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「俺はお前とイチャイチャしたいんだ」「たっちゅんも! 」
jigoku no sata mo aneshidai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
挿絵がめちゃくちゃに美麗でした...
攻めの男らしさはもちろんのこと、受けの美少年時代から現在の美人な姿までとても綺麗に描かれています。
とくに好きなのは2つ目の挿絵。
攻めが受けの唇に人差し指を当てている、という構図なんですが萌えます。最高に。
内容は怖い姐さんというところが際立っていて、面白かったですがもうちょっと甘さも欲しかった...かも。
なよなよしない男らしさを見せてくれる、という点では良かったです。
個人的にはもう少し、攻めと受けの甘い空間が読みたかったなと思います。
ともかく挿絵は美しく、物語としても面白かったので良かったです。
元税務署職員というあらすじに惹かれて購入。1円たりとも計算間違い許すまじという部分のところは面白かったのですが、ドタバタよりのコメディって少し苦手なので、申し訳ないです、中立です。本編230P弱+あらすじ。どうやら「嫁さんの飯がマズい!!」と同じ世界観のお話の様で、あちらの攻めさんがちょろっとご登場されてます。
法務省勤めの父親にびしっと育てられた誠実(せいじ)。父の看病のため税務署を辞め、議員事務所の事務員になったのはいいものの、そこでやってもいない横領の濡れ衣をきせられ、孤立無援となって自暴自棄になっていた時に、子供の頃片想いをしていた龍彦と再会し・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
龍海(たつみ、幼児、攻め兄の子)、久遠(伯母方の甥)、帳、不破(ヤ組員の方々)、辰郎(攻め伯父貴)、成宮組組長、松江(受けが勤めていた事務所の議員)、宿城(行きがかり上出てきたヤ組長)等々割合多め・・
++内容に触れる感想
ドタバタ系が苦手で、その上登場人物は多めだし、ヤ特有の「指つめます!」さっくり出てくるし、苦手要素満載で、申し訳ありませんが評価は中立が精一杯でした・・・ごめんなさい。
龍海(たっちゅん)は可愛いし、受けの数字に対する厳しい姿勢(こわい、うちの家計簿見せたら、お怒りMAX、指トントンが3時間は続く気がする・・・)のあたりはめちゃくちゃ面白かったんですけど、ダメでした。
出会って初恋再燃!という感じで一気に好き好きモードなんです。どちらかというと、好きになるまでのもだもだした感じも楽しみたいです。
ということで、会計話はとても好きでしたが、その他諸々が苦手だったお話でした。ドタバタ系&ヤクザがお好きな方には良いのかも。
初恋再会の10年愛(正確には16年)ものであり、ラブラブ新婚生活ものであり、鬼会計に締め上げられる気の毒なヤクザ一家と言うアットホームドラマでもあります。
飯マズと世界観を同じくするようですが、キャラとか被らないので、単独で問題無く読めます。
これ、とにかく受けのキャラが面白いんですよね。
序盤は冤罪により、全てを失い絶望する男。
そこから、初々しく健気な新妻。
思い出の中では爽やかで瑞々しい学生。
で、帳簿を見た途端、笑顔と優しい喋りが恐ろしい鬼会計。
最終的には、ヤクザ顔負けの極妻って感じで。
いやもう、立て板に水の如く容赦無い台詞で、悪者をとっちめてくれるのにスカッとしちゃいましたよ。
ちなみに、表紙では優しく楚々としてますが、裏表紙では怖すぎる無表情で帳簿を捲っています。
この落差!
いや、表紙では愛しげに抱き寄せてる攻めがさ、裏表紙では物陰から隠れて見てるじゃん。
青い顔して。
ザックリした内容です。
冤罪により全てを無くしと、絶望の中でさ迷っていた元税務署職員・誠実。
初恋相手で男盛りのヤクザ・龍彦と再会し、「この世に未練が無いなら地獄へ来い」とプロポーズされるんですね。
かつて互いに惹かれあいながらも、離ればなれになるしかなかった二人。
ラブラブな新婚生活に突入するものの、ザルな帳簿を見た途端、誠実が豹変しー・・・と言うものです。
こちら、二人の再会から、惹かれあいながらも離れるしか無かった過去、そして念願叶っての初恋成就までが、序盤で綴られます。
いや、過去の思い出が切なくも美しい!
再会した龍彦が、ワイルドで男らしくて格好いい!!
兄夫妻の忘れ形見であるチビッ子・龍海が可愛いし、組員達はあたたかいしと、冷たい世間よりヤクザの組の方がよっぽど優しいんですよね。
誠実にとっては。
で、そんな中、新婚生活をスタートさせる二人。
この時点での誠実ですが、初々しく優しげな、まさに新妻。
組に骨を埋める覚悟を決め、自分に出来る事を精一杯やろう的な健気な決意を見せてくれます。
また、二人はラブラブでして。
念願叶っての初エッチに、組員やチビッ子も織り混ぜてのにぎやかで楽しい毎日と言った感じで、とにかく幸せな光景が繰り広げられる。
もう、龍彦がエッチなチョッカイをかけ、赤くなって怒る誠実みたいなシーンが楽しくて仕方ないんだけど!
いや、ひたすらほのぼのですわ。
で、ここから思わず吹いちゃう、予想外の展開。
組のどんぶりな帳簿を見た途端、元税務署職員で(正しい)会計大好きな誠実が豹変。
えーと、最初は「帳簿を見ていいかな?」が、指でトントン帳簿を叩きながら「そこに座って」「要は納税しすぎたってことになるんだけど、わかる?」になり、「どんぶりが巨大化してる。こんなの見る者が見れば適当だって一目で分かるんだよ」「人生詰むよ?」になる。
笑顔が恐ろしすぎる・・・。
雁首ならべて叱られてる、龍彦や組員達が哀れ!
もう、こんな調子で、とにかく笑えちゃうんですよ。
またさぁ、誠実の厳しい鬼会計の根底には、組や組員達を大切に思う気持ちがあると分かる為、嫌な気持ちにはならないんですよね。
怖いけど。
と、そんな日々を過ごす中、誠実に冤罪をきせた黒幕により、誠実が拐われ・・・と続きます。
えーと、この黒幕自体も、なかなか面白いキャラなんですよね。
ナルシストの勘違い野郎なんですけど。
また、誠実が強烈すぎて目立ちにくいんですけど、龍彦もめちゃくちゃ格好いい、器のデカイいい男なのです。
こう、自身の身体を張って、誠実をはじめ大切な人達を守ろうとする。
いい男だ~!
で、ここから大トリで出てくる誠実。
いやもう、立て板に水の如く、凄まじい口述で黒幕をケチョンケチョンにやっつけてくれる。
痛快ですよ。
読んでて、気持ちよくて仕方ないですよ。
いい所をアッサリ持ってかれちゃった攻めが、なんだか少し気の毒ですよ。
まぁそんな感じで、笑えて痛快で最後はほっこりさせてくれると言う、エンタメとはこうあるべき!のお手本のような作品。
作家さんの持ち味が良く生きた、素敵なお話だと思います。
ちなみに、誠実の指トントンが出てくるたびに、震え上がってる龍彦や組員達の描写が秀逸でした。
誠実の指トントンですが、嵐の前触れ。