングな事実を見つめる、
サヴォウーの眸は何を想っているのか…?
そんな中での、カルロスの訃報と、奇跡の生還!!!
カルロスと、サヴォウーと、キャサリンと、
この不思議な三角関係もついに終わりを告げます。
サヴォウーがカルロスに歩み寄ることのよって…☆
(注:サヴォウーという名は、アイシスの新しい名前です。)
変わらずお美しいアイシス=サヴォウーだけれど、
ことに後編に入ってからの美しさには、
人をハッとさせるような凄味さえあります。
(キャサリンの妊娠やカルロスの訃報に遭遇したときは特に…。)
たぶん…(秘かに)嫉妬している場面でしょうか…?
苛立つでもなく、騒ぐでもなく…
ほどよくやつれて、病み上がりの美女のようでいて、
不思議な透明感さえたたえている。
(しぐさも物憂げな横顔も、過去を懐かしんでいるような風…。)
正直、嫉妬する美女がこれほど美しいのには、やられましたっ。
(厳密には、美女ではなく両性具有ですが。)
これに一番近いのは…能面の泥眼の美女くらいですよ、たぶん。
おかげで、ラストのハッピーエンドでは…
カルロスがとことん、普通の男に見えてしまいました☆
…ああ、美女力って偉大だー。

4

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