アサヮさんのレビュー一覧

イドの遺言 コミック

アサヮ 

本心

「イドの遺言」というぐらいだから、粗野な方の和耶(イドと呼ぶことにする)の遺言だとは思うが、遺言と言うからにはイドの言葉でないといけない。一番遺言めいているのは写真の裏だけれど、これは「自分で用意した」との発言から和耶が用意したようだ。楽になる方法"がイドの遺言なのか。
結局のところイド=和耶ですよというオチなのかもしれない。結局のところも何もそうなんだけど。和耶はイドがした行動を覚え…

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

タイトルに引かれました。

初めての作家さんの作品です。

タイトルからして不穏な匂いが…
これは好みなやつだなと思いおもわず手に取りました。
はて、イドとは何ぞや?と言う状態でしたが、
とりあえず読み進めてみることに。

帯に歪んだ三角関係とありましたが、成程。
二重人格。そういう事でしたか。
表紙の和耶(攻め)の表情が水面に映ってる姿と
そう出ないのとで違うところが、またそれを
彷彿させてて素晴らし…

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

実質三角関係?あまりない作風で面白かった

こちらが初コミックスですね。
ちるちるのBLニュースで、ラストに度肝を抜かれる作品として取り上げられていて、気になっていたので読んでみました。
なるほど最後に驚く展開があるので、前知識少なめで読むことをおすすめします。
決定的なネタバレはせずレビューしますが、気になる方はご注意ください。

攻めの和耶(かずや)が二重人格。元々の生真面目で考えすぎてしまう人格①と、後から出てきたチャラくて…

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

ハピエン

ネタバレ多いです。
下げます。








カズヤは5階の部屋に住んでいます。
そこからの飛び降りは大抵死亡を意味します。
彼はいわゆる別人格を消そうと飛び降りたわけではなく、ただ絶望して死にたくなった行動でした。
結果は2ヶ月で退院出来ました。
荒療治のおかげなのか絶望の原因でもあった別人格とやらは消滅、恋人は変わらずそばにいる。
これはハッピーエンドなんじゃな…

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

閉じた世界で紡がれる幸せのカタチ


Xの試し読みで、これは…!となり
早速読みました〜❤︎
作家さんの初コミックスなんですね。

私自身は、根っからの夜明け属性なんで
なかなか読まないジャンルだったんですけど
思った通りの、読後の不穏な余韻を
たっぷり堪能させてくれる
完成度の高いお話でした。

特に、二重人格になってしまった攻めが
受けに支えになってもらいながら
選択した答えが、ほんと秀逸❤︎
複雑な…

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

別々じゃないはずなのに

 終始淡々とした空気ではあったのですが、扱っているテーマが非常に重くて、そのミスマッチ感が逆に不安を煽ってくるような作品でした。こういうの、嫌いじゃない。絵も好みですし、ストーリーも予想した展開から2転3転して否応なしに引き込まれ、結末も絶妙なメリバ加減で久々に深い余韻を残してくれる作品に出会えました。こちらが初めての単行本ということで、次回作もとても楽しみです。

 和耶の人格が分裂してしま…

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

そうか…

素直に面白かったです。

読み始め、再会のシーンがあっけなさすぎてどうなるのかな…と思いましたが、あれよあれよという間に話に引き込まれていきました。
(途中、ん?というご都合主義もありましたが…)

二重人格の主人格であるカズヤの事が好きだったはずのリョウが、副人格のカズヤに惹かれている…?比べてしまっている…?
求めたらダメなのに…という事は…?
これからどうなってしまうのかしら……

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

プラマイフラットな共依存

共依存展開、いくつか鮮烈に記憶にある作品があり興味をそそられます

共依存の先のパターンは私的に大まかには3つあると思っています※超解釈の主観です
「1」お互いが居る事で最強になれるので意識が外の世界に惑わされない(相互依存味あり)
「2」お互いさえ居ればいいので外の世界からは距離を置く(箱庭感)
「3」相手が居る事で自分が強くなれる(自己肯定)

「1」の場合はお互いが信頼し合って…

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

タイトル回収、素晴らしい

読了後の方向けだろうレビューです。すみません。
面白かったねを共有したくて……。


まず最初に、“イド”の遺言というタイトルでしたので、二重人格で性に奔放であるというトップ、和耶の主人格ではない人格が登場した時点で「あぁ、彼が居なくなるのだな」と予想はついていたのですが、ついていたのに、裏切られたような感覚になりました。

結末をここで語るのもナンセンスな気がしますが、興奮冷めやらぬ…

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イドの遺言 コミック

アサヮ 

重たさが刺さる

諒雨を見下ろす和耶の切なげな表情と、その先に写るもうひとりの和耶の笑顔。
この表紙からも伝わるゾクゾク感と歪な三角関係を期待して読み進めました。

きっと重たいお話だろうことはタイトルからも感じていましたが、想像していたよりずっと苦しい展開だった印象です。
恋愛に関係する「重い」とはまた種類の違う精神的なツラさがメインで、誰の気持ちを汲んでも結局は晴れない結末というか。
でも暗いだけのお…

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