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amakunai koi amai kare
かっこよくて頭もいい先輩と内気でものしずかな優等生の後輩の恋
といった定番なシチュの学園ものです。
し か し 、
定番だからって侮れません!
王道ならではの萌えをしっかり抑えています。
途中で、先輩の友達に迫られるのですが、それを先輩が応援しちゃうんですよね。
「あいつ、いいやつだから・・・」って。。
で、受けは
「やっぱり先輩は俺のことなんてどうでもいいんだ・・・」
と、なるわけです。
そこをまぁ、乗り越えて二人がはれて恋人になるわけですが・・・
そのくだりが絶妙なんですよね。。
もう、キュンキュンします。
エロもきつくないですし、王道で明るい話なので、BL初心者さんにも読みやすいかと思います。
↑主に橘(攻)ですが。だったら私とは感覚が違うとしか言えません。
とにかくキャラクターがダメでした。気持ち悪いくらい。
史之(受)は、これ健気ではあるんだろうけどまったく好みじゃないし、何より橘も福山(史之の隣人・橘の親友)も押し付けがましくて自分勝手で強引・傲慢なヤツらとしか感じませんでした。
鹿住さんは決してキライな作家さんじゃないんです。好き作品も結構ありますし、どちらかというなら間違いなく好きだと言えます。
ただ、こういう何かカン違いしてる(キャラクターがというよりおそらく作家さんが)としか思えないキャラクターが多くて、そこはホントうんざりするんですよ。
こちらはまさに『私のダメな鹿住さん』とでもいうところです。
ストーリーはわざわざ触れるまでもないくらいシンプルな学園もの・三角関係の王道でしょうか。
学園の人気者で王子さまのような橘と、不器用な優等生の史之、史之にまとわりつく(としか言えん)橘の親友で史之の隣人・福山の三角関係。
橘が、親友の想い人だから一歩引いて譲ろうとするところまでありがちなパターンそのまま。
たぶん、橘と福山が優しくて親切で格好いいと思えたら全然違ってくると思うんですが、私にはただ身勝手な親切の押し売りとしか思えなかった。どちらにもまったく魅力を感じない。
いやもう、ひたすらつまらなかったです。Hがないのなんて最後まで気にもならなかったよ。何もかもどうでもよくて。
浅くて単純でわかりやすいのでさら~っと読めますが、読み終わって本閉じたら即忘れて内容は何も残らない感じです。 私はイヤ~な気分だけは残りました。