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7/23(合計:228件)
木原音瀬 祭河ななを
cryst
シリーズ中一番読みごたえがあり、好きです。 突然記憶が元に戻り、6年間の記憶を失った透の苦悩が真に迫っていて、混乱と孤独と言葉にできないアンビバレンツに慟哭する姿には胸を打たれました。 これまでのお話にどこか虫のいいありがちな印象をぬぐえませんでしたが、このお話のおかげでこのシリーズは価値あるものだと思えました。 痛さは私はあまり気になりませんでした。描写がどこか淡々としていて、すべ…
麗音
ネタバレ
COLD LIGHTのコミック版が出るということで購入前に木原さんのCOLD三部作を再読しました。 読み始めて大分忘れていると思ったら、新装版が出てすぐに読んだのでもう5年もたっていたのですね。旧版からは10年以上なのに、あらためて時間の経過を感じさせない作品だと思いました。 精神的にも肉体的にも痛い話が苦手で、特に精神的に追い詰められたり苦しい痛いの連続のお話は気軽に読める方ではなく、結…
秀香穂里 祭河ななを
amane
ので、小説をお買い上げ~~。 前にも買ったので、あらすじは覚えてましたが、再読。あれ、澤村こんなヤツだったっけ??なんか、もっと余裕ある感じだった気ガス。いや、がつがつしてるのも良いですけどね。『その利口そうな顔で俺のここをもの欲しげにしゃぶる姿が見たいんだよ』とか、ちょっと強引にねだられるのとか、イイじゃないですかー。 あと、木内に対する態度は良かったです。お仕事、大事にしてるんだね。 で…
榛名悠 祭河ななを
サガン。
男花街的なお話は数あれど芸妓さんのお話って珍しいんじゃ? 客と寝るんじゃなくて、ただお座敷に上がって踊ったりお酌をしたり。 ま、それでも花街に入るきっかけや、そこの若旦那と恋に落ちるのは定番といえば定番か。 それでもお互いがお互いのこと好きだって気付かない両片想いなんですが。 芸妓である市弥はともかく、若旦那は市弥の気持ちに気づいてるかなーと思ったんですが、そこはうまい具合に彰が引っ掻…
成宮ゆり 祭河ななを
ココナッツ
ネタバレなしで書きます。 数冊しか読んでいないのですが、成宮さんの作品で一番好きでした。 多分、わたしが王子様攻めが好きなせいでしょう。 ですので、そういう攻めがお好きな方にオススメです。 ただ、表紙がちょっと…微妙といいますか… 残念な感じです。 受けは家庭環境の不幸で、いつも自分を守るためにヘラヘラしている一騎。 大学の先輩である攻めに憧れています。 攻めの後藤…
ありはら
すぐそこにありそうだけど、やはりそうではない「男の花街」が しっとりと表現されていて良かったです。 (そこにありそう、な感じが私は好きでした) キャラクターも人間臭いというか、リアリティがあって 親近感たっぷりで好感触でした。 良い意味で現実離れした素敵な世界、とても良かったのですが 次に起こる事がなんとなくではなくではなく、かなり?読めてしまう所が 少し残念でした。 お話…
絢谷りつこ 祭河ななを
初読み作家さんです。 ネタバレなしで投稿しますので、細かい所はボカシます。 攻めの祥吾は休みを利用して、鎌倉へ自転車旅行へ出かけた18歳のノンケくん。 最大の特徴は匂いに敏感で、すぐなんでもかんでも誰のことでも嗅ぎたくなってしまうこと。 自分にとっての『良い匂い』に関しては完全に変態… そして受けの真紀は歳上の20歳。 祥吾の癖を暖かく(?)見守ってくれるようなソフトな人柄だが…
谷崎泉 祭河ななを
天瞳
いろんなお話を幅広く書かれる谷崎先生。 個人的には、長編ものや、日常生活に仕事を絡めたハード系のお話が好きだったりするんですけど…。 今回は、特別何が起こるわけでもなく、大人同士の可愛いらしい恋愛話がメンイになって、とても新鮮な気持ちで読ませて頂きました。 谷崎ファンの人には、「えっ⁉︎物足らなさそう」って思われるかもしれないんですけど⁉︎ 確かに、王道でシンプルなお話でしたけど、受け…
kirara
今までの方のレビューを拝見して思うに、みなさま『お目当て』がそれぞれ違うんですね~。同じ作品(小冊子)を指しているとは思えないくらい。 私はとにかく『桜姫』です。オンリーワンです。 もともとキャラ文庫の人気シリーズはあまり読んでいない(あるいは好みではない)ので、毎年発行されるこの小冊子もこちらしか持っていません。そもそも応募する気がないんです。興味がないから。 でもこれだけはどうし…
かちゅ
攻めが事故からめざめ受の好意で同居するとこからはじまります。 この世に頼れるのは受けだけ、受けに嫌われたくない捨てられたくない、だんだんと攻めが受けに執着していきます。 受けの頑な態度の中にもめげず尽くす攻めにほだされる受け。三部作の一作目なので受けの感情は頑なな姿勢はなぞのまま二部へいきます。二作目は甘くも辛い過去があきらかに、三作目は攻めにとって山場になります。2人の絆の物語です。