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尻上がりに面白くはなっていったんですが、前半から中盤にかけて、かなり辛かったです。
ストーリー以前に、文体が辛くて。いくらなんでも視点がぐるぐるしすぎだよぅ。
主役カップルふたりでぐるぐるしてるならまだいいんだけど、脇役の視点になったかと思うと受け視点にかえってきてまたべつの脇役視点にいって今度は攻め視点にかわって…一文ごとにぐるんぐるんしてるような箇所もあり、さすがに酔うわ~!と思いました。
あらすじ的には好きなんですけどねぇ。
7歳で16歳年上の美人ホテルマンをみそめた大金持ちの天才少年が、7年後に口説きにくる、って話。
でも妙にヘタレなので、ぜんぜん上手く口説けなくて、しおしおと引き上げていく。で、数ヶ月後またやってくる。でもやっぱり上手く口説けなくて、しおしおと…。最初はちょっとイラッときたんだけど、だんだん面白くなってきました。ヘタレ大好き。
ただ、天才ゆえの天然ボケが入った年下攻めなんだから、もうちょいその天然ボケ成分を生かした口説きかたをして欲しかったな~。
ホテルマンのほうも、最初のほうは完璧なプロの仕事人らしい対応をして欲しかったな。最初からちまちまとプロっぽくない対応を見せてるのが残念。それが少しずつ崩されていく様子が読みたかったな、と。
ロンドンの名門ホテルでVIPを担当するゲストリレイションズのカイリは、ある日突然、ある“賓客”から指名を受ける。
しかし、その相手は世界的大富豪の後継者で16歳の天才児、そして7歳のときカイリに求婚してきた、ラルフ・ウィリアム・ロシュバード。
カイリは富も名声も社会的立場もある彼がどうして……? と不思議に思うのだが……。
そんな感じの話でした。
どっちかっていうと、すっかり落ち着いてしまったけど、恋愛だけは初心者なラルフを見て、カイリが自分を保てなくて、まともじゃいられなくてふらふらする話……だったと思います。
ゆったりペースの話で、じっくりと相手の気持ちを大事にする感じがたまらなくよかったような気がしました。
一時、カイリの方がかなり思い切ったことをやらかしたんですが、普通のBLみたいに、そこからなし崩しにいっちゃうんじゃなくて、そこで一回ちゃんと、立ち止まってくれたのがよかったと思いました。
でも、最後はなかなかに派手だったと思うんですが……(苦笑)
まぁ、外国なんだから、それはそれでありかもしれない……と、思ってしまう不思議。
ゆったりまったりなBLが好きな人には是非是非お勧めします☆
きれいな穏やかな話です。
最後は、受け攻め確認できる前に終わっちゃったので、受け攻めなし、にさせていただきました。
誰か、中でそんな描写あったよー! っていう人がいたら直してください。