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1/8(合計:72件)
榎田尤利 丹地陽子
にょろぬ
ネタバレ
切ない以外の表現をしたいのですが、単語が思い当たらない。勿論切ないだけでなくふわっと暖かいのもあってしんみりする。でも純粋すぎる愛がそこにあってやるせない。時間が切なさを遠避けてくれるけど、切なさの濃さはずっと変わらない。 なかなか感じれない感情をもらった感じです。 主人公がもしも立場が逆だったら自分も同じようにするよ、でもそれは受け入れがたい、でも受け入れていく、受け入れるしかない状況に胸が…
2015年版を去年読みましたが、文庫改稿版も読みたくなって⋯榎田尤利さんを好きになったきっかけの本でしたので。 今回も物語の内容は分かっているのですが、引き込まれました。基本的な流れは変わらずに『令和』になっているって感じです。 初めて読んだ時は「え?あなただったの!」と衝撃を受けましたが今回再度読み直すかたちになり、登場人物ひとりひとりの感情がより理解しやすかった気がします。大好きなストーリ…
朝丘戻 丹地陽子
さぼ
電子書籍で読了。 2冊読み終わっての感想です。 疲れた。 そして、上巻までで良かったな。 結末が気になるから、絶対に下巻も読んじゃうのですがねぇ。 上巻の尊さから一転、もうね、下巻の最後の方は登場人物の誰ひとり(継父さんと祖母さん除く)、共感出来なくて、辛かった。 うーん、うーん。 どうして、そうなる? そんなことしちゃう? そして、そんなことまでしちゃってる…
ぽぽまま
いっきに読まずに何日かかけてゆっくり読めるお話でした。いちいち情報が濃いと言うか内容が詰まっているというか。読み飛ばせないので時間がかかるのが朝丘作品だと思うんです。 正直なところ最初は主人公の世が好きじゃなくて、真人や柳瀬や戸川が気の毒だったんだけど、読み進めていくと、世の人間臭さが愛しくなりました。そういうとこを出せちゃうひとに巡り会えたという話だったのかと。 タイトルも好き。 好き嫌い…
renachi
トンデモ設定のお話。現象は受け入れられても、付加される説明のおかしさが気になって、前半は物語世界の空気にノリ切れない。説明が減った後半はとても良く、後日談も綺麗なお話で、読後感は良かった。 始まりから驚きの展開。浩一の状態は、ゾンビと言って良いんだろうか。まず真面目な話なのか?と戸惑い、読むテンションに困る。ゾンビ状態を日常に溶け込ませる辻褄合わせの説明がおかしすぎて、ツッコミどころが目立っ…
jejejet
トラックドライバーは満と浩一に救われたじゃないの 浩一の家族の弟妹と名前の雰囲気が違うこと、違和感覚えたし、3度目の出産や最初に抱かせるとか、やっぱそう言うことかって思った 妹に擦り付けられた子供のために何年も実子を持つこと見送ったんだろう若い夫婦、人間が出来すぎてて凄い それにしても泣いちゃったわ 満のお母さん、私はてっきり母がいなくなっても困らないように躾をしなくてはって焦りか…
かん衛門
最初に一読して評価を付けたのですが、その後、時間が経てば経つほどに自分の中で評価が上がっていった作品です。 作中で起こる事件自体に目新しさは無く、犯人も動機も想像の範囲内といえると思います。 ただ、不器用な男(特に受の辻)が、読了後どんどん愛おしくなってくるんです。ツンデレというか……デレてはいないのですが、愛を知らない辻が二人の男(財津と菊池)に愛されて恍惚の淵で涙する姿に、読んでいて心が震…
こずまる
世さん小悪魔すぎる…魅惑的な男に翻弄される色々な人たちの切ない想いも挟みながら基本的にはコミカルなお話でとても楽しかったです。真人が作ってくれるご飯がとても美味しそう。 あの夜の真実も、犯人とのそれから…もラブたっぷりでごちそうさまです
ざくざくちゃん
別れは悲しいけれど、出会えた事、一番好きだと思えた気持ちは、忘れない限り永遠に変わらない。 最後は涙無しには読めない本でした。 誰かの1番になりたい…と願う高校生同士の切ないお話。お互いに相手の1番目を願いながら、今も暮しているのかな…って思うぐらい最後の余韻がずっと残る作品です。 最初からクライマックスとはよくいうけど、このお話は本当に最初からクライマックスで始まって、ここが最終着…
みざき
読み終えて、はー…と長いため息が出ました。 ラストに向かうに連れて、無意識のうちに息をするのも疎かになりながら読んでいたのでしょうか。 今でも何とも言えない感情がぐるぐるとしています。 とても不思議なお話だと思うのです。 現代ものなのは確かなのですけれど、浩一の身に起こった現象はファンタジーやオカルトめいたもの。 でも、なぜかそうは分類したくない自分がいるのは、あまりにも山田浩一とい…