あらすじ
恋人と別れ傷心のまま英国を訪れた篠原真幸は、酔ってふと迷い込んだ森の中の温室で気を失ってしまう。目覚めるとそこは貴族の館で、主人で温室の持ち主であるエドワード・ブランドン伯爵は、真幸がダメにした希少な鉢植えの代償に日本語の教師として館にとどまるよう求めてくる。獅子のごとく野性的で傲岸不遜、人を見下した態度で英国貴族という言葉からは程遠い印象の伯爵に反発を感じ、何とか館を抜け出そうとする真幸だが、部屋に鍵をかけられて監禁状態に。そしてその夜から見始めた淫らな夢が、真幸を悩ませるのだった…。
(出版社より)