富豪と庭師の、優雅で情熱的な恋
誰にだって初めてはある。お前がわたしに初めてを教えればいい。わたしはちゃんとしてみせる」『ちゃんと?』彼は躊躇いもせずそれを掴み出した。「これを咥えればいいのか?」―!!少し感性にズレのある、孤独な大金持ちの茅島氏。とってもヘン(?)、だけど素直で一途な彼がなんとしても手に入れたかったのは―?
庭師×富豪。最初は「庭師」と「雇用主」という ただの概念としてお互いを捉えていた二人が、きっかけとなる出来事を通し身近な存在になり、徐々にかけがえのない人となっていくお話。
茅島氏(富豪)の謎に包まれた私生活と、静かだが情熱的な二人の恋の行く末を 屋敷のいち使用人としてそっと見守っているかのような錯覚に陥り、結末が幸せでありますように…と願わずにいられないのです。