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「メディテラネ」周辺の人達の恋バナのシリーズの、とある1冊です。
疲れた時にゃ真上寺作品…というくらい、
一時はルビー文庫イチオシの作家さんでしたが…
今読むと…これまた(当時の)ルビー文庫らしさが際立つんである。。。
お話のほうは、財閥の御曹司&貧乏人の同級生コンビ、
友達以上で恋人未満、実は最初から両想いなのでした…
なんて(オチ未満の)オチがあるという…王道中の王道。
当時のルビー文庫は、厚さが薄く(今も頁数少ないのけっこうあるけど…)
価格は安め(500円前後が中心だったような)
表紙は(宝塚のスチル並に)カメラ目線という~
他社のBL文庫本とは一線を画する特徴が顕著だった。
そしてストーリー仕立てがとことんライト。
読者が恋の結末にやきもきするようなハラハラ感は無く、
だいたいがほとんどハッピーエンドに落ち着く。
集中力のある人なら、30分で読了できるけれど…
それでも読者は文句も言わずに、しっかり買ってしまうような安定感とでも言おうか。
ともかく…仕事で単身出張のおともに、
駅でふらっと買うのにちょうど良い作品が多かった。
いろんな意味で、ひたすら軽いお酒的だったんである。
そういう意味では、ルビー文庫の最もルビー文庫的な部分が、
とても濃厚に出ていたのが真上寺作品なのは間違いなく、
だからこの軽さも、物足りなさも、甘い可愛さも、
当時のルビー文庫方針(?)をかんがみれば、割と普通に納得なんである。
甘々幸せ大団円なラスト、結局…受様の借金はどうなったの??? だけど、
そんなこと問うのはむしろ野暮ってもので、
後味の甘さだけを楽しめばよろしい!
こういうBLもアリなんだと思います。
駅での待ち時間専用BL、必要ですから。
ルビー文庫ワンコインって感じでサクサク読める作品でした。
進学を断念し高校卒業後、父親の借金を地道に返している侑也[受]は、高校同級生であり財閥の御曹司で大学生の傍ら投資家でもある親友の嘉隆[攻]に何かと世話になってます。
実はお互いが想い合ってるってのはもう直ぐに分かっちゃうので後はどうやっていつ告白するのかなーって感じで読んでました。
嘉隆に名家のお嬢さんとの付き合い話が出て来て身辺を綺麗にしなくちゃって流れで遊び付き合い相手代わりをする事になっちゃう侑也。
そこはよく分からない内に言いくるめられた気がしますが、とりあえずキスしてセックスします。
このエロシーンがなんかやたら可愛いです。
特にそうエロいって訳じゃないんですが、無理矢理じゃなく一応和姦ですがラブラブって訳でもなくでも甘くない事もなく、えーとなんか可愛い。
エロシーンの妙な可愛さがちょっと気に入りました。
話自体はまあ普通、父親も借金の為に出てくる様なもんだし訳わかんない謎女もさして意味ないし。
萌にしたのはワンコインでエロシーンがなんか可愛かったから。コスパ的な意味でかな。