砂原糖子さんのレビュー一覧

ロマンスの演じかた 小説

砂原糖子  麻々原絵里依 

駆け引きには十年早い!!

ちょっと周りの機微に疎いかな?って感じの高校生・惣一の視点で進行する、不可解な幼なじみに振り回される恋愛もの。
高校生らしいすれ違いとか拙さが味わえる話だと思っていたのに、はっきり言って期待外れだった。

その不可解な幼なじみ、有貴についてだが…
両親の仕事の都合で一人暮らしをしている惣一のアパートに唐突に引っ越してきたり、自身がモテるのを利用して<別れさせ屋>なるものを請け負っていた…

1

愛になれない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

恋愛オンチだった受けの愛情を感じる

タイトルを見て、
「恋愛」から「愛」なのねー♪とワクワクしながら読みました。

付き合い始めてから2年。
それなりに付き合いを重ねた小慣れ感も出ててなかなか面白かったです。
取り立てて目に付いた変化は主にベッド上に関することでしょうか。
受けの照れる素振りも減り、互いに互いを高め合って、一緒に楽しむ姿が良かったです。

情事後に変にベタベタしないのも、このカップルらしくて好き。

0

恋愛できない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

恋愛してますよー( ´艸`) ♪

「恋愛できない」??

いやいや、たっぷり恋愛を楽しませてもらいましたヾ(*´∀`*)ノ
恋愛出来ないというか、受けが恋愛オンチでとっても鈍感ななだけ…。

自分の意識の中に恋愛のレの字すらなく、
自分の性的嗜好すら理解してないというニブニブっぷりな人が、
恋愛を意識するようになってモダモダしてるのすっっごく萌えたー!!!

ようやく「好き」と自覚しても、
ここからどう動けばい…

1

恋煩い 小説

砂原糖子  志水ゆき 

(攻)×(攻)

攻めしかいない攻めキャラワールド。
二人とも一筋縄ではいかない性格で、口が悪い槻島にイラッとすることもあるのですが、お話が進んでくるとその理由が分かってきます。

お仕事描写がしっかりしているのでお仕事BLとしても楽しめます。
お話の展開は王道、でも恋愛が始まるスタートの部分が珍しくて面白いです。

あと絵師さんが素敵。
こんな絵も描かれるんだなぁと、いつもと違う感じに感動しました。…

3

センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

この恋がこんなにこじれたのは父親の所為だと思う

電子書籍で読了。挿絵なし。

すみません。ガッツリネタバレします。
地雷と言うほどではありませんが、私はツンデレをあまり好みません。「駆け引きはいいから、素直になったらいいじゃないのぉ。人生は短いのよう」と思っちゃいます。
このお話の春巳はとんでもないツンデレです。おまけにやってることが『駆け引き』と言うより、自分のプライドを守ることだけに汲々としている子どもです。仙介を「ホモの童貞」と罵…

4

全寮制男子校のお約束事 小説

砂原糖子  夏目イサク 

ストーリーはともかく

 夏目イサク先生のイラスト目当てに購入したものの、砂原先生だしストーリーも期待していたのですが…。残念ながら、今まで読んだ砂原先生の作品の中では一番面白くなかったです。
 まず最初に、いくら全寮制とはいえ、あまりにも時代錯誤な男子校の風紀についていけず、更にその中で「お雛様」と生徒達に愛でられ自らもその立場に馴染みきっている受けに、攻め以上にドン引きし、最後に、他校の女生徒襲来で今まで崇め奉って…

0

真夜中に降る光 小説

砂原糖子  金ひかる 

女性キャラ、嘉帆が一番好みだった(萎えさせてごめんなさい)

電子書籍で読了。挿絵なし。

電子書籍のリストを見ながら「あれ?砂原さんの昔の本で読んでいないやつがある」と何気なく購入したものなんですけれど、白坂と黒石がチラッと出て来るところで「あれ?この人達、なんか知ってるぞ」。
このお話『夜明けには好きと言って』のスピンオフだったんですね。好きな作品だったのに、読んだのがかなり昔だったのですっかり失念しておりました。いやー、呆けたものです。
もう1…

1

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

ファンタスマゴリアのような…

幼馴染みの再会もの。受けが貸金業ということで、893要素もあるのかなと思ってたけど、ギリギリ法的身分の会社で安心しました。

砂原先生は、自己評価の低いヤサグレ・こじらせ系受けの書き方が本当にお上手だと思います。辛い経験をして自分の殻に引き込もってしまった理由もわかるし、根っこのところでは希望を捨ててなくて、救われたいと思ってることが伝わるから、読んでてつい応援したくなります。
そんな受けか…

1

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

逃避行

すでにカプは出来上がってて、駆け落ちもの~と事前に聞いていたので
わりと甘くてゆるーい展開の話なのかなと読み初め。

兄弟として田舎にやってきた二人の日常からスタート。
年下の攻を連れてきてしまった負い目。
好きだと思う気持ちと、帰してやらないとという気持ちと。
本当は嫌いだった過去からの生い立ちと~というところですね。

だいぶ受の方が大人なんだけど
攻の大きさがよくわかるお話…

4

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

じわじわと優しさで心を満たされる

人の心の声が聞こえる青年と表裏のない実直な青年のお話。
評価が高かったので、感動できるお話を期待して読みました。思わず涙するような激しい感情の揺さぶりはありませんでしたが、じわじわと優しさで心を満たされるような、そんなお話でした。結果的に、読めてよかったと思います。
聞きたくもないのに心の声が聞こえてしまう罪悪感と、好きな相手に心の声を聞かれてしまう不安、どちらが辛いのだろうと考えさせられまし…

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