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5/7(合計:65件)
榎田尤利 丹地陽子
とこぽん
ネタバレ
攻めのスパダリに受けの元ホストのチンピラくんが犬としてしつけられていく話です。 悲惨な幼少期から愛情に飢えていた受けはすぐに堕ちて従順ワンコになってしまうのですが、攻めのスパダリがなかなか本心を見せないのですが、デレた後はキュンキュンしました。 攻めは受けを愛するがゆえにこんな関係は良くないと何度か離れようとするのですが、従順なワンコ受けはご主人様の元から離れようとしなくてすれ違う2人…
ぱるりろん
いわゆるヤクザもののBL。美貌の頭が主人公で、忠実な舎弟、主人公を息子のように思う会長、主人公を目の敵にする兄貴分などが登場する、ときけば、なんとなく某コミックを想起したりもします。 作中で取り扱っている内容についても、特殊詐欺とその加害者をとりまくアレコレがメインで、とりたてて目新しいとは言えないものです。 それなのに、ページをめくる手が止まりませんでした。 特に特殊詐欺を仕切るリーダーと…
朝丘戻 丹地陽子
夏蜜柑◯
受けが情緒不安的すぎて…感情の起伏についていけませんでした。 許せないことは許せない、殺したい、消したいと綺麗ではないドロドロとした感情をストレートに言える子なのは好感が持てるけど、けど…私の中で首を傾げてしまう部分が多かったです。 あと言葉遣いで躓くことが何度かありそれも物語に入り込めない一因でした(「久家さま」は畏まりすぎだし…とか)。 あと何より私は斉城さんという人間を理解できない。ず…
ポッチ
「このて」の下巻にして完結編。 上巻は「このて 右」、で、下巻の今作品のタイトルは「このて 右」。 このタイトルの意味が、読み進めるごとに分かってくる仕様になっています。 上巻でハナの正体に気づいた一人。 そして、ハナ、もとい歩和の壮絶な過去に対面した一人は―。 というところから下巻はスタートします。 その人それぞれが持つ「正義」「正しさ」そして「愛情表現」は多種多様な…
ちろこ
1ヶ月に渡る物語の完結です。 とーーっても濃厚なストーリーでした。 前巻で感じていた疑問の回収と、かずとと歩和のBL展開、歩和をレイプしていた奴らへの制裁に終始するだろうと思っていたら、それに加えて新たな問題も出てきて、これがもう…本当に苦しい。 前巻で感じた疑問解決を1つだけ。 歩和は未来でかずとに消されて、過去に戻ったことになっていました。かずとは過去の"かずと"なので、当…
てむ0927
初出は2002年の作品なんですね。 クロスノベルズ→花丸→角川と3度目の出版で 今年は2020年。 本当に20年たって最後の書き下ろしでみっちゃんもクラスメイト達も17歳から37歳になっています。凄い。 攻めである浩一くん、めっちゃいい子です。 素朴で一途で溺愛で読んでいて苦しい。 残りページが少なくなるにつれて、あーここで 何かマジック的な事が起きて 浩一くんに起きた事が覆ら…
kurinn
朝丘戻先生のデビュー20周年記念だし、2ヶ月連続の上下巻刊行と知り買わないわけがありません。 想像通りに面白いのは流石だと思いましたが、予想外にしんどい内容でした。 上巻にあたる「このて 左」は、かずと視点の「一人とハナ」と、歩和(あお)視点の「一人と歩和」の2部構成になっています。 「一人とハナ」ではかずとの前に現れた死んだ飼い猫「ハナ」だと名乗る少年との交流が書かれていました…
fandesu
2015年版を読んだ時はそれほど「泣ける」とは思わなかったのですが、あれから7年。歳月が涙腺を緩くしただけじゃなくて、当時の私が気づかなかった部分で心を揺さぶられたんだと思います。 榎田さんのお話の多くに『死』が出て来ます。それもかなり印象的な形で。 たぶん、私の『死のバリエーション』が豊富になったんだと思うのですよ。自分自身もどんどん近くなるし、それに接する機会も増えますしね。いきなりや…
2015年刊行の単行本を文庫化した一冊です。 榎田先生の作品に触れるのはこの作品が初めての私。ぶっちゃけヤクザ・暴力団ものは苦手部類です。痛いのとか…ドンパチとか…シノギだカタギだの専門用語とかあるじゃないですか。ヤクザの独特の世界観が異世界過ぎて苦手意識あったんですが、榎田先生の作品には前から興味があったので、苦手分野だったけど挑戦してみました(^ ^) 新しい扉が開きました。 …
ピピン
「近々、白泉社版を入手しよう」と考えていたので、角川文庫版の発売はすごくありがたかったです。 一般文庫は、BLレーベルより価格が安く、レジにて驚きました。でも、一般文庫版は挿絵が1枚もありません。そこが残念です。 <以下ネタバレを含みます> 主人公は、山田浩一と青海満(みっちゃん)。みっちゃんが語り手の一人称で、物語は進みます。 物語の最初の方で、「これは涙のエンド…