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seventeen drops
受けのヒロがすっごくいい子なんです。
母親代わりに家事をこなしているけどそれを苦にしたり、声高に俺やってます!と主張することもなく淡々とやるべきことをやるのみ……みたいな武士っぽさがあるというか。
寡黙で、芯があって、真面目でちっちゃいけど男前な子。
対する攻めの侑は、人当たりがよくてスマートな振る舞いが身についていて、セフレがわんさといる。
基本ウェルカムなんだけど、去る者追わずな子。
人への接し方、性に対する考え方など180度違う二人だから、恋に向かって歩いていてもテンポが全然違うんですね。
だから、すれ違う。
で、ジタバタ、ぐるぐるして、落ち込む。
そこが甘酸っぱくて、お互い初めての恋って感じで良かった。
とりあえず告白されたら付き合うし、セフレにも事欠かなかった侑が、初めて「好き」という感情に目覚めるんですね。
だけどヒロを泣かしてしまい「おまえなんか死んじまえ!嫌いだ、おまえなんかっ」と拒絶されてしまう。
そのあと侑が自己嫌悪する様子や、「ヒロが認めてくれるような、優しいいい男にきっとなるから。だからもう一度、俺を好きになって」とよれよれ&シワだらけな制服姿で許しを乞うところが、ちょい攻めざまぁ成分混じってて萌えました。
後半も良かった。
付きあうってどういうことだろう?
「好き」をどうやったら形に変えられるのか、悩むヒロ。
バイト先(弁当屋)の常連客である女装のオネエとの不器用な交流がキラリと光って、私はここが好き。
今まで、自分の主張を飲み込んできたヒロにとって、言葉で自分の気持ちを表すということは至難の技。
勇気を出して声をかけてみるも、案の定不器用すぎるド直球質問でオネエを激怒させてしまう。
でも、そのあと再会したときのやり取りで
「男なのに、男と付き合うって難しいんでしょうか」と悩みを打ち合えたヒロに対して、
「男だから難しいんじゃなくて、他人だから難しいんだと思うけど?」と答えたところが好き。
高校生同士の青春BLから枝葉となる特殊な要素を限りなく取り除いたような、どこかで一度は読んだことのあるような、シンプルなお話です。
攻だけでなく受も男の子らしい強さがあり、好感が持てました。
ともすれば退屈になる設定でも最後まで楽しく読むことができたのは、偏に砂原さんならではの豊かな表現と、キュンとするイラストのお陰だなーと思います。
性的な描写は少なめで、あっさりしているので、BL初心者の方でも安心して読めるのではないでしょうか。
自分が大人になってしまった分、高校生ものはピュアで大好きなんですが、こちらはあまりピンときませんでした。
攻めも受けも、大人ぶったりしていても、どこか可愛らしい高校生なんですけどね。
受けの広久は父子家庭で、携帯電話の一つも欲しいと言い出せない家族思いの少年です。
攻めの侑は母子家庭で、女性に囲まれて育ったせいか扱い方がうまく、しかも見目も良いのでモテ男子。
小学生以来の再会ものです。
広久とは転校する小学生時代はドングリの背比べ状態だったのに、高校生になったら背が伸びかっこ良くなって戻ってきた侑。
侑はおばさんになってしまったわたしから見ると、言い方は適切でないかもしれませんがマセガキって感じです(苦笑
反面、広久は、等身大の派手さのない可愛い子です。
というより、親にしたら出来過ぎな良い子。
このマセガキさんと純情さんが、お互いなんだか惹かれ会うお話です。
先にも書きましたが、広久があまりに良い子で可愛い。
ただ、だからといって乙女系というわけでなく、きちんと男の子。
序盤、乗らず、あまり読み進められなかったのですが、広久があまりに良い子なもので頑張りました(笑
侑は性に対して我慢いらずに成長してしまったので、何事にも我慢だった広久とのギャップがかなりありましたが、お互いがお互いに歩み寄ります。
侑も広久も、学生時代の特権とも言える青い余裕のなさがキラキラしていました。
佐倉ハイジさんのイラストもなかなかにカッコ可愛い高校生なのですが、もっとポヤーっとした感じの方があっていた気がしました。
そして広久、外見はともかく中身は本当に「男」です。
だから余計に、同じ男である侑が好きだと気付いた時、戸惑います。
広久が恋心を自覚したきっかけは、
クラスメイトの桜田に頼まれて侑に桜田の気持を伝えたとき。
付き合い始めた2人に、ほんとうは侑に断ってほしかったんだと気付きます。
そして広久が恋を自覚した後の心の動きは切なかった。
広久は、本当に良い子だし、「男」らしいと思います。
母親が居ない為に家族の世話や家事を一身に受け、色々な事を我慢してきた広久。
ずっと泣いたことなんてなかった。
男なのに、もう十七歳なのに。
自転車を漕ぎながら泣くシーンは、じんじんときてしまいました・・・
そして、本当は欲しかった携帯電話を家族からプレゼントされた時、
「良かったね、ヒロ~」と私も本当に嬉しくなりました!
