三池ろむこさんのレビュー一覧

光さす道の途中で 小説

杉原理生  三池ろむこ 

不器用な三角関係

とっても微妙な三角関係のお話。
おとなしくて不器用な真野、明るくて友達の多い栗田、栗田の連れてきたちょっと読めない高東。
男の子の友達三人組の中で生まれた恋愛感情は、友情と絡まってすっごい切ないです。
当初栗田が死んでいることにすごく「ん??」と思ったのですが、読み終わって納得した。
これはこの形だからより切ないんだ。
愛情と友情と、お互いを想い合うせいで前に進めない不器用な彼らにじれじ…

5

ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

乙女チック

恋する気持ち短編集。
お話は、好き→エロに直結してるのに
伝わってくるのは
恋をしている純粋な想いばかりなんですよね。
フェラとか直接的な性描写があるのに
ちっとも穢れないのが三池ろむこ節

エロって邪まな心がなければ
こんなにラブリーな行為なんだなv

と、思いました。

ふわっと香る恋ってな感じのお話が多くて
なんだろう・・・文章として語ろうとすると
すごく中身薄な…

1

ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

健全さが魅力

三池さんの魅力は、この健全さなのだなぁ、と、改めて感心する1冊。

この本では、それなりにエロっぽいことも多少ある。
でも、読後の第一印象は、やっぱり、爽やかで、あまずっぱい。

ここまで健全な印象の、甘酸っぱい系のお話が成立するのって
三池さんの、さっぱりときれいな絵柄のコミックだからこそ。

こんな風に、甘くてかわいい短編を、文章で書くとしたら、相当難しそうだ。

0

ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

一読より再読がいい

「ハイファイライフ」は今までの7冊の中で(好みはあるにせよ)特に再読が楽しい一冊だと思う。できればゆったりとした気持ちの中で読んでもらいたい。

■タイトル作「ハイファイライフ」
社会人×社会人
出来るだけ元に近い再現をしようと試みるHiFi機能。恩田と小林は自分たちの心の内を隠したまま自然に振る舞おうとする…そんなところをHiFi機能とひっかけるのがすごく上手だなぁと。買い物の後にフレン…

1

ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

好き

ろむこサンらしい淡い絵柄な短編集。
エロ薄なのがちょっと残念ではありますが、作品としてはいい仕上がりになったんじゃないでしょうか。可愛かった。
☆ハイファイライフ
そもそも“ハイファイライフ”がなんという意味なのかが気になってしかたない。私があふぉなだけなのか・・・。
お話としては、再会もの。自分はゲイで、学生時代に、男とキスしているのを見られてしまったのが印象的だった。同窓会で再会し、な…

1

ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

恋に気付いて、恋を意識するまでが新鮮でいいな~

短編集ですが、全編通して流れるお互いの気持ちが共鳴する瞬間というのが、とても心地よい一冊でした。
男であろうが、女であろうが、こういう気持ちの流れって本当胸を掴まれますね。

表題作は一番気に入りました。
同窓会で出会った名前も忘れていた同級生。
上辺だけのつもりで、家来ればと言ったら本当に来て・・・
お互いが側にいることがとても居心地がよいことに気が付く。
HiFiなんてオーディオ…

1

ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

やっぱり大人な話が好きだ

表題作は同窓会で再会した二人のお話。
今の生活にノイズを感じ、生き辛い思いをしていた二人が、ノイズを感じないハイファイな関係になれるベストパートナーだったっていうお話です。

自分に正直になったり、お互いを認め合ったり、価値観が似ていたり、パートナーには大切なことだとつくづく思います。
悪く言えば傷の舐め合いかもしれないけれど、こういうお話とっても好きです。
しかし、小林くん確信犯でしょ…

2

ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

萌えーーーーー!!!!!萌えるーーーー!!!!!

三池ろむこさん、久々の新刊。・・・久々でもないか。
正直前作「キラキラ」は物足りなかったんですが、今回はめちゃ満足。
表題作もとてもよかったんですが、個人的に萌えた作品を紹介します。

なんといってもコレ!
『はなせない。』
ワンコ×イケメン高校生です。
ワンコといってもヘタレじゃないの。
可愛い顔して甘えるんだけど、中身は超男前!!!
そして受も見た目は男前なのに中身は超乙女!…

1

ハイファイライフ コミック

三池ろむこ 

恋の始まりのときめきが詰まった短編集

三池ろむこさんらしい、恋の始まりのときめきが詰まった
きらめく短編集でした。
「キラキラ」でも思ったけれど、やっぱり三池ろむこさんは恋の始まりを
切り取って描くのが上手い。
どれももう少し続きを読みたいけれど、物足りなさはありません。
流れる雰囲気も温かくて、なんだか癒されます。

■ハイファイライフ+描き下ろし あの頃は
HiFi ライフ(生活)だったのですね。
ノイズと言い、…

2

光さす道の途中で 小説

杉原理生  三池ろむこ 

誰も傷つかない三角関係を望んだ3人の高校生のお話

杉原さんの作品っていつもそうなんですが
激しい熱のようなものはなくて
わりとモノトーンのように淡々と物語が進んでいくのに
何故か常にじわじわと微熱に犯されていくような感じがします。

この作品も
冒頭のプロローグ部分でいきなり核心に触れるくだりがあって
それ以降は、その事実に向かってただ進んでいくだけ。
でも、ちょっとずつ登場人物たちの世界に引き込まれて行っているんですよ。

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