私はその作品が良い作品かどうか、タイトルのセンスを見れば7割がたわかると思っています。タイトルセンスが良いってことは言語センスが良いってことでもありますから。というわけでみなさんのマイベストタイトルを教えていただきたいです。
こんにちは。楽しいトピですね。
皆さまの挙げてらっしゃる作品に大きくうなづいてしまいます。
こちらで拝見したのもあって、迷っていた「イトウさん」を購入しました。
私にとっては、背中を押してくれた最後の一押し的な感じです。
ありがとうございます。
私からは、やはり日高ショーコ先生の「憂鬱な朝」
作品を読むにつれ、タイトルの重みが際立って来るというのが「マイベストタイトル」ですよね。白々と明けて行くかの様な表紙の変遷も素敵でした。
他の方が挙げてらっしゃる志水ゆき先生の「是」もそんな感じです。
私もこのトピを見て、自分の本棚をズラーっと見返してしまいました。
楽しいトピをありがとうございました。
匿名14番さん (1/1)
和泉桂 全般。
清閑寺シリーズ等。
いかにも耽美な印象的な、視覚的にも音的にも美しく纏まりある題名が得意な先生です。
言葉選びのセンスがいいというか。毎回よく思いつくなーと。
内容や筆致ともしっかり合ってるのが凄いです。
私だけでなく、結構インタビューなんかでも褒められてる事が多いですね。
あと、「聖伝」CRAMP
題名というか、本編作中序盤の宣託で、巻頭の煽りや粗筋みたいに使われた
「六星流れ堕つる、基は天に背く…」で始まる序文。
序文が1巻からラストまでの完全なる粗筋でネタバレなっていたのに、最後まで気づきませんでした。完読してからこの序文の文章凄すぎ!って思った覚えが。
匿名13番さん (1/1)
おげれつたなか先生のはだける怪物がマイベストタイトルですかね...!おげれつたなか先生の他作品も素敵なタイトルが多く悩んだのですが、この作品が個人的に大好きなので。
エモさと暗さがちょうどよく混ざりあった、作品にぴったりのタイトルなところがお気に入りです。
匿名7番さん (2/2)
たなと先生の「スニーキーレッド」3巻発売ですね!
という事で、たなと先生の「しるされしアイ」を挙げます。
1回目はつらーっと読んで終わってしまったのですが、2回、3回と読むうちに、あれっ?タイトルの意味ってもしかして…と遅ればせながら掛詞らしきものに気づくという経験をしました。(あくまで個人の見解です)
そこからもー大好きに。
タイトルに仕掛けがあるものをもっと知りたいです!
basso先生の「となりに」です。
シンプルなタイトルどおり、
ストーリーも大きな起伏があるわけではなくシンプルですが、
すごく胸がきゅーっとするので何度も読んでいます。
表紙も素敵で好きです。
互いにとなりに立つパートナーを見つめて微笑んでるという構図が、
このお話のすべてを語っているなあと。
匿名12番さん (1/1)
私のマイベストタイトルは、凪良ゆう先生の『ショートケーキの苺にはさわらないで』です。
もちろん、作品としても大好き。
このタイトルとストーリーが繋がった瞬間に、いろいろぶわっと込み上げてきた感覚が忘れられません。
沢山ありますが、最近再読したものだと
上海/かわい有美子先生
これ以上、そしてこれ以外に作品にぴったりなものはないだろうというタイトル。
1920年代の魔都と呼ばれた、西洋と東洋が混じり合う上海の情景描写が秀逸で美しい作品でした。
匿名2番さん (2/2)
「初恋が牙をむく/英数字さん」
初恋よりも大事なものを取った主人公と、それでも忘れられない初恋。
別に初恋好きなわけでもないのですが、経験を重ねて大人になって初恋をやり直す系には萌えるのかも。
>>15
草間さんいいですよね!!!
