三池ろむこさんのレビュー一覧

兄さんの友達 コミック

成瀬かの  三池ろむこ 

勝負は後半から

ずいぶん前に読んで、評価だけ入れてありました。
前半部分を「どうしてわたしは萌2にしたんだろう?」と首を傾げながら読んでいましたが、後半になってやっと理解しました。
萌は後半にありますよ。

年の離れた兄とその友人たち。
小さい頃に憧れたその人たちの中に入り込んだ男子高校生の目線で、物語が進んでいきます。

母の再婚相手とうまく接することが出来ず、反発的な態度ばかり取ってしまうのぞむ…

3

てのひらにひとつ 小説

夕映月子  三池ろむこ 

とても好きです

やっぱり好きです。
お気に入りの作家様がまたひとり増えました。
嬉しいー

優しい文章と優しいキャラクター。
なんてことないラブストーリーかもしれませんが、お互いを愛しく思う気持ちが溢れていて、心がほこほこします。

家庭の事情で色んなことを諦めながら生きてきた和音。
そこに現れた大人で努力家の拓道。
お互いが影響し合い、成長していく姿に感動しました。

真面目で地味な拓道さ…

2

言ノ葉ノ花(上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

「心の声」で「好き」がダダ漏れな攻が可愛い

攻のギャップが本当に最高な作品で……!
表ではスン、とした武骨な不器用男性が、心の中では「受さん好き」「好きだ」「受さんと一緒にいられて嬉しい」「もっと受さんと…」などなど、物凄く素直な年下わんこになるギャップに心臓を仕留められます。
もともと原作小説があるのもあって、ストーリーが一寸の隙もなく濃密で、受が攻のまっすぐな「心の声」で浄化されていく姿が感動的に&怒濤の胸キュンとともに描か…

4

おつきあいしてください。 コミック

三池ろむこ 

良かった。

二つのCPのエピソードです。

一つ目は、ドラックストアの店長と高校生のお話。

高校生の碧くんが、可愛くて積極的です。押せ押せで、大人の店長さんを落としちゃう。
年下攻めでは有りません。
結構離れた年の差CPです。
未成年だから~みたいな葛藤は余り、ない。
おたおたしながらも、碧くんの気持ちを受け入れて、恋している店長さんが可愛いです。

碧くんが作ったご飯を2人で食べる場面…

0

言ノ葉ノ花(下) 電子限定描き下ろし漫画「おひるごはんタイム 下」 グッズ

ナイスアシスト

上巻の続きの4コママンガです。

「可愛いコロッケだと思ったら妹さんチョイスだったんだね」
とニコニコしながら話す余村ですが、言われるまで気にしていなかった長谷部はマジマジとコロッケを見つめていました。

帰宅した長谷部は妹の果奈に「美味しかったけど…あのコロッケやめて欲しい」と言いますが、お得用でまだ沢山あると聞いて諦めたようです。
今まで気にした事なかったのにと果奈は不思議に思って…

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言ノ葉ノ花(上) 電子限定描き下ろし漫画「おひるごはんタイム 上」 グッズ

ギャップ萌

4コママンガです。本編と違いほのぼのとしています。

職場の休憩室で妹の果奈が作ったお弁当を食べている長谷部の横顔をチラッと見る余村ですが「やっぱりいい男なんだよな…長谷部くんて…」
と心の中で思っていました。

すると長谷部が箸で持ち上げたコロッケに目を止めてしまいます。それは無骨な長谷部には似合わない子供に人気の可愛いキャラクターのコロッケで、思わず余村はフッと笑ってしまいます。

0

言ノ葉ノ花(下) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

言葉に出すことの大切さ

長谷部の妹の果奈が恋人と店に来た事から、余村が果奈の恋人の様子に疑問を抱き始めます。

そして2人が現れるレストランで待ち伏せをして、恋人には妻子がいて果奈からお金を取る事が目的だと知るのです。

長谷部の妹を想う気持ちを知っているだけに、何とかしようとも思いつつどう切り出して良いか葛藤する余村の緊迫感が伝わって来ました。
結局は2人の前に飛び出して知り得た事をありのままに暴露してしまい…

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言ノ葉ノ花(上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

絶望の中に差した一筋の光のようでした

余りにも評価が高かったので気にはなっているのですが、何故か手は出ず小説の方は未読です。

それでもコミカライズ版楽しめました。
唐突に人の心の声が聞こえるようになってしまった余村、信じていた世界が地獄に変わる様はどんなに辛かったことでしょう。それが人生で最高に幸せだと思っていた所からの転落だったので、気の毒としか思えませんでした。

それから孤独に生きて来た余村にとって、寡黙で自分に対す…

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言ノ葉ノ世界 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

エピローグに涙腺崩壊

やられた、エピローグに全部持っていかれた( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
本作の攻めは悪い奴でしたねー
ラストまであまり好きになれなかった。
ただ、心の『声』が聞こえるということは、人を孤独にさせるんでしょうね。

心の声と実際の声に差がない藤野。
仮原は藤野の『声』を輪唱みたいだと表現したけど、気持ちと言葉に齟齬がない人間て奇跡だと思う。
とても素直で正直だということ。
だからこそ仮原…

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言ノ葉ノ花(下) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

続編早く読みたい!

心の声が聞こえるようになり、人間の表裏を見てしまって病んでしまった余村。

だが、ただ1人その心の声に優しくまた情熱的に想いを伝えてくる長谷部。

最近は心の声が聞こえるBL本が出てたりするので、珍しい話ではないですが…。

この作品の良い所は、声が人に聞こえる事の怯え、声が聞こえるのを知ってしまった狼狽え、これを普通の人が抱く感情を素直に描いてる所だと思います。
誰しも簡単に受け入…

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