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総会屋の麻生に追い込まれ自殺した父を持つ大学生の瑛。
父の仇をとるため――麻生と同じフィールドに立つために彼はわずかなツテをたどって裏社会に顔の利く、荒屋という男の部下、大谷の元に押しかけた。すべてをなげうつ覚悟で。
しかし経済に関する知識も金も持たない一介の大学生でしかない瑛には差し出せるものなどなにもない。そこで大谷が要求してきたのは資産家たちの前に体を差し出すことだった。
要求を飲み始まる宴の夜。なぜか会場には麻生の姿もあって……
自分の追い込まれたどうにもならない状況を打破するために、すべてをなげうってでもがんばろうとする瑛が好きでした。
憎む者と憎まれる者……それがいつのまにやら甘い関係に変わっているところも自然で、ときめく。
けれど、私はあらすじからもうちょっと殺伐とした話を想像していたのですが(それこそ寝首をかきあうくらいの)、以外と普通に甘甘でした。
荒屋さんももっと冷酷非道キャラでもよかったかも?という気がします。
もうちょっと追い込まれた中で生まれた愛が見たかったかもしれません。