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作家さんの新作発表
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お仕事に汗を流しながら、ドタバタしつつ仲を深めてきた2人の公私にメンテナンスの時が訪れるシリーズ4冊目です。
シリーズ序盤にも登場していた曲者の大先輩が再登場し、弘に手を出そうとするという。いわゆる当て馬と言いますかスパイス要員なのですが、60過ぎのガテンオヤジとは、なかなかお目にかかれないキャラ設定ですよね。(それにしても、押し倒され襲われかけても、ふざけてプロレス技かけられてるのか?とギリギリまで思うとか、ほんとにもう(笑))
しかしそのオヤジのお陰もあり、2人の仲もまたひとつ進展。笑えるエピソードを織り交ぜつつ、次巻へ…という流れの巻です。
シリーズの4作目。
本作では、喜美津化学の工場は「定期修理」中につき、製品の製造中の切羽詰まったトラブルなどはありません。
2作目、3作目と続いて弘(品証部)が提案している排水系のクローズドシステム、そのテストに伴う機械のトラブルと、本社の営業部の徳永が工場に研修に来る話、そして弘の新居探しがメインとなっています。
ラブ方面では、前原はますます弘に執着して、①毎日毎日家に来てあれやこれや。②弘に懐く徳永に嫉妬。③弘を狙っているオヤジ辻本に慌てる。
という展開です。
特に1作目に出てきた両刀のちょいワルオヤジ、定年退職した工場の大先輩辻本は、前原と弘の仲を知りつつ本気で弘にちょっかいを出してきて…ニブチン弘の貞操が危うし!
辻本が前原に仕事への取り組み方になぞらえて、男同士の恋の緩急について語る場面などが読みどころでしょうか。全体に、2作目の慰安旅行時のドタバタからのコミカルテイストが強いので、「ガテンで硬派な工場の男達」的な部分は少し薄れています。
逆にHシーンはアツイ!弘のエロさが増しに増しております!そして弘のお引っ越し先も決定!(前原の住んでるビルの上のフロアですよー。ほとんど同棲?)
ぷりぷりしながらも流されちゃう弘がかわいかったです。
回を増していくごとにレベルアップする弘がこれまたえろいw
すでにシリーズ6巻読み終えていますが、まだ一度も背中を中心に攻められている弘の回が無い!何をしているんだ前原!おっさんが言ってたモンスターな弘を見させてくれ!
許可証シリーズの4
タイトル通り、工場は定期修理中。
といっても仕事が全く無いという訳ではなく、弘はクローズドシステムで使用するろ過装置の実験。前原は工場機械の管理責任者として、忙しくしています
弘の目下の悩みは、独り暮らしをはじめたことで、毎晩のように家にやってくる前原の存在…。
そして弘を真剣に狙う、製造部OBの辻本老(笑)
と、仕事よりプライベートが多めな今回です。(今までが多忙すぎたとも言う)
なので、今巻だけ見るとお仕事ダイスキーな私には多少パンチが足らないような…気が…しますが
弘が仕事とプライベートの両立、前原との将来を真剣に考える重要な回です!!
許可証シリーズの醍醐味は、ガッツリ骨太なお仕事描写にあると思います
昨今のBLにありがちなオフィスラブ『貴様ら何イチャこいてんだ仕事しろ馬鹿野郎ぅおおおぉ!!』
とは逆で
『いや、そろそろ過労死しちゃうから寝なさいよ…半月くらいまとめて休暇とって温泉にでも行ったら?』と、こちらが不安になるくらい仕事に全力です
弘も前原も
仕事を通じて出会い
お互いを知り
信頼しているということ
仕事に真剣に打ち込み、結果を出す相手に心底惚れている
反面、本気で悔しく
さらに切磋琢磨する
仕事という目標に将来の展望があるわけです
社会人ですから。
次巻で前原の父、中尾さんが『男にとって仕事とは、それ以上の意味を持つ』とかなんとかおっしゃっています。
その通り。
仕事とは、ただお金儲けけだけでは無くて、名誉云々の前に、試練であり達成目標であり人生のスパイスで充実であるわけです。
「仕事と私どっちが大事?」とか…そんな簡単に割り切れる訳ないじゃないですか…もちろん恋人も大事、大切だけど
人生には両方、無くてはならない物なんですから。
いやー、工場ってホント色々あるもんなんだなーと読む度に感心しますし、仕事内容にも興味がわきますな。
今回は阿久津〔受〕と前原〔攻〕が働く工場が、定期修理、略して定修に入ります。
その期間はプラントを完全に止めて改修作業をするのですが、その間は彼らは休んでいられるかというとそうではなくてしっかり働いてます。
前原は製造部で、そして阿久津は排水濾過のテストに試行錯誤。
今作はおそらく今までで一番、エロシーンが多かった気がする。
まあ働く男達であり、やりたい盛りの男達でもありますからねー、そして今作で彼らは同じビルに住む事になり結び付きもより深くなって行く予感を感じさせるところで続く、です。
しかし阿久津に手を出そうとしたのが、まさか60を超え辻本のオヤッサンだったとは!
まあ確かに最初から、阿久津を別嬪さんとか言ってはいましたがまさか本気で手を出そうとするとは考えてなかったのでちと意外!せいぜいセクハラ程度かと思ってましたよ!
でもしっかり前原が駆けつけてきてくれるし、辻本のオヤッサンはチャキチャキしててどうも憎めないのだなー。
辻本のオヤッサンが男に逃げられたという過去話がちょっと気になったりもして……。
工場と恋愛と男同士で付き合う事のやっかいさや、そんな諸々の事が色々出てきますが、このシリーズはともかくその辺りのバランスがよく飽きさせません。
男としても矜持をしっかり持っているとこもいいです。
そして今回はエロが多くてエロかったー、想い合っている同士のエロですが甘いだけじゃないのもいい。
あと前作で違和感を感じた、前原が作った奇妙な拘束具ですが今作中で何故あんなものを作ったのかの理由がさらっと書かれてました。でもまあ納得する理由ではなかったですが。
あとがきによると今作は起承転結の結にあたるそうです。
しかしシリーズの最大の波の結はこれから来るとの事なのでもう続きを読むのが楽しみ~!
