オメガバース初心者はまずここから!
電子書籍にて単話配信されていたときより『凄艶オメガバース』として大人気を博したシリーズ。
Ω性を武器に生きる烏丸の妖艶さが画面から解き放たれています。
又、脇役で登場した鵜藤の人気が非常に高く、鵜藤を主役にした続編「狂い鳴くのは僕の番;β」が発売されました。
現在も連載中です。
「Ω嫌いのα部下×Ω性を武器に生きるΩ上司」のカップリングです。
Ω性を最大限に生かし枕営業でのし上がっている烏丸の下に配属された新入社員はΩ嫌いのαでした。
嫌悪を感じつつも惹き寄せられる本能。本能に抗いつつもいつしか芽生える恋情。しかし罠が待ちうけていて…。
烏丸が枕営業をするようになった理由が痛々しく、それで更に凄艶さを磨きがかかったように思います。とにかくエロティックの一言に尽き、セックス以外のシーンでも常に漂う色気が見所の一つ。視線・所作・言動、Ω性を武器に仕事をする烏丸の生き様を感じます。部下の高羽はαを狂わすΩが嫌いで、欲に翻弄されるα性に抗う面も。オメガバースならではの本能と戦うストーリー展開に魅了されます。
シリーズ続編の主役はβである鵜藤。オメガバースの世界でβは「傍観者」という立ち位置で描かれることが多く、前作では烏丸の心の支えになりながらもパートナーにはなれませんでした。そんな彼が新入社員のΩと関係を築いていくストーリーです。
鵜藤という男は、長男気質で面倒見が良く明るいムードメーカーという反面「βだから」と最初からΩと関係を結ぶのに諦めているような面が切なさを引き寄せ、このバランス加減がとても魅力的に映ります。訳ありなΩ新入社員の危なっかしさを見ぬふりは出来ず世話を焼くけれど、一定以上は踏み込まない大人の男。是非とも鵜藤のカッコよさを堪能してください!