一番の見せ場は、やはり侑が広久の気持に気付いたシーンでしょうか。
侑、大好きなヒロも自分を好きなんだと知り、
嬉しさのあまり暴走しちゃいます(笑)
そのせいで広久を傷つけてしまいます。
その後、仲直りしたい侑が頑張り、2人は無事お互いの気持を確かめ合います。
そして交わすキスも、広久、男らしい(笑)
後半の「セブンティーン・キス」は、2人が付き合いだしてからのその後。
広久が男同士の恋愛を少しずつ受け入れていくお話です。
とにかく、前編通して爽やかでピュアです。
サブキャラですが、桜田、私は結構好きです!
乗り切れませんでした(´ρ`)ノ
かわいいとは思うんだけど・・・ん~・・・・
出会いは小学生。お互いにチビだった2人。
席が離れていたせいもあり、仲が良かったともいえない関係。
突然の引越しで別れ別れになってしまって数年。
再会したのは高校生。同じクラスになった2人の距離は縮まるか?!
というところですね。
「早生まれだからチビなんだ」なんて言っていた攻がぐんぐん伸びて、しかも男前に育つってのはまあいまや常識にはなりますが、この成長率は萌えるとおもうwww
けれどその一方で、家庭環境もあるのかな、ちょっとズレてるんだな。
母親とはフラット。親が居ても声がきこえようと女と寝ることは常識的なちょっとアレな性格。それがいいのかわるいのか。
受は、なんだかんだで昔からスキだった延長戦が~というところでしたね。
17歳。青春真っ盛り。まだまだ青い2人のお話なわけです。
確かに、最初と最後の攻はかわいらしかったと思うのだ。
受おなんだかんだで嫌いじゃないのだが、正直恋愛ものとしてみたときに。
どこでどー二人が恋に落ちたのかが解かりにくかった。
最近どーも、その「堕ちる」瞬間ってのにおもわぬキュンを見出してしまうので、そこが薄かったのがちょっと残念だったかなと思ってしまうわけです。
個人的にはオカマさんwスキでした
十代のもどかしさを楽しむ胸きゅんラブストーリー? 砂原さん以外の、いつも読まない作家さんが書いたものだったら、きっと手にも取らなかったと思います。おもしろくないとはいわないけど、もっと砂原さんなら書けるんじゃない、と思ってしまうのは期待が大きいせいだったのか。
高校生×高校生のお話です。
この時点で萌え!若いって素晴らしい!!
小学生の時、少しだけ話した事のある少年(攻め)がなぜだか忘れられない受け。
高校生になり、進学した高校でその子と出会う。すっかりかっこよくなった攻めと、高校二年生のクラス替えの時同じクラスになり…。
砂原さんの本はこれが初めてでしたが、なんとまぁ等身大の男の子だこと!
バイトもして、悩んで、恋して…って!まぁまぁ!
性的な接触で、攻めを遠ざけたりなんてところがリアリティあってよかったです。そうだよね、恥ずかしいよね。
また受けの子がデベソっていうのもと~っても可愛い!デベソ萌え!
不器用な二人がくっつくまでのお話ですが、現実味溢れてて非常に萌えます!
