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チ点日子
kaya。
ネタバレ
前作の「5分後に孵るのを待ってる」を読んで、 あの心臓を抉られたような感覚が忘れられなくて。 高校生のみなとは友人と一緒に忍び込んだ廃ビルの屋上で 服をはだけて笑顔でタバコを吸う変な男に出会います。 男は名前がないというので名無しの“なな”と名付けることに。 以来、ななに会うために廃ビルを訪れて一緒に過ごすみなとでしたが、 ある日、意識が朦朧としたななから襲い掛かられて…。 …
あさだ2枚
同人誌からの商業化作品としてとっても良い塩梅でした。同人誌からの作品は曖昧な完結が多い気がするという勝手な先入観を抱いているのですが、商業でよく見る設定や展開ではない作家さんの描きたいものがストレートに描かれている同人作品の旨味もしっかりあり、かつまとまりが良くすっきりと完結しています。強めの設定(病気)も悲劇的にしすぎず、かといって軽く描くわけでもなく、漫画がうまいなぁ、と。登場人物の描きわけも…
haruchan3
独特な絵と「場所や時間関係なくどこででも寝落ちてしまう」という特殊な体質を持つため、ひとりでは何もできない受けという新しい設定に惹かれ購入しました。 今作品がチ点日子先生にとってデビュー作だと聞いてびっくりするほどの高クオリティです! ほとんど植物状態な沙世(受け)。 体質のせいで常に眠たそうな雰囲気を発しているため、勘違いしそうですが、実はかなり男前。思っている事は、はっきりと言える健…
かふかふ
表紙が可愛くて一目惚れして買いました。買ってよかったです。 "性行為=恋愛のゴール、愛情の表現の最上位"的に描かれることが多くなるのが恋愛漫画の常ですが、これはそんな感じがしなくていいなと思いました。性行為をどうするかが2人の交際においての争点でしたが、それはたいしたことではないというふうに描かれているのが面白かったです。好きでお互い以外ないから一緒にいたい。たとえインプ…
おぶもいもい
幼馴染の距離感ってどういう感じだったっけ…?と、考えてしまうくらいとても距離が近いふたり。でもそれは物理的な近さで、心が微妙にすれ違ってしまう様子はまるで親子のようで…そんな不思議な関係を続けていた孝己とさよが共に気持ちを変化させていく、そんなお話だったなと思います。 ネックになっているのはさよの病気なのだけど、孝己はそれを通してさよを見ているから深く踏み込めない部分があって。 さよをいつ…
たまごりんご
二人の関係性にしっくりくるオチで読了後の余韻も非常に心地よかった。 二人の布団にくるまれているような安心感とちょっとの痛みがこちらにも伝わってきて最高!
ひえしょうかなめ
作者さんのTwitterやpixivでイラストを見てて雰可愛いなと思ってたら単行本が出たので購入しました。 解釈が難しかったのですが面白かったです。なにより雰囲気がいい。こういうお話を求めてましたとても好みです。 たかきくんの重さには適わないと思いますがそれでもさよくんもしっかり重いし離れてほしくないと思っているのが可愛かったです。 一見ピュアな感じにも思えるストーリーですが、たかき…
komayu
なんとも不思議なんですが、心地よくてあっという間に読み終えました。 相手に愛を感じていてもその気持ちが直接的に行為には 結びつかないこともありますもんね。 大切だからこそ自分の手で汚したくなくて、自らをどんどん縛っていて。 でもお互いへの独占欲も確かにあって。 軽やかな作風と対照的に想いが重い2人でした。
ゆのまゆ
面白かったです。 ただちょっと難しくて、話の内容がすんなりとは理解できなかった。 始めは常識人として見えていた孝巳も読み進めていくと、この人も病んでるというか拗らせてましたね。 子どもの時の体験から、貞操観念が狂ったのか。 その後もセフレを作り続けていたのは、自分を汚したかったから? さよが無事に大学に通えるのは、孝巳のフォローは勿論、さよ自身も魅力的な人物なんでしょう。蜂須賀も、さ…
誰
ちょいちょい深酒して寝が浅い日 まだ起きる時間じゃないのに目が覚めて やることもないのに眠れない数時間をもてあまし ぼへーーーーっ と発売カレンダー眺めちゃう あの「魔の刻」に見つけちゃったんですよね 何気ない優しい時間の中にいて それでも自分一人だけが取り残されたようなその表紙に 彼の抱えた孤独があるのなら その孤独はどんなものか そう思っちゃったんですよ 孝己(たか…