奪われたくちづけ

奪われたくちづけ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
志水菫 

作家さんの新作発表
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イラスト
椎名咲月 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルスHYPER
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784778102098

あらすじ

研究の功績を上司に奪われた広瀬陽輝は、失意から仕事を辞め、帰晴らしに英国旅行へと出かけた。
しかしホテルへ向かうタクシーで強盗にあい、身ひとつで見知らぬ場所に放り出されてしまう。
そんな陽輝を義務感からと尊大な態度もあらわに救ってくれたのは、日本人嫌いの完璧な美貌をもつ貴族、アルフレッド・ウィリアム・ターナーだった。
吹雪で城に足留めされた陽輝を、ある夜、アルフレッドは「狩り」と称しベッドへと押し倒すが―。
オクテの日本人青年と冷徹な英国貴族のロマンティック・ラブ。

表題作奪われたくちづけ

アルフレッド・W・ターナー 日本人嫌いの英国貴族
広瀬 陽輝 嫌なことを忘れる為渡英 26才

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

雰囲気は王道です

タイトルも表紙もBLの海外ものでは王道、という感じなのですが、中身も外人セレブと日本人というテーマでは可もなく不可もなく・・・というような印象でした。
スタンダードな外国人×日本人が好きな方には楽しめると思います。が、逆にそういうのが好きでたくさん読んだという方には真新しいものではないとも思います。
どこかで読んだことがあるような、というのが正直な感想でした。出だしは面白かったんですが、後半がちょっと物足りないです。

陽輝があまりに可愛いのでぱっと見学生なのかと思って読み始めたら、しっかりとした社会人で、しかも研究者です。
彼は会社で自分の研究結果を横取りされ、親からは姉夫婦が返ってくるから出て行ってほしいと言われ、傷心でイギリス旅行にきたところ、強盗にあい郊外へ放り出されるというまさに人生のどん底状態。
そこに通りかかった貴族のアルフレッドに助けられるというストーリーでした。

この人、最初はつめたくて嫌々見知らぬ日本人を助けてあげたように見えるのですが、何だかんだで陽輝によくしてくれます。
ここまではいいのですが、ここからはちょっと流れが平坦に感じました。
色々あって、ゆっくり仲が深まっていくのなら良いのですが、陽輝を泊めてすぐにアルフレッドが陽輝に対して執着を持ち始め・・・それが何でなの?という感じ。体の関係をもつのも早いです。

それでもアルフレッドにひかれていく様子や、彼に婚約者がいるなどのエピソードが入るのにそれもわりと普通な印象でした。最後は遠恋になるのをどうしようか?というところが1Pくらいで終わっていて、ちょっと駆け足過ぎると思います。そのへんのフォローがもう少し欲しかった。
この2人は果たして離れてもお付き合いを続けられるのでしょうか。

個人的には外人セレブ×日本人で海外が舞台の物が大好きですので、もう少しひねりがあればよかったですが、悪いわけでもないという感想で☆3です。

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