まだ読んでない人はぜひお手にとってみてください!萌えられます!
●一番の魅力はキャラクターの純情に間違いないと思う。
砂原さん曰く、受は男の子らしく攻は色っぽく。
その通り、受のヒロは基本的に思考回路男前です。
でも初めての恋心に気づいて→戸惑って→でも好きで→上手く感情を表現できない!っていう姿は、素直に微笑ましかった。
攻の侑は確かにセクシー。
でもそれ以上にヒロのことを思いやっていて、
自分の気持ちに気づいて→想いが伝わったあともすごく一途に大事にしてたイメージ。
●不器用ながら初めての気持ちと共に前に進もうとするヒロの姿に応援したくなる。
というか、
読んでいて一緒に頑張りたくなるw
修学旅行で通じあってすれ違って、
登下校や教室での日常で揺り動かされて戸惑って、
文化祭で更にお互い通じあって。
高校生だから他の生徒にも振り回されるけど、
それでも成就させたい恋心。
ああ甘い。
純情な恋にきゅんきゅんしました。
●んでもう1つ個人的に好きだと思ったのが
セックスの描写。
侑のリードがヒロを気遣っていて、でも侑もヒロに甘えてる。
↑この位置関係?は全体的な2人のそれとも言えるけど、
なんか良かった。
ヒロが恋とはこういうものかって理解する、そんな、想いを共有しながらのエ/チ。
最後のが一番萌えたかもしれないw
甘い恋です。なんてったって初恋です。
レビューの高評価も納得。
取り寄せしてまで入手した価値はあったと思います。
好きを確認したら、ずるくても強引でも押し倒してしまうっ!
それが17歳だと思うvすごく等身大っぽくて良かった。
同級生再会モノで、初恋モノ。
背も高くて顔も良くて人当たりもよい侑と
小さいけどしっかりしたヒロ
最初は、すごく侑が大人びて見えたのに
男前だったのはヒロでした。
どこまでもどこまでもピュアで、悩んでも前へ進む強さのあるヒロ。
そんなヒロに侑が惹かれるのも必然的だったと思うのです。
ふたりの家庭環境も
ぶっとび過ぎず想像しやすかったのも良かった。
ちゃんとバイトして我慢するところ我慢してるヒロ。
携帯を買ってもらったくだりなんかもしみじみ良かった。
私、リーマンがお金持ち設定は大好きだけども
親のすねかじってる高校生がバイトもせずに
お金に困ってないとか・・・すごく嫌なのw
学生の生活や恋愛の萌えの肝は
限られた時間、限られたお金をいかにやりくりしてるかだと思うんですよ。
とにかくヒロが、無駄使いなんかしないのに
侑の雑誌をちゃんと自分で買ってるとことか
細かいところだけどすごくキュンvとしました。
余談ですが、佐倉ハイジさんの巻頭カラーが
表紙とあまり大差ないイラストで、がっかりしました。
せっかくの巻頭カラーページです!
表紙ではなく中にしまわれているページ!
しかもカラーです!
ナニを描くべきなのか、小一時間問い詰めたいw
砂原さんの作品はどれも好きなのですが、これはピカイチです!
普通の高校生の淡い初恋のお話。
主人公広久は今時珍しく真面目でできた男の子。
それが普通だと思っている。家族のことを思い、ちゃんと勉強もしてバイトで家計も助け毎日が忙しい。
一方の侑は女性に囲まれて育ったせいか、恋愛に淡白で遊び相手はたくさんいても本気になったことが無い。
その二人が惹かれあい好きになっていく過程が切なくていいです。
広久に同時に多数の女友達と付き合っていると知られて
「ふしだらだ」と言われてショックを受ける侑も可愛い。
見た目は可愛いのに内面は凄く男らしい広久がカッコいいです!
読み始めて、何度胸が掴まれて涙ぐんだことか、切なかったァ~!