夜道は是非に是非に単行本にしてもっと広く読んでほしい。
匿名11番さん (1/1)
皆さんがあげたタイトルにウンウンッと納得してしまいました。
他にもあげるときりがないですが、印象的なタイトルはいっぱいあります。
タイトルの意味がわかってドキッとしたり、タイトルの言葉が台詞で発せられて感動したり、タイトルのままの内容に納得したり。
タイトルにセンスを感じると感動もより一層増しますね。
志水ゆきさんの「是」
槇えびしさんの「みずのいろ。」
日高ショーコさんの「花は咲くか」
市川けいさんの「スロースターター」
PEYOさんの「ボーイミーツマリア」
凪良ゆうさんの「おやすみなさい、また明日」
剛しいらさんの「花扇(座布団2)」
木原音瀬さんの「薔薇色の人生」
綾ちはるさんの「イエスタデイをかぞえて」
たくさんの好きな作品に出会えますように。
匿名10番さん (1/1)
「目を閉じればいつかの海」崎谷はるひ先生
BL小説を読み始めたころに出会い、興奮してものすごくどきどきしながら読み終えたのが懐かしいです。
免疫ができて、BLを読んでもなかなか当時のようなときめきを覚えられなくなった今でも、このタイトルは目にするだけでせつなくなります。
『春の雨に濡れてゆけ』日の出ハイム
『雫 花びら 林檎の香り』川唯東子
『藤原征爾君追悼特集に寄せて』吉池マスコ
『俎上の鯉は二度跳ねる』水城せとな
『灰とバラード』谷カオル
『知らぬは おまえばかり』ミナヅキアキラ
『よろめき番長』依田沙江美
『地獄行きバス』明治カナ子
『頬にしたたる恋の雨』久我有加
『八木沼酒店にロマンスは売っているか?』鳩村衣杏
語呂が気持ち良くて忘れられないもの、言葉の組み合わせが好きなもの、思わずツッコミたくなるもの・・・
理由は色々ですが、どれも大好きなタイトルです。
匿名9番さん (1/1)
鰤尾みちる先生の『愛されただけ愛したい!』は、タイトルがあまりにも可愛くときめきながら購入しました。同軸リバものにぴったりの良タイトルだと思います。
永井三郎先生の『スメルズライクグリーンスピリット』はオシャレかつ、作品の空気感にぴったりで、口に出して読みたいほどお気に入りのタイトルです。緑は「みずみずしい」という新緑の若葉を表す言葉と関係がある語だと考えられているらしく、まさに作中で思い悩む中学生のキャラクターたちは若葉なのではないかと考えたりします。
匿名8番さん (1/1)
皆様の投稿を楽しく拝見しました。BLのタイトルはバラエティに富んでいますね。
私は、草間さかえさんのタイトルはどれもセンスが感じられて素敵だと思います。
中でも、匿名2番さまも挙げられている「夜道を一人で歩くとき(再録)」がマイベストタイトルです。
こんなにも心に響くタイトルには、なかなかお目にかかれません!
他に、単行本『イロメ』『ヌレル』に収録されている反語シリーズの「うらはら」「あつくてつめたい」「よい子わるい子」「かたくてやわらかい」も、草間さんらしい遊び心があってお気に入りです。
草間さん以外では、おげれつたなかさんの「ヤリチン☆ビッチ部」を最初に目にしたとき、頭を殴られたような衝撃を受けたことを覚えています。
「門限8時の恋人」じゃのめ先生
なんとなくオードリー・へプバーンを連想して、綺麗で品のあるタイトルだと思っています。中身を読んで『8時』の表記も好きになりました。
あとは吹っ切れたタイトルが好きです。
「なんで寝てる俺のち◯こ舐めたの?」さとまるまみ先生
twitterで『寝てちん』と略すと知りました。寝てちんなら言えそう…!
「ミッドナイト・コンフリクト(KGS・ACO)」犬井なお先生
続編についてる略称の言われなきゃ分からない感&内容そのまんま感が好きです。
このトピに書き込みしたくて本棚見返してましたが、表紙の文字のデザイン性ってすごいんですね。
デザイン賞あげたくなりました。(なんのこっちゃ)
あと皆さんの回答が魅力的なので、読んでないの読んでみます~!
匿名7番さん (1/2)
別とぴで以前、姐さんから教えてもらった作品で
「イトウさん」です!
2巻まで読んで!とアドバイスされ読んだところ、このタイトルの深い意味が分かりました。そしてうわぁー(涙)となりました。
あと、まだ完結してませんが「錆のゆめ」も、完結すればタイトルの意味がつかめるのかな…と思っていますが、完結するのが怖いです。(いろんな意味で)
完結とは関係なく、タイトルだけで買ったのは、
「わんちゃんおいでよ、撫でてあげるから」
「還らずの夏」です!
匿名6番さん (1/1)
マイベストは決めかねていますが、これは素敵なタイトルだなと思ったのは、
・かわい有美子さん『蒼空の絆』
漢字の字面も読んだときの「そうくうのきずな」という響きもきれいで、作品にもとても合ったタイトルかと・・
「蒼空」で検索もしてみたところ
日本海軍が開発しようとしていた飛行艇の名前だとか
航空自衛隊・音楽隊のオリジナル曲のタイトルだとか(聴いてみたらさわやかな良い曲でした)
いろいろ興味深く、さらに好きになりました。
すでにあがっているかわいさんの「甘い水」は私も好きです。
1巻ではわからなかったタイトルの意味が「甘い水2」で明かされたシーンは・・ほんと胸にこみ上げるものがありますよね。
私の場合、面白系タイトルが特に記憶に残ります。
「イエスかノーか半分か」一穂ミチ さん
小学生の頃に流行った言葉遊びを思い出させるタイトル。
「藤原征爾君追悼特集に寄せて」吉池マスコ さん
これがBL作品のタイトル!?という意外性にクスッとなる。
匿名5番さん (1/1)
一穂ミチさんの『横顔と虹彩』は読む前に「ん??」と思いましたけど、読んだ後はただただタイトルのセンスに感動しました。
あまり凝りすぎたタイトルより分かりやすくてキレイなのが好きです。
「神様も知らない」高遠琉加さん
何かタイトルだけで切ない。
「恋が落ちたら」上田アキさん
出会いに準えてるのがお洒落。
「緑土なす」みやしろちうこさん
単純に音が好き。響きがとても綺麗。
色々考えて、やっとこれくらい。単純なので話が好きだとタイトルも好きになりますね。
「我慢なんておよしなさい」
「手中に落としていいですか」
くれの又秋先生。なんか淫靡でどこか優しくもあり。
「結婚するかもしれない男」藤谷陽子先生。ゲイ婚活の話が良かった!かもしれない、が良いです…
「君にはふれると鳴るとこがあって」
早寝電灯先生。爽やかなカバーと話の中身とベストマッチだなぁ~と感心しました。
「ごほうびちくび」いけがみ小5先生。
ひらがなが、陥没乳首の話なんだけどぷっくりする経過に沿って丸み有るかと。
「ジャッカス!」スカーレット .ベリ子先生。意味を知って、流石だ~!となった作品です。お洒落だと感心しました。
「ニコスガちゃんの人生くだらないビンゴ部」櫻川なろ先生。なんかね、流れるように読めちゃう長めタイトル。話そのままなんですが、すごいわ~っとなりました。
長々ですが、多分後で思い出して、あーっあの作品ってなりそうです。
匿名4番さん (1/1)
直球型で!
