榊花月さんのレビュー一覧

眠る獣 小説

榊花月  周防佑未 

肝心の元凶がこれ?

「かつて教え子だった頃に彼を救えなかった」なんて、余程のことがあったんだろうと思って読んだのに、ほぼ藤生先生の思い込みで、肩透かしを喰らいました。10年も引き摺るようなことだろうか。
そこが腑に落ちないもんだから、最後まで藤生先生が一人でグダグダ悩んでいるだけに思えて萌えどころではなかったです。
今現在の藤生先生はなかなか良い先生で、一人の生徒との交流が描かれており、そちらのほうがお話として面…

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負けるもんか! 小説

榊花月  金ひかる 

空回り系主人公

スピンオフ作品だったのか~。道理で登場人物が多い上に脇キャラまでやたら細かい設定が用意されていたのね、と納得。
主人公のキャラが私はダメでした。一人で空回りして騒いでいるだけで喜怒哀楽のポイントも表現方法も可愛くない。微笑ましくもない。攻の寮長は一体この子のどこに、いつ、なんで惹かれたのか分かりません。
元の作品とのリンクを大事にした結果なのか、メインの二人にあまり関係ないと思われる周辺情報が…

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ココだけCOMICフォーカス!! EXTRA 2006 グッズ

興味を引く場面をちょこっとだけ

「小説chara vol.13」応募者全員サービスの小冊子102ページです。

小説のイラスト(表紙や挿し絵)を描かれた方が、小説の一部を元に漫画を描かれています。11本中7本が描き下ろしだそうですが、どれが描き下ろしなのかは明記ありません。

原作小説の紹介に1ページ、それからマンガで7~11ページで収録されています。あらすじだけでなく、人物相関図やツボ度チェックまであるのが嬉しいです。…

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耐えがたく甘い季節 小説

榊花月  金ひかる 

こっちが耐えられなくなりました

 医大の同級生、李家真、リノと戸川のお話です。リノは実家が医者にもかかわらず、血を見るのが苦手で、何度か倒れているのです。
 戸川は、真のことを「まこっちゃん」と呼ぶのですが、講義にはさほど出ていないのに、頭が良いし、いつも飄々としているちょっと不思議な男です。

 同級生の山下が医者という進路に迷いを感じていること、リノ自身がただ漠然と医者を目指していたこと、そしてリノと戸川の「友達以上の…

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夜の華 小説

榊花月  高階佑 

やっぱりこの作家様が好きだった

私の憧れです。

この作家様の様式をなんと例えたらいいか・・
普通の小説の中に、BLが組み込まれていると、表現したらいいんでしょうか。
だから話自体(文章力はおさすが)読み応えがあります。
そう、どっちかっていうと、普通の小説家さんが、何の気紛れか途中からBLネタをぶっこんできた・・!と思わせる書き方なんですよね。
そこに喜んでしまう自分も、してやられた感あるんですけど(笑)BLってわ…

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七歳年下の先輩 小説

榊花月  高緒拾 

憧れの先輩がダッサイ服着て落ちぶれて…

この作者さんは余り読んだことがないと思います。

ファンタジーというのかただの妄想かよくわかりませんでした。

田舎の小さな町では優秀で神童と言われ、県で一番の進学校に進み東京の一流大学を出て有名ホテルに就職した咎野がリストラの挙句帰郷。
学校中の憧れの先輩がよれたTシャツと高校時代のジャージでの外出姿のショックに思う新米郵便局員の直。

先輩の悲惨な過去や不運や9年前の咎野少年や同…

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負けるもんか! 小説

榊花月  金ひかる 

キャラクターが好きになれない。

『でも、しょうがない』の続編というよりはスピンオフでしょうか。同じ学園・寮が舞台で、登場人物もかなり重複しています。読むなら前作からの方がいいでしょうね。

前作は、まあそれなりにいいところもあるんですが、こちらを読んでちょっとがっくり。キャラクターの名前が変わってるよ。
前作の攻・深池世晴(みいけよし)が三池世晴(みいけよしはる)になってるし。←あくまでも『私が持ってる版では』ですが。特…

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でも、しょうがない 小説

榊花月  金ひかる 

まあ、男子校・寮ものの王道でしょうか。

正直、可もなく不可もなくですが、私が読んだ榊さんの作品では、まだいい方でした。(いろいろと読んだ結果が)かなり苦手な作家さんですので。

正直、別名義も含めて何読んでもいいと思ったことがほとんどない。作家さんとの相性がよくないということなんでしょう。これはその中ではホントにマシな方。榊さんでは高校生ものの方がまだいいですね。

しかしこれ、三人称(受視点)なのになぜか受一人称の雰囲気なん…

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奇蹟のラブストーリー 小説

榊花月  金ひかる 

非BL?

金ひかるさんのイラスト買いです。

金ひかる先生がイラスト描かれているのに、イラストと登場キャラがうまく結びつかなくて、珍しいこともあるなあと、、、

お話自体は、コミック誌から文芸部に移動してきたばかりの編集者が、担当作家とコミュニケーションの距離を測りつつ、書き下ろし新作を書き上がらせて、恋も実らせる。
なかなか進まない原稿と、なかなか自分でも認められない自分の中の恋心。
この二つ…

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恋愛私小説 小説

榊花月  小椋ムク 

社長くん


二人の関係と距離感がすごく好きです。

川島の事を社長くんと呼ぶ森宮、なんだかんだで森宮の事が大好きなんだろうなと思わせる川島。

小椋ムク先生のイラストも素敵で199ページの川島の表情には良い意味でのため息が出ました。

乳首を弄られて悩ましい表情をしています(*´˘`*)

最初は川島も森宮も想像とは違うキャラで、口調もちょっと変わっていたんですが、その二人のやり取りに逆に…

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