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anidan animal danshi
あにだんシリーズ1作目のパンダ×飼育員のその後SS
進化種と呼ばれる人間に変化できるパンダ・漣漣(攻め)と飼育員・砂場(受け)のカップルに凛凛が生まれて8か月。
展示場デビューも果たし、ますます愛らしくなっていく息子と子煩悩な父親ぶりを発揮している漣漣の姿に砂場は幸せいっぱいです。
ある日、漣漣と凛凛が二人で作戦会議をしていることを漏れ聞きます。
仲間外れにされた気がして二人にそれぞれ嫉妬し反省する砂場。
漣漣に聞くと、凛凛は両親の結婚2周年が近いと他のスタッフたちに聞き、お祝いをしようと思い立ったというのです。
ほぼ同じ時期に伴侶になった獣医の垣内から「記念にディナーに行った」と聞き出した凛凛は砂場たちにもディナーに行って欲しいといいだします。
ひとり留守番になることも承知しており、そのためのシッターも自分で確保しています。
いつまでも赤ちゃんだと思ってた凛凛が成長していることに驚くやら寂しいやら。
それを聞いた漣漣は「それなら弟か妹作っちゃう?」と誘いますがそれとこれとは違うと受け流されてしまいます。
ディナー当日、スーツに着替えた砂場と漣漣はディナーに出かけるのですが、二人が向かった先は・・・
ディナーの準備を請け負った砂場はディナーに出かけるのではなくケータリングサービスをとり、親子3人で周りに気兼ねなく楽しくパーティーすることにしたのです。
まだテーブルマナーも怪しい漣漣でしたが、砂場に恥をかかせたらと心配しながらも、普通のデートができない砂場を気遣っていたことを聞き、感激する砂場。
3人で楽しくディナーを食べた後、ついつい飲み過ぎた砂場は盛大に幸せを語ります。
「可愛い子供がいて、イケメンの旦那がいて幸せだ」「漣漣と伴侶になれてうれしい」と終いには、幸せののお返しは何がいいとまで言い出す始末。
何もいらないという漣漣でしたが・・・
「凛凛の弟か妹を作ってはどうでしょう?賛成の人は手を挙げてー!」と・・・
前回スルーされた子作りにしっかり持っていくまでとても楽しかったです。
漣漣のスパダリでイクメンな姿が素晴らしかった。
そして、凛凛は凄くかわいい。
いつもはツンデレ気味の砂場ですが、漣漣の気遣いに終始デレデレで漣漣があたふたしているのが楽しかったです。
そしてやはりというか、シッター役にはハシビロコウのオサムさんが凛凛に頼まれていました。相変わらずの面倒見の良さです。
3人が幸せいっぱいな家族だというのがすごく実感できる幸せな話でした。
二人のラブラブには砂吐きそうでした(笑)
来年には家族が増えているといいですね。
酔いの覚めた砂場を想像するのも楽しいです。