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砂原糖子 三池ろむこ
ロイス
ネタバレ
長谷部修一×余村和明のリーマンものです。 「言ノ葉の花」の続編となっています。前作では、ある日突然余村が人の心が読めるという特殊能力を持っていました。 でも、聞こえるなりにどうにか生活していて、長谷部といい感じになっていたところ、これまたある日突然、心の声が聞こえなくなったりで そりゃあもうウダウダ・ウジウジしてて長谷部と紆余曲折あった後の話となります。 前作でも個人的には「余村めんどくせ…
渡海奈穂 三池ろむこ
マキヲ
最近、BL小説を手当たり次第に読んで、①受視点のみの作品:5割、②攻視点のみの作品:2割、③章・節・段落単位で両方の視点が切り替わる作品:3割、という感じかなーとわかってきました(自分調べ)。で、このタイプ③で面白い作品はとても少ない(これも自分調べ)。上手い作家さんでないと、どっちにも感情移入できなかったり、感情面で早々にネタばれしてそれが絶妙な焦れったさを通り越して単にイライラしながら読む羽目…
高遠琉加 三池ろむこ
よんよん
元生徒と元教師 過去と7年後の話。 高遠先生の文章は、テンポがいいというか語感がいいという印象です。 難しい言葉ではないのに、とにかくキラッと光る言葉が嫌味なく使われていて、読んでいて心地いい。 7年後、再開後の元生徒、八尋が傷ついた先生を支える姿が微笑ましい。 トラウマ持ちの人物が出てくるが、そこまで重くありません。 案外、当て馬の柳本がいい味を出していてよかったです。 …
FlozenLychee
心の声が聞けたら‥誰でも一度は願ったことがあるはず。 でも、もし、本当に叶ったら? よっぽどの楽観主義者でない限り、その後の悲劇は想像できますよね。 余村(受様)はそれを彼女のプロポーズの翌日に体験してしまう。 しかも「もういいよっ!」って思っても悪夢は終わらない。 ‥怖ろしい もしも、本当に我が身におこったなら‥ 絶望のあまり、自ら命を絶っているかもしれない。 でも、同僚…
bonny
イラストを担当されている三池ろむこ先生の絵が可愛らしい、優しいパステルカラーで統一感のあるカバーが印象的ですが、タイトルと表紙が一致するまで時間が掛かってしまいました…。誤って二作目の『言ノ葉ノ世界』から読んでしまい、しかも最初に買っておいたのがこの『言ノ葉ノ使い』。四作目は未読なのですが、それぞれに独立したお話なので(たぶん)どの作品から読んでも楽しめますよね。今のところこの作品が一番お気に入り…
hinahina
丸ごと一冊がひとつのストーリー入り。 こちらの作品、シリーズ3作目ではありますが これだけ読んでも問題ないですね。 ただ、少しは前作と絡んでいるので、読んでいた方が、 より楽しめる内容となっているかと思います。 今回は極道サンが責めとして出てきます。 ただ、極道モノがニガテな方でも、そんなに問題なく読めるんじゃないでしょうか。 ちょっと血が出てくるところなんかもありますが、 …
まるごと一冊がひとつのストーリー入り。 「言ノ葉シリーズ」の2作目。 ですが、1作目を読んでいないと全く意味が解らないという事ではありません。 作家さんも、スピンオフとおっしゃっていて、これだけ読んでもOKですね。 こちらの作品にも、前の作品にもそうですが、 全身が「善」で出来ているような人が出てきます。 こんな人、世の中にいるんだろうか?と思いながら読んでました。 でもそれ…
まるごと一冊がひとつのストーリー。 突然人の声が聞こえるようになったら・・・ 自分も確実に余村さんのように、ひきこもるでしょうねぇ。 「悪」な部分を持っていない「善」だけの人なんて、 そうそう居ないでしょうし。 そうなれば、道歩くだけでも毒されて気分悪くなりそう。 道歩くだけなら、知らない人だから・・・と我慢できたとしても 職場なんかもう絶対耐えられないだろうな~と思ってしまう。…
薄雲
ディアプラス文庫フェアのSSカード。 表面はオリジナル(?)のカラーイラストで、カンナとガクトが仲良く寄り添ってる絵柄です。 周囲に飛んでる風船と淡い水色の背景が、やわらかい雰囲気でお気に入りです。 裏面は本編後日談。 内容はカンナとガクタの電車の中でのひとコマ。 ふたりで電車に乗っていた時、カンナは車内でガクタに一目惚れしたような女の子の心の声に、気が気ではなくなってしまいます。 …
出版社特典のSSペーパーです。 片面印刷、本編後日談となってました。 ふたりが住むアパートの、曲がっている風見鶏を直すお話です。 仕事がまだ見つからない時、ガクタがペンキの剥がれたアパートの壁を塗り直してくれたんですが、そうなると今度は曲がっていた風見鶏も直したい、と午前中から金槌の音を響かせて修理を試みるカンナ。 響き渡る妙な金槌の音に目が覚めて起き出したガクタは、カンナの作って…