ヒロは母親がいなくて、父親も大病を患った為に頑張って母親役をこなしていたので、我慢することが当たり前になって、自分の気持ちを吐露することが苦手だったのですね。
また侑は転校が多かったのかな?水商売の母との二人暮らしでさびしかったのでしょうね、それで誰にでも愛想のよい人当たりのよい人になってしまったんですね。
そんな二人の、本当の初恋。
ヒロが気持ちを飲み込む、我慢するたびに心が苦しくて自分も一緒の気持ちを体験していました。
当たり前のように皆が使う携帯電話をヒロが本当は欲しかったんだという話がぐっときちゃいました。
BLに登場する女性キャラは嫌な奴が多いのですが
ここに登場する女の子達、きっと普通のいまどきの女の子の典型を出しているのかもしれないですが
彼女達が登場することで、ヒロの純粋さと良さが際立つのですね。
小学4年のたった一カ月の出会い、本当は二人とも忘れてなくて、それが高校の再会に繋がるのも不自然さがなくてよかったです。
この純粋な気持ちたまにポっと出会うとホっとさせられ、とても魅力的です。
出会いは小学4年生。
しかもたった2ヶ月で引っ越してしまってそのまま。。。
そんな二人が再び高校で再会するんですが
その時はお互い、自分の気持ちには全く気づいてなくて
でもなぜかお互いの事が気になってたりして、と
ザ青春時代!みたいな甘酸っぱい感情が見え隠れして
キュンキュンします。
物語はほぼ広久(ヒロ)視点で語られているんですが
ときおり江里口視点で語られる彼の心情が
無自覚ながらもヒロに向けられた気持ちを物語っていて
二人の心の動きがよくわかって
感情移入しやすかったようで
先に自分の気持ちに気づいて戸惑うヒロにも
やっと自分の気持ちに気づいてなりふり構わず行動する江里口にも
思わずウルウルきちゃいましたよ。
描き下ろしの「セブンティーン・キス」は
やっと7年越しのお互いの気持ちを確かめ合って
ラブラブの二人に会えるかな?と思ったら。。。
そう簡単にはいかない、もどかしいほどに不器用な広久にヤキモキ。
江里口のストレートな愛情表現にどう答えていいのかわからず
ぶっきらぼうな態度しか返せないくせに
その後すごい後悔してる広久を見てると
「もぉ~~!何やってんだよ!( `Д´)σ」
ってイライラさせられるんだけど
気がついたら、広久にエールを送ってましたw
でも、余裕綽々の態度だった江里口も
実は本気で人を好きになった事がなかったから
広久に対してはかなり不器用だったんだな、と判って
ますます甘酸っぱい気持ちに。。。
結局は二人とも初めての本当の恋に
どうしたらいいのかわからなかったんですね~。
この作品を読んでいると
オトナになってすっかり忘れてしまっていた
恋愛に対する一生懸命さや必死さ、甘酸っぱくて苦い感情を思い出して
遠い目になっちゃいますよ。。。
余談ですが
これって砂原さんのディアプラス文庫2冊目の作品らしいのですが。。。
エッチの挿入シーンは朝チュンでしか描かれていないのに
そこに至るまでのシーンでの細かな性器の描写が。。。かなりエロいw
もっと後の作品のあとがきで自らを「エロ担当」っておっしゃってましたが
この作品の時点でも十分エロ担当だったみたいですねw
いや~、青春ですな。
高校生の時のことを思いだしました。とはいっても、そんなときめきはなかったのですが、修学旅行の感じとか、文化祭の感じとか、そういえば楽しかったよね~と小説の内容と別のところで、しみじみしてしまいました。
お話は……胸が!!! キュンキュンしまくって、このキュンはどういう現象なのだろうかと考え込むほどの回数でした。
学園物って苦手なのですが、それでも萌えたのは、二人とも片親で恋だけをしているお気楽な高校生ではなかったからかもしれません。とくに広久は家事までこなす長男。それをあまりグチグチ言うわけでもなく、頑張っている姿はいじらしいのです。
広久にとっても初恋ですが、色んな女の子と遊びまくっている侑にとっても初めての恋なんですね。初めての感情に戸惑う広久と、今までにない自分の感情を持て余す侑。
