砂原糖子さんのレビュー一覧

愛になれない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

どうなることかと 少々びびりました

れん先生の挿絵目当てでget。
カラー口絵は 薄闇の中 ベッドに腰掛ける二人。
(彼シャツと上半身裸。筋肉美~)
最後に、温泉に入る二人の図があり、受けさんがちょっと照れっ 
としてる顔が可愛い。34歳のはずなんだが。
前作よりちょっと受けさんの線が細くなったように思います。
が性格は相変わらず ツンツン系。

前作読んでるのは間違いないのですが、詳細を思い出せず、
ちょっと楽し…

0

愛になれない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

かなりシリアス調です

前作の「恋愛できない仕事なんです」から、なんと4年ぶりの続編です。

前作はシリアス部分がありつつも軽快で、ラブとのバランスの良い作品という印象でした。本名が塚原に騙くらかされて、彼シャツ姿にさせられたり、いつの間にか素股をされる羽目になったりというあたりが(個人的に)萌えに萌えたものです。

しかし、今作はかなりのシリアス寄りです。二人が刑事として追っている事件で、参考人として浮上した男…

7

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

メタモルフォーゼ?

私は卑屈な受けが結構好きなんですが、BL作品て美形が出てくる作品が多くて、時々その卑屈さに違和感というか説得力が無い作品に当たってしまい、orzとなることもあるんですが、こちらの作品は大当たりでした。
主人公で受けの一葉の卑屈ぶりは中々リアリティがある気がしました。小さい頃から後妻さんに不細工だ何だって言われたらそりゃ暗くなりますし、暗いからいじめられてさらに自信が無くなって…。好きだって言って…

2

猫屋敷先生と縁側の編集者 小説

砂原糖子  笠井あゆみ 

表紙に惹かれ買い

もしかして砂原さんと合わないのかもしれない、というのが数冊読んだ今のところ。

文章そのものでは引っかからなかったのですが、気持ちの変遷で「んん?」と引っかかり、ちょっと考えてみたり改めてレビューチェックしてみたり、最後までスムーズに読み進められませんでした。

晶川(受)の、見た目が良すぎて中身とのギャップがあり、それがコンプレックスで地雷。というキャラ設定は特に文句ないのです。それに対…

1

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

責めるのではなく許す、心が浄化される話

電子書籍で読了。挿絵なし。

電子で読んで良かったかも。
紙だったら、涙で本をグニョグニョにしちゃったかもしれない。

家が隣同士で小さい頃から仲良く育った2人。
来栖は早い段階で睦くんに対する感情を、フィジカルな面も含めた恋愛であると意識しています。
ほんの少しだけ知的障がいを持つ睦くんは、ただただ来栖ことクルちゃんが好き。お絵かき、蒸したプリン、レイダーマン人形、おとうさん、おか…

4

言ノ葉ノ使い 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

シリーズ最終作?かな?

言ノ葉3部作プラス言ノ葉便りを読み終わって、初めて心を読まれることにあまり抵抗感の無いお相手が登場します
抵抗感が薄いというより外の世界への関心や希望が薄いんですね
生きることにも
翻ってカンナは自分が生きていていいと思えるように人の手助けをしないといられない 脅迫観念に苛まれているようです
2人ともなるようになってしまった人間ですが、お互いに相手と関わって関係を詰めていくうちに自分にも向…

1

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

ただただあまい

受けが溺愛される話が好きなので、今作もかなり好みでした。

攻めの澄一は御曹司・イケメン・穏やか、とかなりのスペックの持ち主です。
受けの可音は可愛く控えめな使用人。
澄一が就職を機に家を出るんですが、それがキッカケで澄一は可音の事をお嫁さん、可音は自分はお手伝いさん、という勘違いをして…というお話。

天然と天然を掛け合わせたらこんな感じになるんですね…。
可音の天然さもたいがいで…

3

真夜中に降る光 小説

砂原糖子  金ひかる 

愛を知らない猛獣が「人間」になるお話

「夜明けには好きと言って」が好きだったものの、金崎か~と思って敬遠していた続編。
読後感は「ああ、よかった…金崎が”人間”になった…」という安堵感が広がった。

砂原先生のツンデレや意地っ張り受けは嫌いじゃなくてむしろ好きなのだけど、金崎は「暴力をふるう」のがどうにもダメだった。
女の子にまでバイオレンス発揮してて、これは報いを受けても仕方ないよなというレベル。ホストの世界がそういうものな…

4

センチメンタル・セクスアリス 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

「プロポーズで頭お花畑状態」から脱却するダメっ子物語

天然おバカなツンデレ受けの春巳が可愛すぎて冒頭から受けに萌えまくりでした。バカな子ほど可愛いとはまさにこのことかと身をもって知りました。
続編がどうしても読みたくて同人誌まで買ってしまうほどハマってしまった作品。

春巳は三流モデルでお金にも女性にも弱いダメ男だけど、「案外ピュアで実は天然で面白い」のが可愛げにつながってる気がした。女性には基本的に優しく、当て馬の女性にも最初は気を使ったり空…

5

真夜中に降る光 小説

砂原糖子  金ひかる 

ツンデレ受けに萌える

 ツンデレな受けがかわいかったです。子猫というよりも、毛並みをたたせたトラみたいな新二でしたが、ちょっとずつ心を開いて行く様子、また反抗期に戻っちゃう様子がほほえましかったです。まっすぐとした心の美しいキャラクターよりも、ちょっと性格が歪んで不器用で、上手に生きられない感じのキャラクターの方が好きです。愛されずに育ったキャラは、応援したくなります。ただ別の小説でも悪役ポジションで登場していて、嫉妬…

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