砂原糖子さんのレビュー一覧

純情アイランド 小説

砂原糖子  夏目イサク 

まさに純情アイランド

島を舞台にした、ちょいファンタジー、いやコミカル系かな?
島の権力者の息子・比名瀬〔受〕は昔っから崎浜〔攻〕に懐きまくっています。
そして崎浜は何故だか、島から一歩も出られない男。
島から出る船に乗ろうとすれば大嵐がやってきて、あげくの果てには流氷まで連れて来てしまう始末。
この辺の描写は実にコミカルで、本人は当然、しごく真面目なのですがそれだけに気の毒というか笑えるというか。
そんな訳…

1

純愛ナルシスト 小説

砂原糖子  影木栄貴 

砂原さんの初単行本

これが初単行本だそうですが、文章はちょっとくだけた感じかな?でもまあ読みやすいです。

人気絶頂の俳優・瀬名〔受〕は何年も女性誌アンケートで抱かれたい男ナンバー1を取り続けているモテ男。
しかし……ですが……彼は25歳にしてまだ童貞クンなのですな!
何とかして童貞を捨てたい!しかしこの顔ではソープに行ってもバレてしまう、そして瀬名は一計を案じて、フルフェイスメットのまま入店しようとするんで…

0

恋雪 小説

砂原糖子  木下けい子 

切ない系、ではある

以前、職場で人口が数百人という島出身の同僚が居て、彼女の話は都会で育った自分としては別世界みたいな部分が多くて、例えば、昔は冷凍技術が今程に発達していなかったので彼女の島では鶏肉が一番ご馳走だったんだそうな、何故なら鶏肉が一番痛みやすいから、次に牛肉→豚肉な順番で……とか学校は低学年組と高学年組の2クラスしかなかたったとか、ほえーーって感じで聞いてたもんですが、いや前置きが長くなりましたが、この話…

6

センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

蹴りたい背中

最初の方は春巳〔受〕があまりに我侭で人生にも仙介〔攻〕にも甘えてるので、こいつの背中を蹴り飛ばしてえええーー!!と思いながら読んでたんですが、途中からそっか、こいつもアホはアホなりにこのおつむで色々考えているのだな~~って気分になって、そして最後はなんだかんだ言って可愛いじゃないか!春巳!!って気分になりましたです、はい。
しかし尽くし続けた仙介の粘り勝ちでもあり、それに甘え続けてだらだらとどっ…

3

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

過去の恋、現在進行形の恋

「センチメンタル・セクスアリス」のスピンオフになりますが、そちらを読んでなくても特に問題はなく読めるかと思います。あと両方読む予定なら読む順番も気にしなくてもいいんじゃないかな。

この話では2つの恋が書かれています。
現在進行形の恋と、そして過去の恋。
その2つの恋が最後に上手く絡まって、そのラスト部分が良いのですなー。
あ、あとがき後にSSがありますのであとがき読まない派の方は要注意…

4

セラピストは眠れない 小説

砂原糖子  金ひかる 

センチメンタルジャーニー

他の方のレビューを読みますと
わりと受カワイイヨーな意見多のようですが、
個人的には、ド・ノンケだった攻が受に落とされていき、最終的に辛抱たまらん!!と、バウワウw興奮している様にいかんせん萌えました。
まったくそんな気なかったのに、徐々に心が変化していく様子が描かれているゆえに~な感慨(●ノ∀`)゚o。アヒャャ
攻のハァハァに乗せられて、思わず自分もハァハァしてしまう罠。

という…

4

15センチメートル未満の恋 小説

砂原糖子  南野ましろ 

1/

あほで、ちょっぴりキュンなラブコメディ。
私は好きですよ(○´∀`○)ノ
サクッと読めて、あほてんこ盛り。
私が数読めてないだけだと思うのですが、小説ってわりと切ないとか、トラウマ~とか、重たいネタが多い印象。
なので、比重このくらい軽めで、ほろっと泣ける作品って貴重だとおもうのです。カツ!エロがあればサイコー

今回のお話は、大学時代の同級生と久しぶりの再会!
そしてトンデモ・ハ…

1

純情アイランド 小説

砂原糖子  夏目イサク 

アイランドw

可愛かった(゚▽゚*)はぁはぁ
どちらかといえば、後半の記憶喪失~のネタのほうが好きです。
毎度ばかばかしく可愛いお話。
最近ちょっと暗めの話ばかりを読んでいたので
心が洗われるようでございます。

今回のお話は、とある小さな島に住む幼馴染のお話。
「ここで一番貧乏だから友達になってほしい」から始まった、大家族貧乏家の長男×お金持ちのお坊ちゃま。
いい加減11年もたっていて、好きす…

3

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

復讐劇


タイトルに惹かれて読みました(*^^*)
話自体はおもしろいけどいくつか引っかかった点がありました。

確かに子ども時代に仲のよかった近所のおじいちゃんがひき逃げされたらショックだけど、自分の労力を割いてまで復讐してやろうとは思わないんじゃないかなー

しかも5年も経ってるし。

それに轢いた志田のほうにはあまり過失はないんじゃないのかな?
それなのに復讐するって無理があるなぁと思いました。

1

恋のつづき 恋のはなし2 小説

砂原糖子  高久尚子 

「ぎゃふん」まではまだ遠い?

「恋のはなし」の続編です。
私は「恋のはなし」はCDでしか知らないのですが、続きが出たと知って気になり読んでみました。

晴れて恋人同士になった多和田と新山。
多和田のマンションの近所で工事があり、その騒音対策のように新山の部屋に同居することになるのだが…。

それなりの距離にいれば気付かないこと。
近くにいると気付いてしまうこと。
恋人でも他人は他人。
違う人間だからちゃんと言…

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