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kouryaku taishosha no dekiai
異世界転生で、乙女ゲームの悪役になってしまった主人公。
バッドエンドを回避する為、敵になるはずの義弟を可愛がりまくった所、何故かヒロインでは無く自分が求愛される事になり・・・と言ったお話になります。
こちら、タイトルにある溺愛を期待すると、ちょっと攻めがクールすぎて肩透かしを食うかと思うんですけど。
ただ、執着系義弟×鈍い義兄と、兄弟もの好きとしては何とも滾る設定でして。
そもそも、主人公の「弟と妹を大好きなお兄ちゃん」キャラに、やたらハマっちゃったんですよ。
元々、弟や妹を溺愛してる兄と言うのが、それだけでツボなんですよね。
お兄ちゃんの弟妹溺愛描写が、楽しすぎるんですよね。
ザックリした内容です。
前世でゲームのシナリオライターをしていた、公爵家嫡男・アルレイン。
自身が手掛けた乙女ゲームの悪役令嬢の兄に転生してしまった彼は、ゲーム通りに一家断罪されないよう、妹・アリシアの情操教育に力を入れて可愛がるんですね。
更に、ヒロインの攻略対象者で敵となるはずの義弟・ユイシスに対しても、兄として愛情を注ぐ日々。
すると、何故かヒロインでは無く、自分がユイシスから求愛される事になりー・・・と言うものです。
まずこちら、主人公であるアルレインですが、4才の時に突如前世の記憶を取り戻します。
で、ここが乙女ゲームの世界だと気付いた彼は、成長したのち、傲慢で冷酷な悪役令嬢となる妹を「良い子」に育てるべく、愛情をたっぷり注いで教育に力を入れた。
更に、ゲームでは自分とアリシアとで虐げた事で、敵役になったユイシス。
彼も、弟として可愛がりまくって育てた。
これ、アルレインですが、愛情深い優しいお兄ちゃんなんですよ。
いや、出発点は「ゲーム通り一家断罪にならない為に」ですが、それ抜きにしても本当にユイシスやアリシアを溺愛してて。
で、個人的に、こういう「弟妹が大好きなお兄ちゃん」がツボなんですよね。
こう、アリシアの社交界デビューに、「いい子に育って・・・っ!」とかやってるのを見るのが、楽しいと言いますか。
で、本来なら「敵役」となる義弟・ユイシス。
彼もまた、虐げられた事で陰鬱な青年に育つはずが、将来有望な若手騎士として、魅力的な青年に育つ。
ただ、以前は一緒にお風呂に入ったり、一緒に眠ったりとなついていたのに、何故か最近は避けられるようになり、アルレインは寂しさを覚えて・・・って所でしょうか。
こちら、ストーリーとしての面白さですが、バッドエンドを回避しようとした結果、本来のゲームの進行とは違う展開になってしまい、主人公がワタワタする所だと思うんですけど。
えーと、何故か自分が口説かれる羽目になって焦ったり、ユイシスの運命を自分がねじ曲げてしまったのではと罪悪感を覚えたりって感じで。
が、個人的に一番萌えた部分ですが、実はユイシスのアルレインに対する執着っぷりだったりします。
いや、ここまででお分かりかと思いますが、アルレインはかなり鈍いんですよ。
「俺は義兄さんをそばで支えていければ、ただそれでいい」とかユイシスが言えば、「おまえは実の弟も同じだ。←(最大限の愛情表現のつもり)」「今は恋をするという事が分からないかも知れないが、(恋が)きっと幸せにしてくれるはずだ」とか、鈍すぎてしょうもない事を言っちゃう。
で、「恋が分からないのは義兄さんの方だ!」と、キレたユイシスに襲われちゃうと言う。
いや、ユイシスも、「恋がなんたるか」をアルレインに語られたくはなかろう!と、思わず同情しちゃうんだけど。
ついでに、「俺はあなたを兄だなんて思ってない」ってセリフにも、萌えまくっちゃうんですけど。
そのセリフに「ええっ!Σ( ̄ロ ̄lll)」とばかりにショックを受けてるアルレインも、かわいそうだけど可愛いですしね。
あとですね、アルレインにより歪んでしまった、シナリオの展開。
これにより、アルレインがとある危機に陥りと、ハラハラドキドキの展開で読ませてくれるのもお上手でした。
個人的には、アルレインに前世の記憶があると言う事を、ユイシスにちゃんと打ち明けてくれると更に良かったとは思いますが。
とりあえず、兄弟もの好きとしては、大変楽しいお話でした。
ところで、蓮川愛先生のイラストがとても素敵ですが。
ただ、表紙のアルレインだけ、なんか頭と身体のバランスがおかしい気がするよ。
