砂原糖子さんのレビュー一覧

アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

BLに出てくる女の子が好きな方は是非

結論から言うと、ツボが合わず主役2人には萌えませんでしたが、脇役の女の子たちが良いのです。

主人公の受はイケメンの長身設定ですが、中身はさほどイケメンじゃないです。
フェミニンというか、女々しいというか。
ウジウジぐるぐるしていて、しゃきっとしない。
人のせいにもするし、はっきり言って弱い。
精神的に成熟していない青さでいっぱいです。

攻は朴訥で心情が読みづらいです。
彼もま…

1

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

刹那的な時間に受けは何を思い、攻めはどう見てたのか。

あらすじにも書かれているように駆け落ちしたカップルのお話です。

寂れた町で周囲には兄弟と偽り淡々とした日々を送る。
"駆け落ち"というドラマティックな恋物語の割には空気感が…あ、あれ?
どこか少し影を落とし淋しさを纏うように展開していきます。

駆け落ちの終着点は一体どこにあるのかドキドキしながら読みました。

攻めは大学1年生。
受けは7歳年上の看護師。

3

青ノ言ノ葉 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

言ノ葉シリーズ未来編

言ノ葉シリーズを全く読んでなくて悩んだのですが、設定が未来と聞き購入。最後の1文がとっても好きだったので萌よりですが萌2にしました(あのセリフが無かったら萌かな)。
訳ありで偏屈になった元発明者と彼に寄り添おうとする青年のお話、本編270P弱+その続き75Pほど+あとがき。

西暦2318年、地球の人口は300億人を超え、人々は地上から遠く離れた高い階層の上で暮らしていて
地面に触れたこと…

1

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

なんとなくピンとこなかった……

今もなお新作がでる人気シリーズだし……コミカライズも始まったし……と積み本化していたこちらを読んでみましたが、なんとなく作品と自分との距離が縮まらないまま読みおわってしまいました……。

決して悪くないのだけど、「他人の心の声が聞こえる」という特殊能力がもたらす苦難を自分でも想像してみたんだけど、自分だったら生きていられないほどの苦しみだとは思うのだけど、結局は想像の範囲にすぎないというか、ど…

5

青ノ言ノ葉 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

彼が残した「タスク」に泣いちゃいました

「言ノ葉」シリーズ新作です。
シリーズと言えど主役組も新キャラですし、舞台は300年後なので、今作だけで問題無く読めます。

で、こちら、「人の心の声が聞こえる人物」というのがテーマになるシリーズなんですね。
心の声が聞こえてしまうが故の苦悩だったり、逆に相手の恋心や欲情なんかがダダ漏れと言う萌えが見処の。
が、今回は、なんとお相手となる受けだけの「心の声」が聞こえないと言うパターンでし…

11

猫屋敷先生と縁側の編集者 小説

砂原糖子  笠井あゆみ 

攻めが猛獣かと思いきや大型ワンコでかわいかった

超絶遅筆な俺様小説家にひたすら振り回される哀れな編集担当のお話かと思いきや、クォーターで派手な外見ゆえに遊び人っぽい=黒乳首?と邪推されたことに腹を立てた受けが、バッとシャツを脱ぎ捨てて「なんなら下も見せましょうか?」と啖呵を切るところに、お主やるなぁ!感があって一気に期待度があがりました。

おまけにノンケなのにゲイだと勘違いされたことを逆手に取り、ビッチ受けのフリをしてまで原稿をゲットする…

4

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

悲しみを分け合う仲だから恋なんてできない

切ない片思いのお話。

二十歳になった千夏史には、十一年思い続けている男がいる。出会いは九歳、相手は九歳年上の兄、由多夏の同級生で現在はカメラマンをしている日和佐明。

日和佐は自らも色情狂上等!とばかりに、男女構わずセックスがお盛ん。彼自身が魅力的なのはもちろん、綺麗な人間がひしめく華やかな業界に身を置いているせいもある。出会った頃から子供は嫌いだと豪語している日和佐は、二十歳になっても…

1

愛になれない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

脇役の少年時代に萌えた

前作から二年後。
公私ともにパートナーである彼らなんだけど、二年も一緒にいる感があまり感じられないなぁ‥‥と思いました。
確かに「あいつを失えば……」というところまでに到達してるけど、二年かかってようやくそこ?と。
でも本名だから、恋愛感情が増幅していくスピードが普通の人の三倍かかるのかもしれないです。

正直言うと、彼らのラブ面に関してはあまり萌えがなかったです。
前作はあまりにも酷…

2

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

二人の未来にたくさんの希望を感じました

衛と真文が恋人に戻って終わりではなく、二人の未来についても想いを確かめ合えたことが、良かったです。真文が記憶障害で思い出を失う切なさよりも、たくさんの希望を感じました。

衛のことを忘れたくないと涙する真文に、衛は約束をします。「これからもずっと『カナリー』はここにあるから。もし迷子になっても安心して帰ってきて」と。何度真文が記憶を失っても自分たちはお互いを好きになると、衛は確信しているのでし…

1

ミスター・ロマンチストの恋 小説

砂原糖子  桜城やや 

恋するオトメン

千野はテニス部の王子様で元生徒会長という文武両道の長身イケメンなんだけど、実は夢見る乙女キャラで……というギャップ萌えが楽しい一冊です。

幼馴染から「男らしいのは見かけだけ」と言われてる千野の思考回路は本当に乙女で、何度読んでて乙女か!と突っ込んだことか。

有坂に一目惚れした日の夜に、ラブレター三枚を書き上げるも結局出せずに机の奥底にしまったままとか、星占いのチェックを欠かさずラッキー…

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