それぞれの初恋に、キュンキュンしました。
こんなできた高校生がいるのだろうか、と思わないでもなかったですが、リーマン好きな自分でも十分すぎるほど楽しめました。
めっちゃ良かった…。
今まで読んだ砂原糖子作品のなかで一番好き。
キュンキュンキュンキュン、胸の病になったのかと思うほどトキメキました。
砂原さんって意外と学園モノが少ないんだけど、高校生が主役の小説が向いてるのでは?と思わされた一冊です。
この焦れったい恋、オトナ同士の恋愛だとまどろっこしく感じたかもしれない。けど、高校生同士というだけでトキメキ度がアップ、切なさに悶絶しまくりました。
主人公の受けは、無口で真面目で芯のしっかりしてる高校生です。攻めは同じクラスのイケメンのモテモテくん。
180度違う二人は、小学四年生のときの同級生だった。再会し、仲良くなり、恋心を自覚する。
二人とも一生懸命です。一生懸命、相手の気持ちを考え大事に大事にしようとする。それゆえにすれ違ってしまったり…。
正直この小説に、最後の長いセックス描写は要らなかったんじゃないかなぁ。
二人の切ない心理描写で大満足、満腹してセックス描写を蛇足にすら感じてしまった私です。
永い永い初恋成就のお話。私的にはある意味高校生らしい、好感の持てるお話でした。
オバサンでも過去に感じた事のある、甘酸っぱさがそこかしこにちりばめられていて、どこがといいきれないくらい、始終キュンキュンしておりました。
真面目高校生、苦労人、お人好し、などなど、冠がいっぱいつきそうな広久の「恋愛」とか「好き」の感覚と、フェミニストな侑の「お付き合い」とか「セックス」に対する価値観と、基本がまるっきり違う二人が紆余曲折しながらも『やっぱりお互いが一番好き』でめでたしめでたしよかったね、っていう感じ。
実際のところ、片思いってどのくらいの率で「相互片思い」なんだろうっていつも思います。どちらかが勇気を出して告白しなければ、結局「どうせ私なんて」みたいな後ろ向きな気分のまま諦めちゃうでしょ?
どちらかというと、性格は男前だけど最初から諦めムードの広久は、侑の懐の広さに救われていますよね。グルグル悩んでいるのが広久で、実は色々気を回しているのが侑なわけで。ところがその歯車がなかなかうまい具合にかみ合わない。それでも広久の鈍感さにイライラせずに読み進められるのは、彼が本当にいい子だからだと思います。この生きずらい世の中で、よくもここまで純粋に育ったものだとオバサン感心しちゃいました。この子が育った家庭ですから、このあと侑を「恋人として」紹介しても難なく受け入れてくれるんじゃないかな。弟君はちょっとヤキモチやくかもしれませんが。
で、脇の皆さんがなかなか色々と個性的な面々で、いい感じに二人に絡んでくれるので、奥行きも出たと思います。麻美さんは、デラックスの人とうまくいってると思いましょう。桜田さんは梅野と付き合ってればいいよ。弁当屋さんの女子大生、いるよねこんな子。よーく考えてみたら、なんだか嫌な子ってこの女子大生以外出てこないから読後感がいいんでしょうね。
日常的な高校生モノです。
ですが何故だかわかりませんが
泣けて、そしてすごくキュンキュンします。
胸キュン度はどんな高校生モノにも勝ります。
高校生モノが苦手なにも読んで欲しい。
砂原作品で1番オススメです。
小学校で短い期間同級生だった侑(ユウ)と広久(ヒロ)。
二人は高校で再会し、クラスメイトに。
小さい頃は女の子のように可愛く、
密かにヒロが胸をときめかせてユウは、身長も伸び、
すっかり男らしく成長。
性格も社交的で、誰とでも仲良くなれる彼は、クラスの人気者。
そんなユウと少しずつ、友情を深めていくヒロ。
それはやがて恋に………。
攻のユウは何でも出来る超カッコいい男ですが、内面は空虚。
ヒロとの恋によって、段々と人間らしくなり、成長します。
対する受のヒロは、外見は可愛い系ですが。
中身は誠実・真面目な凛々しい男前。
二人とも成長過程で揺れる男の子ですが、どちらもとても魅力的で。
思わず応援したくなるような恋物語で、読後感がとても爽やか。