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響さんの作品初の脱ヤクザもので、辣腕実業家×美貌の外科医の話です。
が、「堕ちるまで」と「溺れるまで」の主人公桐生竜也が、静の紹介者としてすこーしだけでてきます。
(でもこれが結構重要な役割を果たしています)
静のその美貌と経歴を見て静を桐生の愛人だと思い込んだ鷲崎に強姦服従を強いられ、憎みながらも躯は淫らな快楽に落とされていく。
しかし、のっけからこんな仕打ちを静にする鷲崎は、そのへんのヤクザにも負けず劣らずの鬼畜です。
基本的には凌辱鬼畜+言葉攻めとなっています。しかし、こんな俺様な男に腕以外にも執着される静はちょっと気の毒。
でもエッチシーンは結構濃厚で、凌辱鬼畜なのに「静本当は愛されているのね」と思いつつ、白衣を着て鷲崎に嬲られるシーンがもう少し多かったらよかったのにと思う私です。
鷲崎が静に対する態度は、「いい大人が、思い通りにならない好きな子をいじめている」としか思えません。
この中で一番の活躍は、静の患者である鷲崎の父親でしょう。鷲崎の静に対する態度や暴言に対し、なにかと静に対しやさしくフォローを入れていたのがよかったのでしょう。
はじめは、気の強さを見せていた静ですが、鷲崎の心の内を知っていくうちに、どんどん好きになり、最終的には健気な受けになってく姿にいじらしさを感じます。
外科医の静を一億円で買った鷲崎。
鷲崎が助けたい相手は父親(義父)だった。命を狙われた父親。
他人を信じない鷲崎だからこそ、静の報告書を鵜呑みにしたんだろう。
鷲崎が唯一親しい奥村が、色々問題を起こすけど…静をなかなか信じない。人を信じられない。
静を力でねじ伏せさせることしかしない。
静はそんなふうにしか扱えない鷲崎を好きになっていく。
父親の一言で、自分の気持ちに素直になれたとき、鷲崎が静の孤独感がとけていく。