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犬飼のの 彩
宮
表紙の美しいイラストに惹かれて購入。 犬飼ののさんの作品を読むのはこれが初めてですが、まず独特の世界観に引き込まれました。 俗世間から隔絶された箱庭学園というのはBLではよくある設定ですが、細かい背景や関係性が作品の中にこれでもかというほどびっちり詰まっていて読みごたえがありました。複雑な設定や用語が多いですが楽しく読めました。 気楽に読むというよりはたっぷり時間をかけて気合いを入れて読んで…
松岡なつき 彩
麗音
ネタバレ
アルマダの海戦もいよいよ佳境に入り、スペイン側、イングランド側交互に視点が変わりお互いの戦術や思いを知るにつけ、カイト同様どちらも傷ついてほしくないと願ってしまいます。 敵とはいえ憎んではいないし戦いたくない、できれば逃げ延びて欲しいと願い、戦闘の中で会いたくはないと思い悩むカイトの辛い気持ちが痛いくらい伝わってきます。 史実では知っていても松岡さんの描くFLESH&BLOODの世界で…
初版限定小冊子 「白い淫薬」 スペシャル小冊子です。 いつもの初回限定番外編だと単色の印刷なのですが、カラー両面できれいな印刷なところがスペシャルなのですね。 もちろん内容に不満はありません。 とってもいい子な茜が救われました。 甘味日に出されたよもぎ餅を見てあの日のことを思い出す茜。 直前に食べた餅が椿手作りと知って、あの時薔に強引なことをしかけてしまったのはもしかして、餅に…
逢いたい時に会えない二人の大切なひと時です。 薔の少しでも一緒に居たいという切ない乙女心が伝わってきます。 目覚めたとき、隣で薔を愛しげに見つめる常磐からも蕩けそうな甘い愛情を感じます。 そして、この先まだまだ乗り越えなければならないことがたくさんあるだろうという覚悟。 そして、朝の別れの時間は切ないけれど、一緒に朝を迎える幸せを大切にして頑張ろうという薔の前向きで頑張り屋なところ…
甘さ控えめな本編を補ってくれる甘ーい番外編でした。 バレンタインの風潮を知った薔が愛を誓うためにチョコレートを贈ります。 閉ざされた環境で社会常識から遠いところにいる薔ですが、そんなところも世俗に汚されていない無垢さに萌えました。 常盤の手からケーキを食べさせてもらう薔は雛鳥のようにかわいく見えたことでしょう。 常盤にとって薔はずっと雛鳥のままなのでしょうね。 剣蘭も椿に食べ…
4巻まとめ買いしてどっぷりとブライト・プリズンの世界に浸り込んでいましたがとうとう既刊最終巻まで読んでしまいました。 陰神子として苦境にある紫苑に薔の姿を重ね同情し優しく対応する常盤。 罪な人です。美しすぎて誰も彼もを虜にし狂わせる常盤さまです。 現状をあきらめ、やがてくる引退の日だけを待っていた紫苑が誠実で紳士的な常盤に惚れてしまいました。 陰神子として苦労している椿を身近に見てきた…
椿が出てくるとどうも何か企んではいないかと疑心暗鬼になります。 この方、冷静に謀をする反面自己の嫉妬や激情に流され信仰も家名も忘れて大変な事をしでかしそうで危なかしいです。 茜を煽ってけしかけようとしてるみたいだし…。 まさか一服持ってまで薔に親友ができる事を妨げるとは… 自分が得られなかった友との語らいすら妬ける事なのかもしrませんが茜がかわいそうです。 そんな時に相談にのるのが兄のよ…
1巻が椿の謎で終わりましたが、2巻でそれを知り得た状況が早速解明されたのはすっきりしたのですが、椿の怖さを感じました。 並外れたプライドの高さと内面の荒れ狂う思いを微塵も感じさせない意志の強さにも感嘆しました。 背徳に苦しむ者を黙って眺めていたいというのもゾッとしたけれど、わかる気がします。純粋培養で育った身でも、外界で何年も過ごし隠された事を知り得る立場になれば余計に、自身の不運や得られない…
評判の作品なのですが、犬飼さんはあまり萌えるタイプじゃない作品との出会いが多かったせいか手を出しそびれている間に続々とシリーズ化されレビューを見ているうちに読みたくてしかたなくなりました。 というわけで思い切って現在の最新刊4巻までまとめて買ってしまいました。 なので、余計にどっぷり浸かり早く続きを読ませてください〜と切望しています。 この第1巻では、龍神を信仰する無垢な少年たちの成長物…
けもけもぱぷ
読み終わった直後に、次を早く、と言いたくなるのは、あいかわらずですね。 アルマダの海戦に入ってから、やたらと進みが遅くてのろのろしてて、とにかく丁寧に進んでいるいんしょう。 今回のラストまでの4冊分くらい、ケイトとジェフリーの初Hの後からのえんえんを、できれば一冊でまとめてほしかったような? おもしろいし、終わってしまうのはざんねんなんですけど、それでもここまで、やたらとまわりくどか…