total review:289048today:28
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
97/113(合計:1123件)
砂原糖子 金ひかる
仮穂
ネタバレ
口数の少ない無骨な先輩ホスト黒石×整形で人生再出発・繊細な白坂 初恋相手とのすれ違い後の再会。 ホストモノを初めて読みましたが、危惧したようなぎらぎらした感じや煌びやかな雰囲気は控えめで、じんわりと温かくなるお話です。タイトル通り切なくて少し甘い、全体を包むそんな空気感がとてもすきです。 整形をしてその後付き合いだすという流れに、最初は躊躇しました。いつかは真実がばれてしまうし、人工的な…
砂原糖子 佐倉ハイジ
ちび
砂原さんの作品はどれも好きなのですが、これはピカイチです! 普通の高校生の淡い初恋のお話。 主人公広久は今時珍しく真面目でできた男の子。 それが普通だと思っている。家族のことを思い、ちゃんと勉強もしてバイトで家計も助け毎日が忙しい。 一方の侑は女性に囲まれて育ったせいか、恋愛に淡白で遊び相手はたくさんいても本気になったことが無い。 その二人が惹かれあい好きになっていく過程が切なく…
砂原糖子 高久尚子
あけみ
新山、殴ってやろうかって言う勢いの意地の悪い男。 女癖が悪くだらしないヤツで、そんな男が、たまたま知り合った多和田が綺麗だったのと、ゲイだったことに興味を持ち、正体を明かさずに好きなことやり放題ってどういうこと! 初めての恋愛と、本当の恋愛を知った男たちというのかなぁ? 新山があまりに酷い男ではありましたが、純粋な多和田にメロメロになっていく姿は、可愛らしいものがありました。 きっかけ…
砂原糖子 高井戸あけみ
弥七
初め倉知のトラウマにビビリ、辛かっただろうなーと思ったのに、さらに上を行く上木原の過去。号泣モノか!! と思いつつ読んだのですが、切なくはあったけど涙があふれることはありませんでした。 それでも、電車で読みはじめて止まらなくなり、降りたのちもホームで読んで(危ないって!)、目的地に着くまで時間があったので喫茶店に入りカフェオレを一気飲みして、活字を追いました。 登場人物は、いい人もそうで…
Alice
作品タイトルの通り睡眠に関係する高校生2人の話。 攻め・上木原は不眠症。夜は眠ることができず、眠れたとしても浅い睡眠ですぐ目が覚めてしまいます。 反対に受け・倉知はナルコレプシーという発作的な眠気が襲ってくる睡眠障害。発作はいつどこで起こるかわからず、眠ってしまったらすぐに目を覚ますことができません。また、カタプレキシーで感情の起伏で睡眠に引きずられてしまうことも。なので倉知はいつも無表情です…
茶鬼
全身ピアスに金髪、三白眼の受けってどうなのよ~!! 津久井の気持ちにモヤモヤを抱き一度読んで放置しましたが、熟成した頃と思い読み返すと、いい具合に熟れてました☆ 新二の外見描写に綺麗とか一切でてこないんです。 上記に書いたような表現で、一部「笑うとかわいい」とあり 金髪を黒く戻してピアスをはずすと、女の子がほほを染める。。 仮にも8年もホストやってるので、悪くはない外見だと思うのです…
久江羽
それぞれが逃れられない過去に囚われ、睡眠障害を背負いながら生きている倉知と上木原。 カウンセラーにすら言えない過去の傷。 お互いのことを大切に思いながらも、単純に心を開けない理由。 誰も彼もが頑なで、もう少し楽な生き方ができるんじゃないかと言いたくなるような展開の中、ナルコレプシーの発作の最中に倉知が強姦?された事件から絡んだ糸が解け始めます。 どこで睡眠に陥ってしまうかわからないナル…
砂原糖子 木下けい子
かにゃこ
砂原さんの島モノBL 『純情アイランド』とは、またぜんぜん違う雰囲気で シリアス展開でした。 北の離島が故郷のふたり。 同級生はふたりだけ。 幼なじみで、親友で、恋人で、おのおのがすべてだったのに 攻めが東京に出て変化してしまう・・・ 流されるまま身体と心を奪われた受け。 攻めの心変わりに傷つきながらも受けは従順で引き際がよく消えるけど 芯の部分では、ずっーーーーーと攻め…
藤棚
砂原さんはこのお話を当初「ラブラブコメディ」のつもりで 書かれていたそうですが。 仕上がりはとってもシリアス。 眠り病の倉知と、不眠症の上木原。 正反対の睡眠障害を患う、二人の高校生の恋。 倉知と上木原の睡眠障害は、精神的なものが原因です。 その原因が何か、それは作中で明らかになりますが。 二人が抱える心の闇が、重くて暗すぎて…… トラウマになった事件や行為について…
雀影
病気持ち高校生二人のラブってことで、砂原作品としては珍しくシリアス。 文体も、主人公・倉知の性格を反映して硬く突き放した感じなのが珍しい。 でも、あくまでも、ラブコメディの砂原さん比で「シリアス」なので、 過去のトラウマとして起こった事件は、かなり痛い事は痛いが、 読んでいるこっちまで目を背けたくなるような、酷い描写はされていない。 この本、挿画が高井戸明美さん。 で、お話そのもの…