砂原糖子さんのレビュー一覧

シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

攻めとの海辺の生活

1冊すべて表題作カップルの話です。浅名(受け)の視点で進みます。

「シンプル・イメージ1」で二人は恋人同士になり、
「シンプル・イメージ2」で不安を抱きますが未来へ歩む決意をし、
「シンプル・ライフ」は引っ越して3年後のラブな暮らしです。

航(攻め)は、文章では年下らしい若々しさが会話や描写に垣間見えているので年齢に納得ですが、表紙イラストでは高校2年生は無理がある大人な落ち着きぶ…

1

恋煩い 小説

砂原糖子  志水ゆき 

壁穴から始まる

キュンキュンした切ない話でした。アパートの管理人×不動産再開発会社社長。アパートの土地を買上げたくて策略のひとつとしてアパートに部屋を借りた社長が隣に住む管理人の自慰を壁穴越しに見てしまったことから意識し始めた。攻め×攻め(元タチ)というわりに、ツンデレ気味で可愛い受けでした。受の槻島さんが悪人ぶっているけどいい人で、永沼さんに恋をしていく内にどんどん可愛くなっていっちゃう所がすごく良かった。攻の…

4

灰とラブストーリー 小説

砂原糖子  穂波ゆきね 

桜島

やっぱり砂原さんの描くやらかめの文章がすきだ。
ほわっと読ませていただきました。
今回は何といっても桜島!ですねww
読後結局いちばん「灰が降る」の印象が強かった。
そこじゃねーだろって話。

お話はといいますと、
上司の女と遊んじゃったがゆえに地方に左遷されてしまった受
バスの乗車方法ひとつとっても勝手が違う。
そんなさなかに遭遇したホモ。
思わず「ホモ」なんて言葉を使ってし…

2

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

優しい話です。

全体が柔らかい雰囲気の小説でした。仕事や学校で疲れた日の夜に読むとほろほろと何かが零れ落ちるような感じになります。少し暗い話ですが、優しい文章や言葉に心が癒させます。主人公の余村さんの繊細なところも、切なく胸が締め付けられました。これはものすごく個人的な意見ですが、ハロ/ハワユ という曲(特に、鹿乃さんという歌い手さんが歌ってらっしゃるものが一番おすすめです)を聴きながら読むと話や余村さんの心情と…

3

シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

少しづつ関係を作っていく感じが好きでした。

好きだった人が結婚する事になり、
恋も仕事もすべて捨てて、田舎暮らしをする事にした千晶が
引越し先で地元の高校生永倉と知り合い恋に落ちるというもの。
若いからこその曇りない気持ちと、年を重ねてるからこその臆病を伴う相手への気持ち、
それが読んでて楽しい年の差カップル。
よくあるタイプの話といえばそうなんですけど、
やはり人気作家砂原糖子さん、上手いし面白かった。
2話お話が入ってて、…

0

リバーサイドベイビーズ 小説

砂原糖子  雨隠ギド 

橋の下

タマが「勉強してサラリーマンになりたい」といったときには
うっかり何このかわいい子ww
と思ってしまったのは私です。

売られたけんかは買う。
ケンカ上等のケンカっぷるなお話ですな。
等身大な感じがすごく好き。
冒頭の「サラリーマンになる」宣言もそうですが
化粧を勉強してもっと上手になればキャバクラに採用されて
ミケと一緒に働けるとおもっているタマがカワイイ。
気絶したミケを…

2

リバーサイドベイビーズ 小説

砂原糖子  雨隠ギド 

さらっと読める、若さあふれるおはなし

喧嘩好きの高校性コンビ、ミケタマこと三丈と多真上。

なんと三丈は河川敷の橋の下でホームレス生活をしています。
喧嘩が強く一帯の治安を守り、ホームレス仲間から慕われてる高校生って(笑)

そしてその三丈といつも一緒にいるのが、同級生の多真上。
家はお金もちなのにこちらも家族とは訳あり。

とにかく二人ともお馬鹿で会話から若さを感じます。
そして自分の感情に真直ぐ。
すぐ誤解して…

1

Chara Collection 2012 グッズ

番外編が愛おしい

商業作品の番外編がぎゅっと詰まっています。
いくつかご紹介しますと…

円陣闇丸「Voice or Noise」番外編「好きな人がいる幸せ」
振一郎が格好良かったです!きっと一生俺のモンだから、ってセリフに悶えました。私は本編未読だったのですが、すぐさま購入リストに入れるほどの勢いのある6ページでした。

草間さかえ「夜更けに花降る」番外編「小夜啼鳥の夜」
コミック「明け方に止む雨」…

0

純情アイランド 小説

砂原糖子  夏目イサク 

かなりの天然受けだけど可愛い☆

砂原先生の作品は、いつも好んでよく読んでいます。
その中でも、とても好きな作品で何回も読みました。レビューします。

崎浜港平 硬派なんだけどヘタレ攻め×比名瀬稜 超天然の金持ち坊ちゃんのお話になります。受けの比名瀬は小学生の頃から崎浜の事が大好きで一途に慕っています。変わり者の比名瀬を、仕方なく世話を焼いていた崎浜ですが、だんだん可愛く思えてきてしまいなお話。
砂原先生の登場人物は変わっ…

2

恋のつづき 恋のはなし2 小説

砂原糖子  高久尚子 

悪い男に入れあげてボロボロになるオンナの図式

恋のはなしのつづきです。

新山が多和田にぞっこんで一筋らしいことは良くわかりましたが、まだまだ二人の間に緊張感や遠慮があって初々しいです。

でも、 新山がゲイじゃないのに自分に付き合ってくれているという負い目がある多和田と、遠慮し過ぎる多和田がベッド以外ではあまり本心や恋情を見せてくれないことをじれったく思う様子がいじらしいです。

嘘はいけませんよ。
ちっちゃな嘘や隠し事でもバ…

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