僕のねむりを醒ます人

boku no nemuri wo samasu hito

僕のねむりを醒ます人
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
28
評価数
9
平均
3.2 / 5
神率
0%
著者
沙野風結子 

作家さんの新作発表
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イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
茜新社
レーベル
オヴィスノベルズ
発売日
価格
¥857(税抜)  
ISBN
9784871828093

あらすじ

刑事の雪弥は連続暴行事件の犯行現場で射抜かれるような視線を感じる。
雪弥を見つめていたのは、11年前雪弥の身体と精神を壊し、姿をくらませていた幼なじみの葛城耀だった。
かつて自分を裏切った男に気を許したわけではない。
だが、強気で意地悪だった以前と違い、まるで別人のように優しく上品な雰囲気をまとっている耀。
雪弥は、思い出のオムライスを作ると言う耀のマンションへ連れて行かれるが…。

表題作僕のねむりを醒ます人

再会した幼馴染で会社社長 葛城櫂(皓)・27歳
所轄の刑事 瀬口雪弥・27歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

病んだジャイアン攻め

いきなりだが、この頃の奈良千春さんの絵はいかにも小説の挿絵っぽくて大好きだったのだが、そんな表紙で購入した本でした。
なかなかに際どいところが丁度窓枠で隠れるというムフフ表紙のひとつデスw
キーワードにもあるように二重人格モノです。
攻めの病み具合、激しい歪んだ執着。
受けの流され具合が結構好みで、ドSとドMのカプが好みの作品です。
また、エロ描写も攻め方にしろ、受けの反応が実に良くていやらしい雰囲気がそそられます。

主人公・雪弥はまるで感情が薄く、出来事に無関心な人間として描かれているのですが、管轄で起きた事件現場で昔自分を襲っていなくなってしまった幼馴染に再会したことからだんだんと変化していきます。
この再会した幼馴染・燿が二重人格だったんですね。
優しい面を持つ皓と、意地悪な燿。
雪弥の知っている燿はこの意地悪な燿。
彼に拉致されて監禁されてエロエロな目にあわされるわけです。
この二人には色々諸事情があり、雪弥の生い立ちとか、燿が変わってしまった理由とか、それらがあってどうして雪弥は優しい皓ではなくて、意地悪な燿でなくてはならないのか、ガッテン行く展開になってますv

飲食店の戸を一枚隔てただけの個室で、隣室に団体がいるのに雪弥はあれやこれやされて、、、その緊迫エロエロ感。
拉致されている間、食卓で責められる雪弥は、下の口と上の口の両方にそれぞれ違う肉を味わわされて、、、
そんな飲食を伴うエロはイヤラシサがUPします!

燿は好きだから苛めたいまるでジャイアンでした。
雪弥はさしずめドSののび太くんww
あれでもアメリカでMBAを取得して会社の社長をやっている人なのか!?というくらいに雪弥といる時は子供っぽく、しかも雪弥に再会するためにとる手段が実は雪弥の警察で追っていた事件と関係あるのですが、正直子供の思考です!
二人きりでいる時の姿は本当に二人とも、昔の子供時代に戻っているようでした。

燿が雪弥に優しくしてやれなかった後悔から生まれたはずの皓なのに、激しく皓に嫉妬する燿の姿。
同じ自分なのに、そこんとこの収集がちょっと皓がカワイソウだったかもww
でも、雪弥がいれば皓は必要ないんですよね。
結構お仕事的にはヌるい感じがありますが(警察や、社長なのに)、二人の関係物語としては、とても面白く楽しめました。

4

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