タマラ・アレンさんのレビュー一覧

それを愛と呼んで 小説

タマラ・アレン  門野葉一 

大恐慌時代の恋

大恐慌時代という、現代とは違う世の中という事を差し置いてもなんだか分かりづらかったです。
モノクロームロマンスでは超お馴染みの冬斗亜紀氏の翻訳だけど、本作は言葉が読みづらくなかなか内容が頭に入ってこない感覚あり。
原文そのものが回りくどいのかもしれない。

主人公は新聞記者。
なのに「家」ではなく木賃宿に寝泊まりし、借りた1ドルが無ければ炊き出しに並ぶ状態。
社員と記者は違うの?記事1…

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それを愛と呼んで 小説

タマラ・アレン  門野葉一 

幸せな気持ちで泣ける作品

めちゃくちゃ良かった!ドラマが素晴らしく感動的。舞台は大恐慌のNY、明日が見えない荒廃した空気感があり、真に迫るものがある。そんな中で一夜で終わるかと思われた二人がお互いの救いとなり、他の失業者たちに希望を与え、温かな輪を広げる。
たくさんの無償の愛の尊さを感じ取り、幸せな気持ちで泣けた。

序盤は穏やかで静かな会話劇。新聞記者のウィットと謎の男ピーターが出会い、一夜を共にする。家なしのウィ…

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それを愛と呼んで 小説

タマラ・アレン  門野葉一 

和製BLとムードが違う

和製BLと違うのは、美意識が大人。
美しさについての条件が違う。

日本とアメリカの美男の条件が、小説の中で理解できた。
欧米ものも、読んでみたいとおもった短編。

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