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shinshi no aisareokusama wa sute shitsuji
萌えなかった・・・
Ωの『運命』に抗いたいΩの瀬戸千尋
千尋は、一流の執事長を目指していたが、「運命の番」の力に流されてヒート中に番い、αのレオナードの子を身籠り、母になった。千尋視点で書かれているけど、真の主人公は、突っ張る千尋に愛を注ぎ続ける、気の毒なα夫だと思う。読みながら、レオナードとおシンがダブってしまった。
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粗筋
αからΩに性が変ってしまったために、千尋はα専門の学園を中退。
それが理由で両親は離婚。
執事を英国で修行。日本で得た仕事は、かつての学園理事の執事だった。
実は、αのレオナードは退学を申し渡した時から、千尋を「運命の番」と感じて 忘れられずにいた。
執務中に千尋はヒートになり、仕事仲間から暴行されかけた時、レオナードに助けられる。ピルを飲んでいたのに、0.1%の確率の妊娠をする。
妊娠を大喜びするレオナード。愛情深いαの夫は、懸命に手を尽くして配偶者と子を守る。自分を溺愛するαと結婚して、可愛い息子まで授かったのに、千尋は、トラウマを解消できず自分の人生に納得しない。
「Ωの運命に抗いたい」と思い続ける主人公は、両親の離婚がトラウマになっていた。プロポーズにも、結婚指輪も拒絶をする訳は、αの心変わりを恐れているから。
事実婚の親を持つ息子・芙蓉は、母親のことで幼稚園で嫌な思いをしている。
法的に夫婦になることで息子を守る決心がつかない癖に、夫の浮気のゴシップ報道で嫉妬。抑制剤を呑まず、ヒート中に夫の部屋に忍び込み夫の匂いを嗅いで回る。
千尋が、時間をかけて結婚を考えようと呟く場面で終り。
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・・自分が傷つきたくないだけの千尋は、理由をつけて意地を主張して夫に甘える。独りよがりな突っ張った生き方には、萌えきれないし、偉いとも思えない。損な生き方を選択しているので、読んで面白味が無い。
「初めてのオメガバース作品だ」とあとがきにありました。
ウイキには、「日本の女性ジュブナイルポルノおよびラノベ作家。ラブコメを得意とする萌え小説家 」と記載がありました。
ラブコメが得意・・でもこの作品は、どう読んでもラブコメではない。
褒め所ない書評を書きにくい内容ですない(悪口になってしまうか)。他サイトで良いレビューが無いのも仕方ないなぁ、と思う中身でした。
私の読後感想をまとめると以下。
作者の「萌え所の勘違い」があるのじゃないか?。
「ジェンダー」、性差別をテーマにしたかったのかもしれない。
この作品はBLとしても、恋愛小説としても不完全燃焼、続篇で二人のその後を補完をしてほしい。
α夫が気の毒で、読後モヤリます。
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女性向けジュブナイルポルノ・レーベル:
性描写を含む娯楽小説であり、官能小説の一ジャンルの事。ファンタジーが多い。「子供向けの」という意味もある。一般的な官能小説ではセールス上の観点から禁忌とされるファンタジー・SFなどの世界観が幅広く用いられ、また読者に受容されている。
参考にしたのは、ウイキ。