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souryuou to unmei no hanayome
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「竜族×溺愛×オメガバース」←(帯の煽りです)とくれば、読むしかないよね!と、意気揚々と購入です。
いや、これ、想像以上に攻め二人が受けを溺愛してる上に、かなりのエロエロ。
読んでて、楽しくて楽しくて仕方なかったですよ!
ぎこちなかった兄弟(双子)が、主人公の存在により心が通じ合うのも、また素敵でしたよ。
ところで、今作はオメガバースなんですけど、なんと後孔の前立腺の所から男性膣が存在してると言う設定。
エッチ時ですが、この穴に入れたり、アナルに入れたりなんですよね。
その為、膣壁だの牝穴だのって言葉がバンバン出てくる。
最初のエッチは、この男性膣の方でですしね。
申し訳ないけど、ちょい萎えました。
「膣」って単語自体に。
苦手な方はご注意下さい。
ザックリした内容です。
純粋な人族の国・耶麻刀国の皇太子である倖人。
竜族の治める大国・ドラッヘンシュッツ王国に、国交を持ちたいと訪れるんですね。
そこで出会った双子の王子の前で初めて発情し、それぞれに抱かれてしまいます。
この事で自身が末裔種(オメガ)だと初めて知った倖人は皇位継承権を無くし、更に双子それぞれから、自身のつがいになるように熱く口説かれてー・・と言うものです。
と、こちら出会って早々に双子それぞれから抱かれと、展開としては結構強引だし早いんですよね。
ただそれが不自然かと言うと、攻め二人が倖人の純粋で真っ直ぐな姿に惹かれている事がちゃんと分かる書き方な為、違和感なんかは覚えない。
いやこれ、本当に、最初からエロで飛ばしてるんですよ。
潮吹きあり、なんと舌での尿道責め(蛇みたいに二つに割れた細い舌です)あり、3Pに二輪挿しありって感じで。
もう本当、エロエロエロ。
またこれが、兄弟で受けを取り合ってる為、それぞれすんごい独占欲を感じさせて萌えさせてくれる。
や、個人的に、男性膣だけはいただけなかったんですけど、この濃厚エロプレイの数々だけでも見応えがあると思うんですよね。
と、エロ好きにとっては大変楽しいお話なんですけど、実はそれ以上に萌えたのが、攻め二人による溺愛描写。
もうとにかく甘~~い!
そして、愛されまくりって感じで。
こちら、様々な種族が存在してと言った世界観なんですけど、竜族である攻め達の国は大国なんですよね。
で、双子である彼等は不吉な存在として扱われ、そのせいで兄弟仲はぎこちないものだった。
そこに現れたのが、小国の皇太子である倖人。
不吉とされる自分達を双頭の「始祖竜」を持ち出して喩え、何より自分自身を真っ直ぐ認めてくれる。
まぁそんなワケで、倖人に惹かれてメロメロになる攻め二人。
それぞれ「つがいになって欲しい」と、甘く掻き口説く。
いやね、弟でちょいワイルドなサディアスが、竜の姿になって嬉しそうに倖人を背中に乗せて飛ぶなら、冷静沈着な兄・エルドレッドは服をプレゼントして、倖人の愛らしさにヤニ下がる。
倖人専用の鞍を(竜体時に)背中に着けて「どうだ!」とばかりに嬉しげに見せたり、「お揃いの外套だ」とかやってるのが、なんかめちゃくちゃ可愛くて萌えまくっちゃうんですよ。
また、この二人、大国の王子として誰にも弱味を見せられずに生きてきたんですよね。
そんな彼等が、倖人の前でだけは弱さをさらけだせる。
いや、そういう事のできる、包み込むような優しさと強さを持つ受けなのです。
二人がメロメロでも全然不思議じゃない、とても良い受けなのです。
ちょい天然だけど。
と、そんな日々を経て、二人に同時に惹かれて行く倖人。
しかし末裔種としてまだ未熟な彼は、うなじを噛まれてもつがいの証となる「婚姻印」がなかなか定着しないんですね。
そのため、自分は二人に相応しくないのではと悩む。
そんな中、なんとドラッヘンシュッツ王国が敵襲を受け・・・と続きます。
これ、オチとしては予想の範疇ではありますが、ずっとスレ違ってた兄弟が手に手を携えと、すごく素敵なんですよ。
また、兄弟の和解が、受けの存在によって成し得たと言うのも素敵。
もう三人、いつまでも仲良くね!と。
ちなみに、竜族である彼等ですが、つがいに対して唯一無二の相手だと、深い愛情を向けて大切にすると言う設定。
双子のパパで王様が、めちゃくちゃ好きになっちゃいましたよ~。
息子二人には厳しいのに、妻にはメロメロ。
「妻を優先することのどこが悪い! 我が妻は、命懸けでお主らを生んでくれたのだぞ」と、唾を飛ばして語ってたりする。
もう、竜族の男共、マジで可愛すぎるわ!!
3Pかなと期待して購入。期待通りでしたが、キャラに今一つ萌えなかったので中立にしました。オメガバースで3Pなんでイタしておられるシーン多くなるのはしょうがないですよね。ビーボーイスラッシュさんだし。本編250P+あとがき。
ようやく受け入れてもらったので大国ドラッヘンシュッツへ国交を結ぶべく訪問しようとしている、邪馬刀(やまと)国の皇太子倖人(ゆきと)。ドラッヘンシュッツ国は竜族の治める強国で、25年前には500年ぶりに竜族の双子の王子が産まれていて、「世に災いを呼ぶ凶兆」と言われていて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
飛鳥乃(東宮侍従長)、ライムント(ドラッヘンシュッツ国国王)、近隣国の支配層、篤人(あつひと、受け弟)ぐらいかな。飛鳥乃、もうちょっと頑張るかと思ったんだけどな。
++攻め受けについて
ちょっとお子様より?元気さん?やんちゃさん?だった印象が、一転オメガと分かり、皇太子ではいられなくなり、かつ自分を巡って二人が争いそうになったら、自刃しようとする健気さん? そんな感じでした。邪馬刀国という名と表紙の装束からお分かりになるように、なんちゃって和風。アルファ、オメガの言い方も邪馬刀国では始祖種、末裔種とちょっと違ってます。そこの皇太子なので、もうちょっと凛々しい方を想像したのですが、天然はいったやんちゃ坊主という冒頭でした。
攻め二人は片や銀色キラッキラ(頭脳派)、もう一方はワイルド攻撃力MAX武闘派という印象。でも二人とも倖人にメロメロ、最初っから溺愛コースまっしぐらです。3Pなんで、両方からドロドロに責められてそのシーンの頁が2倍になるのは、まあそうですわな。
攻め受けともどストライクなキャラではなかったので残念でした。オメガバースの滴りたっぷり目なので、オメガバースがお好きな方にはよいのかもしれません。3Pは好きなんだけどなあ・・