大人買いして良かったー!
“許可証シリーズ”4作目。
ようやく落ち着いたかなといった感じのシリーズ4。
恋人になったふたりに訪れるのは恋敵の出現か、同棲の話か
といった定番な運びではありました。
が!
前作にもでてましたけど、定年退職した辻本のおっさんが
恋敵として登場します。
60overのおっさんが、ギャグじゃなくてガチで恋敵として
登場するんですよ!なんかしかも、ちょっとかっこいいw
むりくりBLファンタジーなナイスミドルな60overじゃなくって
あー。こういう色事師なおっさんいるいる!って感じで
無理がなかったように思うのですが、みなさんはいかがですか?w
ところで辻本のおっさんの昔の男の恋人というのは
まさか社長とかじゃないでしょうね???
けっして、おもしろくなかったわけじゃないけど
シリーズ1、2、3に比べればだいぶ感情の波が少ないです。
それだけふたりの関係が落ち着いてきたのかと思います。
かにゃこさん、今晩は^^
さくさくと読みすすまれているようで、恐悦至極ですv
<<辻本のおっさんの昔の恋人というのは、まさか社長とかじゃないでしょうね???
私もソレを疑ってるんです!!
おっさんの言葉の端々や社長の辻本への親愛振りが、創業当時からの同志に対する以上のものを感じてしまって。
そう考えるのって、ヘン?深読みのしすぎかしら…と、ずっと思っていたので、嬉しさのあまりコメントさせて戴きました(^。^)
yesの人は是非! 萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
癒し系美人の容姿を裏切る熱意と頑固さを内に秘め、時にはとんでも発言をかましては和ませてくれる弘と、そんな弘に惚れ切ってはいても仕事では負けたくない現場きっての頼れる若頭的存在の前原。
この二人を中心に、個性豊かな面々を交えて送るガテンな工場ライフ「許可証シリーズ」4冊目。
これまでの怒濤のトラブルに大奔走!の前3冊に比べるとワーク色はやや薄め(あくまでシリーズ比)でちょっぴり寂しいですが、その分恋愛面強化と嬉しい配分。
期待値上げて読んでなお面白かったというモンスターシリーズです。
まさかの御年60代のライバル出現!?
色事師の異名をとるOBの辻本が、二人の間に割込みます。当て馬というよりちょっとジャレつくといった感じなので三角関係じゃありません。といっても辻本さん、
「いいか、女と男じゃできる堪忍が違うんだ」
「格好つけて色恋と仕事を分けるんじゃねぇよ」
「弘とこのまま定修なしでいけると思ってんのか」
等々、けっこう深い言葉を残していくから侮れない。
同僚といえど製造部と品証部。
違う責任を担うからこそ馴れ合えない、そんな相手を恋人にしてしまった弘と前原は、辻本の言葉が示唆するように、改めてその事実に頭を悩ませます。
シリーズテーマの“仕事と恋愛は両立するのか?”
男同士だからこそ、ここまで熱くここまで濃くこのテーマを厭味なく体現できるのだと思います。
ワークものなのに笑いも提供してくれるという読みやすさ。
幅広い年代の人にも自信をもってお勧めできるのが嬉しい。
前原健一郎(喜美津化学製造部 若頭 周りからの信頼が厚い)×阿久津弘(喜美津化学品証部 理系大学卒の期待のホープ)
喜美津化学の工場は定修(定期修理)期間に入り、プラントが停止している間品証部ではシステムのプレテストを行う事になりますが、作業を開始して間もなく機械が故障してしまい、ちょうどその場に居合わせた製造部OB・辻本に修理してもらい事なきを得ます。
辻本は阿久津の放つ色気をいち早く嗅ぎつけ「品証の美人」と言い始めた人物で、前原と付き合っている事実を知りつつも阿久津に手を出そうと狙っており……
シリーズ2、3作目は前原と阿久津の恋愛と、喜美津化学に降りかかるトラブル(排水の性状悪化、水不足により製造が困難になる)に関する描写が恋愛と同等かもしくはそれ以上の比率で書かれていたのですが、今作はいつもに比べれば恋愛>仕事という感じで甘い雰囲気の二人を楽しませてくれました。同棲ではないですが同じビルの別部屋に住むことになったりして、随分二人の関係も進歩したんだなぁとしみじみ思ってしまいました(一度自覚したからなのか、意外にも阿久津が行動的なのにはちょっと驚きました)。あとがきにもありましたが一応この作品で一つの区切りで“起承転結”の“結”になっているようです(最終巻という訳ではありません)。確かにそう言われてみれば仕事面・恋愛面ともにそうかもなと納得しました。
個人的な好みを言わせてもらえば、恋愛<仕事or恋愛=仕事くらいの割合の方が読み応えがあり楽しめたので、あまり仕事上で大きなトラブルがなかった今作は正直ちょっと物足りない印象がありました。とはいえ、以前とは違う100%“同意”の雰囲気(今までは阿久津側が戸惑っている感があった)のHだったり、阿久津の積極的な行動だったりには大いに萌えましたし、相変わらずのコミカルなシーンも健在で本当は充分に満足だったりするのですが…(シリーズ他の作品に比べてしまうと[神]ではなくて[萌]かなという評価です)
起承転結が一回りして、また次の一回りが始まるのかと思うとすごく楽しみです。