イラスト入り
anya kitan
ホラーBLという事でポチリ。
設定は明治時代?でしょうか。限られた金持ちの生活の中に洋風なものが入り始めた頃のお話です。
主人公は売れない作家・光太郎。
作家が本業だが、幼馴染の公爵家の庶子・冬弥の仕事の助手をしている。
冬弥は、祓い屋。
今回の依頼は、田舎の大地主・倉本家に女の幽霊が出る、というものなのだが…
という冒頭。
なんというか、あまり捻りは無く、倉本家には訳ありで死んだ女性が何人かいて、彼女たちが想いを残しているわけです。
倉本の死んだ妻が光太郎の知り合いだった…というのはちょっとこじつけ?
その因縁で光太郎があっちの世界に引きずり込まれそうになったり。
いつもは光太郎を馬鹿にしたり文句ばかり言っている冬弥が、焦って光太郎と幽霊を引き離そうと奮闘します。
幽霊騒動が一段落して、物語のラストに急にBL展開がブッ込まれる…という印象ですね。
光太郎は冬弥が好きだったのでアワアワです。冬弥は好きな子をいじめるタイプで、冬弥なりに好意は表してたらしいけど…
ジャイアンと鈍感、ですね。
あ、ところで表紙のスーツ男が祓い屋、和服が助手ですよ。