【色悪幽霊、○○がありません!】
このタイトルで飛びつきました(笑)
中原先生は天才ですか!
考えればまだまだたくさんある様な気がしますが、いの一番に思いついたのは
『素晴らしい失恋』(西田ヒガシさん)
秀逸なタイトルだと思うんですよ。
だって、読みたくなりません?
>>4
『甘い水』いいですよね。
こちらはコミックですが、
『彼が眼鏡を外すとき』(麻生ミツ晃先生)
も意味が紐解かれた時に胸を衝かれるタイトルだと思います。
わたし、ちょいちょいタイトル買いするものの滅多に当たりません。
で、直感でピンとこなかったタイトルの物語が傑作だったりします(笑)
そんなわたしですが回答させてください。
マイベストタイトルは、
『眠り王子にキスを』(月村奎先生)
です。
例に漏れず、このタイトルも最初はなんとも思いませんでした。
でも物語の最後の一文を読んだ瞬間、うっとりするほど甘く感じられて大好きになりました。
そのほか↓
センスが光っているなと思うのは、
『半壊の花』(早寝電灯先生)
双子をそう表現するかと。
『金魚の産声』(ごんたくにど先生)
『ラブラド・レッセンス』(ymz先生)
は、よくこういうモチーフを見つけてくるな〜!と先生方のアンテナの張り方に驚かされたタイトルです。
長くなってすみません。
楽しいトピありがとうございます。
姐さん方の回答、もっとお聞きしてみたいです。
こんばんは。
私の好きなタイトルは、
かわい有美子さんの「甘い水」
「甘い水2」でタイトルの意味がわかります。タイトルで「おや?」と思い、ストーリーを読んで、改めてタイトルに込められた切ない思いが、「そうだったのかあ!」と胸にせり上がってくる感覚は、たまりませんでした。
私は、端的に一言で言い切ってしまうタイトルが好きなようで、かわい有美子さんの平河寮シリーズのタイトルは好みです。「墨と雪」もいいです。
そのものずばりのタイトルも好きです。作家さんの「これ以外のものは想像できない単語ですよね。私が付けちゃいました。その通りの物語を書きますとも」な勇気と覚悟を感じます。
中村明日美子さん「同級生」「卒業生」
水壬楓子さん「ハッピーエンド」「スピンオフ」「ラブシーン」「卒業式」
私がちるちるに投稿したタイトルは「手」と「ハイヒール」
書いている最中とりあえずファイルにわかりやすいタイトルを付けて保存→投稿締め切り時刻寸前、他のタイトルがもう思いつかなかった。覚悟はなかった。素人はこんなもんですね。
匿名3番さん (1/1)
たくさんありすぎてベストがしぼれません…
タイトルのセンスが好きな作家さんはウノハナ先生。
山田ユギ先生、阿部あかね先生、ヨネダコウ先生も、長いんだけど語感で覚えてしまう上に、何か訴えてくるものがある(笑)
新刊出ましたけど、文乃ゆき先生の「ひだまりが聴こえる」も詩的でいいですね。
匿名2番さん (1/2)
「初恋の死霊/草間さかえさん」
が、私のベストタイトルです。受攻各々の報われなかった当時の想いや、形骸化して、でも捨てられない執着を示すよいタイトル。そして美しい。
ただ、同人誌でもよければ、同じく草間さかえさんの、
「夜道を一人で歩くとき(再録)」
の方がベストタイトルに相応しいかもしれません。
最後まで読んで、表紙を見て、タイトルを見て、また一話目を読み返す。このタイトルがよりじわじわ効いてきます。
匿名1番さん (1/1)
ちなみにトピ主は草の冠星の冠、中でもサブタイの「恒久夏国」がリズム感も文字の視覚的美しさも最高だと思っています。