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ハリウッドスターのローランドに仕事を頼まれ、特殊メイクスタッフの阿久里は、彼の家に2か月滞在することになります。
しかし、2か月を待たずしてあっという間に阿久里はローランドに手を出されてしまいます(笑)
阿久里(受け)が良いです。ちょっとクールすぎると思わなくもないですが、卑屈になることもなく淡々と反応しているのが良いです。ローランドに抱かれたのは、男として生理的に苦しいのは分かるので気の毒になったから、なんて、どこまで冷静なんだとビックリしつつも面白かったです。
題名からしたら、阿久里に振り回されたローランドが最後に形勢逆転させるのかと思ったのですが、やっぱり阿久里にベタ惚れでした。
さくっと読めて楽しい作品でした。
主人公は全く自分の身なりに構わない日本人の特殊メイクアップアーチストの阿久里と、ハリウッドの血統正しき超美男俳優のローランド。
舞台がハリウッドだけに、浮世離れしたサクサクっと軽い作品。
それにしても、この題字のフォントと色、どうにかなりませんかね~(汗、)臭いですよ。。。
ハリウッドの特殊メイクスタジオで働く阿久里は、特殊メイクの仕事でローランドを世界一美しい狼伯爵に仕上げ、そのテクニックとマッサージのテクニックに惚れられ、自分と契約をして欲しいと依頼されます。
何とその依頼は、ローランドを”醜男”にすることw
変身させることを心から好きな阿久里は、スケジュールの契約を破棄してローランドと二カ月の契約を交わす。
このローランド、売れっ子として帝王のような顔でふるまっているのに、本当はヘタレで老いて醜くなるのが怖いのですv
そして、セレブによくある下半身の節操のなさで、望まないゴシップにヘタレているのです。
今までも、そんなスキャンダルいっぱいあるだろうに、今回はどうしてそんなにヘコタレてるんでしょうね?
一方、阿久里ですが、これがまた色気がないというか、男前なんです!
実は女々しい外見がコンプレックスで、それで身なりを構わない格好をしているという、それの影響で変身という特殊メイクに興味を持ったという、トラウマ持ちの人ではあるんですが、セレブにもビビらない!
ローランドが言い寄っても、好みのタイプはエイリアンとかw
夜這いをかけるローランドに、シーツと枕でダッチワイフを作ってやろうとかw(南極1号ならぬ、花嫁1号v)
機嫌を損ねれば仕事を干されるかもしれないのに、口に衣着せない物言いで、ズバズバとローランドの鋭いところを突き、一切媚びたりしない。
辛抱たまらんローランドがとうとう阿久里を襲うと、日本語でとんでも馬頭言葉を乱発www
ローランドは日本語がわからないから、愛の言葉をささやかれていると勘違いしてみたりw
色気もへったくれもあったもんじゃないのです。
でも、そこがすごく面白い♪
でも、そんな阿久里だからローランドはどんどん阿久里を好きになっていってしまって。
阿久里もほだされて。
単純に言ってしまえば、何もかも持っているはずの恵まれた男は真実を言い、性格に表裏のない、信頼できる相棒が欲しかったのですよね。
でもね、下半身の節操がない男ですからその後というのは、不安がなきにしもあらずですが・・・
阿久里は強いからいいか、どっちかっていうと、ローランドが捨てられるタイプよねw
「変身」をキーワードに進むスタイリッシュな(?)思い込み男のおかしな恋愛話、というところでしょうかw
いっつも、思うのですが、ライトグラフさんのあの、ボソっと雑草が生えたような茂み表現は、体毛が薄いって表現の阿久里にあっていたかどうか?
思わず「陰毛カツラ」を連想して爆笑したのは内緒ですw