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mahoukishi ha ai de torokasu
暴力凌辱シーンが絶対にない、安心して読めるハピエンが、今城先生の魅力だと思う。
赤木作次 さんの挿絵が綺麗で、御伽噺の世界観を広げている。
王国の第七王子で、天盟の魔法使い、美貌のルシアン。
魔法学院の門前に捨てられていた赤ん坊のフユは、老イラフに拾われて、
学院の飛獣番人小屋で育てられた魔法を使えない子。
老イラフが老衰で死亡。宿舎から追い出されるフユを助けたルシアン。
キラキラ王子が気にして構う、フユ。
魔法を使えない地味系男子、フユはとても性格が良くて純粋。
飛獣たちに「心の餌」を与える、汚れない心の持ち主。
ルシアン王子が贈り物をしたくなる健気。
強い魔力を持つルシアン王子は、実父である王やその一派にとって脅威の的。
そして、事件が起きて、フユががんばる・・
という展開。
淡々と進捗する御伽噺だった。
・・・難を言うなら、
官能シーンを削ってでも、もう少し後日談を書いて欲しかった。
殺人を企てた犯人に対して、処遇が甘い。
そして、その後についてプツンと切れたような終わり方で、あれれ?な感じ。
続きがあるのだろうか?期待。