崎谷はるひさんのレビュー一覧

手を伸ばせばはるかな海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

ゆったりストーリー

このシリーズは、「ゆっくり進む」ことを念頭に置いた
ストーリーなんだろうな~と感じます。

というのも、私自身が、最初はジレッタイっと思ってしまったんです。
舞台が湘南のレストラン。景色がキレイで、
ゆったりとし、人を癒す場所で繰り広げられる恋愛。
それを念頭に置いて、読まないと、
まどろっこしいと思ってしまうかもしれません。

ブルー・サウンドの厨房担当大智と、瀬里のお話。

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ハチミツ浸透圧 小説

崎谷はるひ  ねこ田米蔵 

ど真ん中直球な王道

な学園ものです。初めての人でも、楽しめるじゃないかな。
雰囲気が少女マンガのようで、甘々な展開。なんかにやけます。
でもエッチは濃いわww濃いわww高校生の癖に!恐ろしい子と叫んでました。
でもその突っ切った感じがいいですww。
攻めはなんでも出来るスーパー高校生級朴念仁、受けは遊び馴れてるけど繊細一途。
王道だけど飽きさせないストーリー展開で、さくさく読めました。
でも、受けがぐるぐ…

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サーカスギャロップ 小説

崎谷はるひ  今市子 

ノンケ受け

この作品、後書きによると、受けがノンケなのが珍しくて、自分的チャレンジだったそう。
へえ、そうだったっけ?
崎谷先生、作品数多いから、気がつかなかったなぁ。

この作品、美久という女をはさんで、二股三股されちゃった男同士がうっかりくっついちゃうお話なので、美久と付き合っている(っていた)時点では、日下も阿東も二人ともゲイじゃない。
それが、美久へ対抗するうちにお互いに惹かれ合うようになっ…

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鈍色の空、ひかりさす青 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

出版社さんに拍手

よくぞこれを、商業で出版したなぁ。

っていうのが、第一印象。

サイトや同人誌の作品なら、いくら痛かろうが苦かろうがなんでも有りだけど、
いくら人気作家さんで、売れる数が見込めるからって、この作品を商業出版物として出した出版社さんの太っ腹さにビックリだ。
さすがに手練れの作者様が、商業出版物として出してきただけの事はあって、ドキドキハラハラのクオリティは高いよね。
お話を盛り上げる…

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目を閉じればいつかの海 小説

崎谷はるひ  おおや和美 

長いシリーズだから

BLでいうと長めなシリーズなので、手を出すタイミングを
見計らっていましたが、ついに1巻目を入手です。
やっぱり面白かった!
切なくて、でも、読むのを止めれないという感じです。

10年前好きで別れた彼との再会。
でも、彼の薬指には指輪があって。
不倫、でも好きなことは止められなくて・・・。

というものです。
正直言いまして、この「不倫」というのが、私の中で何ともしがたい。

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花がふってくる 小説

崎谷はるひ  今市子 

地味なんだけど…

だいぶ前に読んだ時には崎谷作品として過大な期待をもって読んだものの、主人公の受け様のネガティブな性格も合いまってあまり好評化を抱きませんでした。
私は年に1度、読み返さないだろうと思われる数百冊の本を一気に処分するのですが…読み返すわけでもないのに毎年何故か捨てられない1冊でした。

そんなこんなで数年ぶりに読んだのですがこのしんみり感はいいですね。
なぜ素直に面白かったと思えないのに未練…

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くちびるから愛をきざもう 小説

崎谷はるひ  神葉理世 

静かな執着

少し古い作品ですが、作者さん買いをしてみました。

妊娠がストーリーに入ってきているのが、
きっとなんかの間違いになるんやろうなと思いつつ、
妊娠について、何となくモヤモヤしてしまいました。
身に覚えない妊娠ネタというのは、なかなか難しいな~と。
しみじみ。

高校生時代から、おかん気質?といってもいいような京也は、
純大にご飯を作ってあげたり、世話をするようになり、
それが大…

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サーカスギャロップ 小説

崎谷はるひ  今市子 

BL的な面白さは感じられませんでした。

これは、とにかくレビューで『おかしな女が!』というのと、スピンオフ元(?)の『花がふってくる』が私はどうも今ひとつだったこともあり、なかなか手が伸びなかったんです。

機会があって思い切って読んでみたんですが、とにかく美久(メインCPの2人と第三者の男と三股掛けてた女)がどれだけ酷いんだ、と覚悟していたせいか『あ~、こんなもんか』という感じでした。

ただ、未読の方のために言っておきま…

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垂直線上のストイシズム 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

2人とも、本編ではいいキャラクターだった・・・

白鷺シリーズ・スピンオフ2作目です。

私は、やっぱりこのCP(弥刀×朋樹)はダメでした。『ラブストーリー』としてはまったく共感ポイントがなかったです。あと、知靖(本編の攻)の異母弟・靖那と弥刀の関係が、正直言って意味不明でした。作中説明はされてますが、どうも腑に落ちないというか・・・で、靖那はあのままフェードアウト?

もうとにかく、読んでて非常に疲れました。私はこの2人は、本編で脇キ…

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平行線上のモラトリアム 小説

崎谷はるひ  高永ひなこ 

シリーズ本編は大好きなんですが・・・

白鷺シリーズ・スピンオフ1作目。私はこのシリーズの本編は崎谷さんでいちばん好きなんですが、このスピンオフはちょっと無理でした。

まずキャラクターが好みじゃなかったです。いえ、弥刀(攻)も朋樹(受)も、本編で脇だった時は結構好きだったんですけどね。メインになったらどうしてここまでダメなのか、というくらいどうにも好きになれませんでした。

私は、もともと(肉体的にも精神的にも)『攻×攻』…

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