お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
isansouzkunin ni junan
お腹にズッシリくる小説ではないんだけど、さくさく読みやすくて面白い、鹿住槇さんらしい可愛いお話でした。
ぶっちゃけるとビミョーに物足りないんですが、この物足りなさも鹿住槇さんの小説のいいところじゃないかなァなんて思います。
主人公は売れないイラストレーター。借金して失職してアパートを立ち退きしなきゃいけなくなった矢先に、突然遺産が転がりこみます。
相続したマンションには義理の弟が住んでいて、同じ時間を共有するうちに仲良くなって、口説かれて――。
気持ちのいいハッピーエンドでした。
あと、巻末についてたSS、『ないしょの作文』がめっちゃ面白かったです。