乙女ゲームの悪役令嬢の兄に転生してしまったゲームのシナリオライターが妹を教育し没落を阻止しようと頑張る中で攻略対象である義弟を攻略してしまう話。
生まれてきた妹を見たとたん、自分が前世でシナリオの一部を担当した乙女ゲームの中の悪役令嬢の兄に転生したことに気が付いたアルレイン(受け)。
アルレインは妹のアリシアと共にヒロインを虐めた末断罪されるという自分たちの未来を変えるため、アリシアを悪役令嬢にしないよう教育します。
結果、アリシアはとてもいい子に育ち、攻略対象者の一人である婚約者の王太子との仲も上々で、別の攻略対象者の一人である義弟ユイシス(攻め)と自分たち兄妹と義弟との仲もいい感じです。
このまま、ヒロインに関わらなければ自分たちの未来も安泰と思われました。
そうこうするうちに、ゲーム開始時期がきます。
ゲームのシナリオ通りにいかず、うまくいったと思っていたアルレインですが、ユイシスが自分のことを恋愛対象として見ていることを知ります。
アルレインは自分のせいで本来ならヒロインを好きになるはずだったユイシスの恋を台無しにしてしまったのではと後悔するのです。
そしてヒロインもまた転生者であり、逆ハーレムルートを狙っていたヒロインが自分の思い通りにいかないのは同じく転生者であるアルレインのせいだと気付きます。
ヒロインはアルレインを邪魔に思い、排除に動いたことででアルレインにピンチが・・・
今流行の悪役令嬢の話は結構好きでいろいろ読んでいますが、その兄弟が妹を悪役にしないために頑張る話は少ないので新鮮でした。
頑張った甲斐あって、妹はいい子に険悪なはずの義弟とは恋仲になってしまうのですが、貴族社会なのに家族も受け入れてくれたため、さらっと終わった感じがします。
そして、主人公たちの恋愛の決着がつけば話は終わってしまうので、結局乙女ゲームの結末が中途半端に終わってしまったのがちょっと残念でした。
この二人の話がメインなので当然なのですが、逆ハーレム狙いのヒロインが破滅するところも読んでみたかったです。
ヒロインの動きが理解出来ませんでしたが、事件が起こらないとユイシスとの仲も進展しないので仕方なかったかとは思いますが、あまりひねりはなかったかなーと思いました。でも、さらっと読める楽しい話だったと思います。
乙女ゲーム転生もの。悪役令嬢の兄に。
珍しいですね、兄というのは。
アルレインが4歳で前世を思い出してから、必死で破滅ルートを回避しようと、妹弟を可愛がり。しかし妹を悪役令嬢にせずに済んだのになぜかシナリオ通りにいかない?
アルレインがゲームのシナリオに必死すぎて物語をあんまり堪能できなかったかな?
義弟のユイシスは予想通りだったのですが、まさかヒロインがそんなことある?で。
あっさり消えましたが謎は放置なのかな?
妹と義弟が自分を巡ってライバルだったのを知らない愛されキャラの主人公がいいですね。
ルビー文庫は長さがちょうど良いような治まる内容で、さくっと読めて良いですね。
蓮川先生の挿絵目当てで購入。さらっと読めて想像の域を超えなかったので、萌と中立の間です。本編180Pほど+後日談26Pほど+あとがき。
小さな赤ちゃん(妹)に初めて対面した時に前世の記憶を取り戻したアルレイン(きらきら公爵家長男)。自分が今いる世界が、前世でゲームのシナリオライターとして書き上げた世界に酷似していることに気付きます。妹が王子と婚約したことでそれが事実であると認識したのですが、このままではマズイことになると分かっていたため、なんとかルートを変えようと頑張り始め・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
クリス(王子、妹の婚約者)、アリシア(受け妹)、シーリー(♀、妹の対抗馬)、受けの両親、悪党少々。アリシアがいい感じだったので、もう少し活躍してくれると嬉しかったかな。
以下 より内容に触れる感想
攻めさんは執着わんこ、受けさんはきらっきら公爵あととり息子、めちゃ可愛い妹がいて・・と、素敵すぎて特色がないというか・・・素敵なんですよ?ちびっこの時の蓮川先生挿絵を見ると、「うきゅ♡」なんです。なんだけど、「おお」と思う展開が無かったからかな・・萌え上がりが少なかったんです。
執着わんこが頑張って義理のお兄ちゃんを口説きおとす!(妹にめっちゃ怒られながらも)という感じのお話がお好きな方や、BLゲームがお好きな方だったらもっと楽しめるのかも。先生ごめんなさい・・