彩さんのレビュー一覧

ブライト・プリズン 学園を追われた徒花 小説

犬飼のの   

美しすぎる常盤様の罪

4巻まとめ買いしてどっぷりとブライト・プリズンの世界に浸り込んでいましたがとうとう既刊最終巻まで読んでしまいました。

陰神子として苦境にある紫苑に薔の姿を重ね同情し優しく対応する常盤。
罪な人です。美しすぎて誰も彼もを虜にし狂わせる常盤さまです。
現状をあきらめ、やがてくる引退の日だけを待っていた紫苑が誠実で紳士的な常盤に惚れてしまいました。
陰神子として苦労している椿を身近に見てきた…

9

ブライト・プリズン 学園の穢れた純情 小説

犬飼のの   

新たな試練のなかで見えてくるもの

椿が出てくるとどうも何か企んではいないかと疑心暗鬼になります。
この方、冷静に謀をする反面自己の嫉妬や激情に流され信仰も家名も忘れて大変な事をしでかしそうで危なかしいです。
茜を煽ってけしかけようとしてるみたいだし…。
まさか一服持ってまで薔に親友ができる事を妨げるとは…
自分が得られなかった友との語らいすら妬ける事なのかもしrませんが茜がかわいそうです。
そんな時に相談にのるのが兄のよ…

3

ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事 小説

犬飼のの   

蜜。やっとほんのり甘口に…

1巻が椿の謎で終わりましたが、2巻でそれを知り得た状況が早速解明されたのはすっきりしたのですが、椿の怖さを感じました。
並外れたプライドの高さと内面の荒れ狂う思いを微塵も感じさせない意志の強さにも感嘆しました。
背徳に苦しむ者を黙って眺めていたいというのもゾッとしたけれど、わかる気がします。純粋培養で育った身でも、外界で何年も過ごし隠された事を知り得る立場になれば余計に、自身の不運や得られない…

7

ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄 小説

犬飼のの   

独特の世界観に飲み込まれました

評判の作品なのですが、犬飼さんはあまり萌えるタイプじゃない作品との出会いが多かったせいか手を出しそびれている間に続々とシリーズ化されレビューを見ているうちに読みたくてしかたなくなりました。
というわけで思い切って現在の最新刊4巻までまとめて買ってしまいました。
なので、余計にどっぷり浸かり早く続きを読ませてください〜と切望しています。

この第1巻では、龍神を信仰する無垢な少年たちの成長物…

6

FLESH&BLOOD(24) 小説

松岡なつき   

いよいよ!

読み終わった直後に、次を早く、と言いたくなるのは、あいかわらずですね。

アルマダの海戦に入ってから、やたらと進みが遅くてのろのろしてて、とにかく丁寧に進んでいるいんしょう。
今回のラストまでの4冊分くらい、ケイトとジェフリーの初Hの後からのえんえんを、できれば一冊でまとめてほしかったような?

おもしろいし、終わってしまうのはざんねんなんですけど、それでもここまで、やたらとまわりくどか…

3

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ジェフリーが得た永遠の愛

本編の前半部分に、アロンソ様を裏切ったトマーソに会うために
カイトとジェフリーがウェイマスの牢獄訪れる下りがある。
そこでも、気分の悪くなるジェフリーの様子が描かれていたが、
その晩彼は悪夢を見る。

カイトの隣で寝てていたはずなのに、レイヴンの声が聞こえる。
なぜ元に戻ってしまったのか?
カイトに再会したことも、ついに結ばれたことも全て幻だったのか?

恐怖と絶望に慄くジェフリ…

5

FLESH&BLOOD(24) 小説

松岡なつき   

それぞれの戦いは続く

この巻も、前巻同様BLらしさは極めて薄く
ひたすら戦闘とそれをめぐる戦術や駆け引き、
その中での人々の思いや葛藤が描かれている。

スペイン軍にパルマ公が来ないという知らせがもたらされ
ルイス提督とビセンテに焚きつけられて
腰の重かったシドーニア公も、いよいよ戦わざるをを得なくなる。

そうして始まった海戦の行方は……
ついに直接相対する、ジェフリーとビセンテ!

……という…

6

FLESH&BLOOD(24) 小説

松岡なつき   

そして、いよいよ───。

物語も佳境に入り、手に汗握るシーン目白押しの現在。
激化する海戦、多くの血が流れます。

ほんのつかの間、じゃれあいお互いの体温を感じあうだけの、ジェフリーとカイトの戯れ。
軽やかな言葉の応酬と、ただ抱き合って眠るだけのその姿が幸せそうで、その瞬間だけは血生臭さや悲しみはなく、胸が締め付けられると同時に安堵しました。

カイトの葛藤がとても辛い。
親切にしてくれたアロンソ、そして…自…

9

FLESH&BLOOD(23) 小説

松岡なつき   

強い絆に萌えます

今月24巻が発売されるので、積読本から出してきて読みました。相変わらずの、ゆっくりペースで進んでて、続きが気になる展開です。

BL色は薄いけど、時々垣間見える、カイトとジェフリーの強い絆にキュンキュンします。と同時に、ナイジェルのカイトへの諦めきれない想いが切なくて、胸が痛くなります。
そして、気になるのは、ビセンテとアロンソの2人です。こちらの、友情としての熱い絆にも萌えるけど、この先ス…

2

FLESH&BLOOD外伝 王と夜啼鳥 小説

松岡なつき   

思い出すと切なくなる楽園での記憶

大きなサイズだしちょっとお高めだし、、、とは思いましたが、スペイン組とのひとときの思い出を是非読みたくて手に取りました。
カバーイラストもすごく素敵です。

これを読むとスペインの斜陽や戦いで傷ついていく人たちのことが哀れでなりません。
カイトが彼らと個人的に知り合い優しさや戦う理由や想いを知ると余計辛くなります。
好きになりたくないという気持ちがよく伝わってきます。

ビセンテだけ…

2
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