丹地陽子さんのレビュー一覧

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

感情に訴えてくる部分は刺さった

トンデモ設定のお話。現象は受け入れられても、付加される説明のおかしさが気になって、前半は物語世界の空気にノリ切れない。説明が減った後半はとても良く、後日談も綺麗なお話で、読後感は良かった。

始まりから驚きの展開。浩一の状態は、ゾンビと言って良いんだろうか。まず真面目な話なのか?と戸惑い、読むテンションに困る。ゾンビ状態を日常に溶け込ませる辻褄合わせの説明がおかしすぎて、ツッコミどころが目立っ…

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永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

やっぱり泣いたわ

トラックドライバーは満と浩一に救われたじゃないの

浩一の家族の弟妹と名前の雰囲気が違うこと、違和感覚えたし、3度目の出産や最初に抱かせるとか、やっぱそう言うことかって思った
妹に擦り付けられた子供のために何年も実子を持つこと見送ったんだろう若い夫婦、人間が出来すぎてて凄い

それにしても泣いちゃったわ
満のお母さん、私はてっきり母がいなくなっても困らないように躾をしなくてはって焦りか…

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threesome 小説

榎田尤利  丹地陽子 

萌×2に評価を変更したい

最初に一読して評価を付けたのですが、その後、時間が経てば経つほどに自分の中で評価が上がっていった作品です。
作中で起こる事件自体に目新しさは無く、犯人も動機も想像の範囲内といえると思います。
ただ、不器用な男(特に受の辻)が、読了後どんどん愛おしくなってくるんです。ツンデレというか……デレてはいないのですが、愛を知らない辻が二人の男(財津と菊池)に愛されて恍惚の淵で涙する姿に、読んでいて心が震…

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とのこい 小説

朝丘戻  丹地陽子 

No Title

世さん小悪魔すぎる…魅惑的な男に翻弄される色々な人たちの切ない想いも挟みながら基本的にはコミカルなお話でとても楽しかったです。真人が作ってくれるご飯がとても美味しそう。 あの夜の真実も、犯人とのそれから…もラブたっぷりでごちそうさまです

2

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

涙が溢れました

別れは悲しいけれど、出会えた事、一番好きだと思えた気持ちは、忘れない限り永遠に変わらない。
最後は涙無しには読めない本でした。

誰かの1番になりたい…と願う高校生同士の切ないお話。お互いに相手の1番目を願いながら、今も暮しているのかな…って思うぐらい最後の余韻がずっと残る作品です。

最初からクライマックスとはよくいうけど、このお話は本当に最初からクライマックスで始まって、ここが最終着…

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永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

当たり前なんて存在しないのかも

読み終えて、はー…と長いため息が出ました。
ラストに向かうに連れて、無意識のうちに息をするのも疎かになりながら読んでいたのでしょうか。
今でも何とも言えない感情がぐるぐるとしています。

とても不思議なお話だと思うのです。
現代ものなのは確かなのですけれど、浩一の身に起こった現象はファンタジーやオカルトめいたもの。
でも、なぜかそうは分類したくない自分がいるのは、あまりにも山田浩一とい…

1

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  丹地陽子 

心が「犬」になっていく描写が最高

とても小説っぽい文章で読みやすかった。背景を細部まで綺麗に描写して、視点主の視界に流れるように移っていく。特に前半は倖生のセリフがなくなるシーンが多く、読み心地の良さをより強く感じられた。描写が丁寧なとこも好き。

一貫して倖生視点で、心が「犬」になっていく様子が描かれる。基本が淡々とした語り口なので、人として大切なものを失くす出来事が、鮮やかに印象付けられる。急激に堕ちた倖生にはぞくぞくした…

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とのこい 小説

朝丘戻  丹地陽子 

とのこい

ミステリアスにはじまり その謎を解くため始まった心理戦や探りあい…
一つの真実に向かって絡まり合う人と人…
真実じゃなくても 選んでほしい…そんな希…
真実じゃなくても 大切に思っていた想い…
真実をしっていてあえて知らんふり心に決めた心の内
真実の中のホントの真実は 誰の想い!?
『世さん』それとも 他の誰か?
辿り着いた真実に さらに 踏み込む そしてさらに『愛』をふり注ぎ大切に…

4

とのこい 小説

朝丘戻  丹地陽子 

この受けが合うかどうかが鍵

「とのこい」という題名は、「世との恋」という意味だと作者インタビューで見ました。
これは納得。
攻めと脇役2名の合計3名が、世と恋してどうなったか、が描かれています。

冒頭はわくわくしながら読んだのですが、謎の答えが読者にも察せられてからの過程が長かったです。
メイン2人の間にある”一夜の記憶”にたどり着くための過程なんですが、脇役視点のストーリーも間に挟まれてきます。

こうなる…

3

とのこい 小説

朝丘戻  丹地陽子 

切なさ控えめ

好きな作家様でステキなイラストなので期待大きく読みました。
恋愛を怖がっているちょっと寂しがりやのゲイと彼に振り回される三人の男たちの物語りという感じのストーリーに惹かれたのですが、私の好みではありませんでした。
萌に至るまでの展開が長すぎるというか消化不良というか…
記憶にないワンナイトの相手は誰なのかを探っていく話は初めは面白くて先が楽しみな感じではありましたが、割とすぐわかってしまい意…

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