砂原糖子さんのレビュー一覧

真夜中に降る光 小説

砂原糖子  金ひかる 

ツンデレ受けに萌える

 ツンデレな受けがかわいかったです。子猫というよりも、毛並みをたたせたトラみたいな新二でしたが、ちょっとずつ心を開いて行く様子、また反抗期に戻っちゃう様子がほほえましかったです。まっすぐとした心の美しいキャラクターよりも、ちょっと性格が歪んで不器用で、上手に生きられない感じのキャラクターの方が好きです。愛されずに育ったキャラは、応援したくなります。ただ別の小説でも悪役ポジションで登場していて、嫉妬…

3

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

ストーリーは萌えるというより、ときめきました

だがしかし、余村は萌えキャラ!
イラストではかわいいし、しゃべり方が結構特徴的だし、萌える(笑顔)
こんなやさしい静かそうな(心の声のせいでむしろうるさいんですが…適当な言葉が見つからない)世界観なのに、エロシーンはむしろエロい!
そこで、さらに余村に萌えるという…。

本当普通の生活が描かれてるのも、なぜか萌えます。
家電量販店に勤めてたり昼食にコンビニ弁当買いに行くとか実家に住んで…

4

ファントムレター 小説

砂原糖子  広乃香子 

ストーリーの作り方がさすがです

私はとても好きでした。

登場人物

29歳幼なじみカップル(東京住み)
サトル×マヨリ

小学生カップル(↑cpの田舎住み)
オサム×双葉

この4人が主軸となり二つのカップルの視点を行ったり来たりしながらストーリーが進みます。

オサムが家の蔵で子どもの頃マヨリが書き綴っていた手紙を見つけます。
そこにはマヨリのサトルに対する恋心が。。。
(手紙の中のヤンチャなマヨ…

5

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

お互いしか見えない

お坊ちゃん攻めと使用人の受け。幼い頃から一緒に育って両想いなのに片想い状態からのスタート、2人とも天然ボケなので可愛らしい、微笑ましくてピュアなお話だった。プロポーズしたつもりな攻めとあくまでもお仕事なつもりな受けの盛大な勘違いが面白くもありもどかしくもあった。受けの気持ちは初めから恋愛感情なのだけどそれを主従関係からくるものと抑え込む理由が過去の出来事にあった。それはとても切なかった。攻めの気持…

2

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

綺麗な景色が見えました

切ないBLが好きなので、この作品はぴったりでした。

あらすじを読んだときは「もっとSFっぽい話かな?」と思ったのですが、いい意味で裏切られました。
人の声が聞こえる、という余村さんも、エスパーではなく、勘が鋭い自分自身に困惑するごく普通の社会人。
それを支える長谷部さんも、真っ直ぐ純粋な年下攻めですが、強気すぎもヘタレすぎもせず、ごく普通の社会人。

でも何だろう、自然と会話を増やし…

5

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

あまーーい!!

最初から最後まで期待を裏切ることなく甘々でした。
逆にもう少し裏切ってほしかったです。。
お互い思い合いながらも天然な受けの勘違いによって見事なすれ違いになっていましたが、それ以上でもそれ以下でもないというか、予想通りすぎて途中で飽きてしまいました。。
優しくてイケメンでお金持ちの王子様(攻め)がこの年まで童貞っていうのもファンタジー過ぎのような。
砂原さんの作品はちょっとピリッとした作品…

0

優しいプライド 小説

砂原糖子  サマミヤアカザ 

実直 研修医攻め×鬼畜 ホスト(捨てられた子犬みたいでした)

おおお。神評価が結構ある・・・すいません、評価下げてしまって・・・

サマミヤ先生挿絵狙いでGETしたものの
一度読みかけて、断念。時間たったのでリトライ。
やはりくじけそうになりましたがなんとか読み切れました。
読み終えた今、めっちゃ頑張った感。

人の生々しい嫌な感情がイタすぎて、読むのが辛かったんです。
辛いの大丈夫!であれば是非。
最後はご褒美のような箇所もありますのでご…

4

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

ほんわかカップル


旧華族朱鷺川家に代々仕える家系の鹿野可音(受け)は朱鷺川家の長男、澄一(攻め)が就職を機に家を出る際に一緒に来てほしいと言われ、住み込みの家政婦として一緒に朱鷺川家を出て一緒に住むことになります。
幼い時から大好きだった澄一と一緒にいられることを喜んで一生懸命働きます。

澄一は名家の出ですが、身分制度のようなものは時代錯誤だという考えの人物です。家の事業は弟に任せ、自分は実力主義の外資…

3

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

甘くてオススメ

身分差・主従物を現代日本で展開しようとすると、こんな感じの甘甘すれ違いストーリーになりました。

とにかく、澄一はパーフェクト王子様だし、可音は超絶可憐にして健気です。
こんな二人が二人で始めた、おままごとのような甘甘新婚生活を、時代物やモフモフファンタジーではなく、普通に現代に生きる人間として描いているのが、それを、ちゃんと可愛くてほんわか癒されるお話に仕上がっているところがすごいです。

0

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

ほんとカノンだった

読み終えてからタイトルを頭に浮かべると再びほっこり。

気持ちは一緒なのにここまで見事にずれ合う二人の認識に早くも序盤で素晴らしいカクッをいただきました(^^)
覗けばどう見ても甘い新婚生活なのに受ちゃんだけが…そこがまためちゃくちゃ可愛いんですけどね。
おじゃまんな女性や豪快で優しい同僚まで登場して二人の関係をこちょこちょしていくのも楽しかったです。
ただ攻めがカミングアウトしなかった…

5
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